こんにちは!武田塾お茶の水本校 講師K です!
難関私立大学や多くの難関国公立大学では長い英語長文が出題され
限られた時間の中で正確な処理を求められます。
受験生の多くは、英語長文を「素早く」「正確に」読み進めることに苦労されているかと思います。
みなさんそれぞれ毎日英語長文を読みこんだり
文法・語法を塗り固めたりなど対策をされているでしょう。
もちろんそれらの対策も効果的で必要なことですが
現役東大生の私がオススメするのは「音読」と「要約」です。
<目次> ①音読1.必ず文法事項や語法、単語を調べ尽くし、憂いのなくなった文章を音読すべし2.できれば音声CDのある教材を選ぼう!3.文章のどこが重要な箇所なのかを意識しながら音読しよう!4.長すぎる、難しすぎるものは避ける※周りの目が気になって音読にチャレンジできないよって方向けに②要約1.3~4段落を100時程度にまとめる。2.文章の切り抜き作業にならないように! |
①音読
音読、と聞いて
「え、またかよ〜」
「学校の先生と同じじゃん、、、」
とガックリされた方もいたかもしれません。
しかし、音読には数え切れないほどのメリットがあります。
まず一つは安直ですがズバリ「読むスピードが上がる」です。
参考書に掲載されるような英語長文問題はいわゆる「良問」が多いです。
幅広い層の受験生が利用するための参考書なのですから、よく考えれば当たり前です。
このような「良問」の英語長文には受験英語に頻繁に登場する表現や構文が多く登場します。
音読を繰り返し行うことで表現や構文が頭に入るので、読むスピードは格段に上がるはずです。
二つ目は「将来に役立つ」ことです。
こんなワードを出せば、多くの方は「胡散臭っ、、、」と思われる方も多いでしょう。
(多くないことを祈りますが)大学受験の英語はリスニングの実施される学校や共通テストの英語の配点の大きい学校を除けば、英語の発音を理解し切らずとも乗り切ることができてしまいます。
ですが、英語をせっかく勉強するなら正しい発音をできるようになりたくありませんか??
単語単語の発音をチェックし、読み方を調べる作業も地道ですが、役に立つはずです。
次に、具体的な長文の「音読」のやり方についていくつかアドバイスをします。
1.必ず文法事項や語法、単語を調べ尽くし、憂いのなくなった文章を音読すべし
自分の中で不安点の残った文章を音読したとしても効果は半減してしまいます。
しっかり読解と読み方の理解ができた上で音読に臨みましょう。
2.できれば音声CDのある教材を選ぼう!
音声教材があれば、正しい発音読み方を簡単に知れるはずです。
またシャドーイングも行えれば、リスニング対策にもなるはずです。
もし使っている長文参考書になければ、単語帳の章末にある文章を選んでもいいかもしれません。
3.文章のどこが重要な箇所なのかを意識しながら音読しよう!
書き手の主張など重要だと思ったところを強く読むなど
実際のプレゼンなどで使用されるような読み方を意識して、真似をしてみてもいいでしょう。
メリハリのある読み方が長文読解の際にもできるようになるはずです。
4.長すぎる、難しすぎるものは避ける
音読をしながら作業的な声出しに陥る、内容が理解できなくなるような長文は
まだレベルがあっていない証拠です。
自分にあったレベルのものから(最初は100~200wordレベルのものから、ずっとその長さでも問題ないかもしれません)始めましょう!
※周りの目が気になって音読にチャレンジできないよって方向けに
長文の音読が周りに聞かれるのは恥ずかしい、、、という人はお風呂や
お布団の中などで音読にチャレンジしてみてもいいかもしれません。
私は、お風呂の中で、長文のコピーをジプロックに入れて
プレゼンするような感じで10回程度音読してから湯船から上がるようにしていました。
②要約
要約は入試で使わない人からしてみれば
「必要ない」
「丁寧に読み込まなきゃいけなさそうで時間のムダ」
と思われる方も大勢いらっしゃるかもしれません。
ですが、要約はあらゆる分野に通ずる万能な勉強法です!
限られた時間内に文章の重要なポイントを見抜いて読めるようになることは
長文の「速く」「正確な」読解に必ず繋がります。
要約を実施する際の具体的なアドバイスを以下に記しますので参考にしてみてください。
1.3~4段落を100時程度にまとめる。
分量や問題は東大入試の英語の大問1(A)を参考にすると良いです!
「え、東大?関係ない」と思った方もいらっしゃるはずですが
文章の難易度は難関私大の長文に比べても高くなく、10分程度で取り組めるようになると良いです。
(東進の過去問データベースから無料で入手できます)
手持ちの参考書で行う際は自分で段落を区切って、段落ごとに要約してみるのもアリです。
日本語訳があれば、要約も行いやすいはずですし、要約つきの参考書もあります。
2.文章の切り抜き作業にならないように!
要約を行う人が陥りやすいのが、文章を切り抜き、それを訳するという作業です。
これは「作業」であって「要約」ではありません。
段落の大意から「自分の言葉」で説明するようにしましょう。
記述入試のない学校であっても、自分の言葉で文章を理解できなければ
難しい選択肢問題に太刀打ちできません。
(要約問題や自分で要約すると決めた部分をそのまま音読に使ってみると
ちょうど良い長さで頭に残りやすいと思います)
要約で、精読力と読解力を高め、音読で速読力を鍛える勉強法は派手であったり
ラクな裏技的なものであったりはしないでしょう。
ですが、この方法はどんな人でも使えますし
他教科の勉強や大学以後の勉強でも役立つ基礎的なものです。
一つでも参考になる情報があれば、幸いです。
========================
武田塾御茶ノ水本校では無料受験相談を行っています。
「勉強のやり方がわからない、、」
「どの参考書を使えばいいのかわからない、、」
「授業を受けても意味ない気がする、、」
受験に関するあらゆる悩みに、無料で個別アドバイスをさせていただきます。
※御茶ノ水本校のココがすごい8選。選ばれている理由は
〒113-0034
東京都文京区湯島2-4-3
ソフィア御茶ノ水 301