こんにちは。武田塾御茶ノ水本校のKです。
最近、英語4技能試験が話題になっていますよね。
今回はその一つ、「IELTS」について書いていきます!
<目次> 1:IELTSってなに?2:IELTSで得する大学受験3:IELTSのコロナ対策4:終わりに |
IELTSってなに?
主にアメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドへの
海外留学や研修を行うために必要な英語力を証明する試験です。
海外留学以外にも、日本の大学入試にて得点換算に使われることがあります。
TOEFLとの違いは?
海外留学準備用の試験と言えばTOEFL iBTが有名ですが、IELTSとTOEFL iBTの違いは
「コンピューターテストかペーパーテストか」という点です。
TOEFL iBTはすべてコンピューター上で試験に取り組みますが、IELTSはペーパーテストとなります。
日本人はペーパーテストになれているので、IELTSのほうが解きやすいと感じる人は多いようです。
筆者はTOEFL iBTとIELTSの両方を受験しましたが、TOEFL iBTのWritingパートでは
英文をキーボードでタイプするのに大変苦労しました。
IELTSでは特にストレスなく取り組むことができました。
SpeakingでもIELTSのほうが取り組みやすい印象です。
TOEFL iBTではPCに向かって独りで話す必要があるため、大変違和感があります。
IELTSではネイティブ試験官とのFace to Faceの試験となるので「話の間」や「テンポ」が
通常の会話と同じであり、自然に取り組むことができます。
より実践性が高いとも言えるでしょう。
IELTSの申し込みに必要なものは?
IELTSの申込ではパスポートが必要になります。
受験日まで有効なパスポートがあるかしっかりチェックしましょう。
受験料は25,380円と高額なので予算の確認も必要ですね。
IELTSの対策は?
大学受験の英語学習が基本になります。
受験英語の基礎無くしてIELTSでの高スコアはあまり望めないかもしれません。
ただ、IELTSの試験形式に合わせた学習も大切です。
有名で使いやすい参考書を一部紹介します。
実践IELTS英単語3500
引用:Amazon
有名なIELTS用単語帳です。
各単語に対する例文や音声データがあるので、空いた時間で耳からも学習できます。
ただ、基本の1000単語に関する情報が少ないため、ある程度の語彙力を備えた方が使うべきとも言えます。
新セルフスタディIELTS完全攻略(画像のっけられたらのっける)
引用:Amazon
IELTSは「Writing」「Reading」「Listening」「Speaking」の4つのパートでテストが実施されますが
すべてのパートの試験形式や解答のコツをまとめた参考書がこちらです。
各パートの情報が詳細に書かれており、IELTS受験のバイブルと言ってもいいでしょう。
ただ、演習量はあまりとることができないため、公式問題集などを追加で購入する必要があります。
IELTSで得する大学受験
IELTSのスコアによっては大学受験で優遇される場合があります。
以下は2020年度入試におけるIELTS利用のある入試です。
※最新のものではありません。必ず各校の募集要項をご確認ください。
例1:千葉大学理学部物理学科・園芸学部応用生命科学科はIELTSスコアに応じて加点
例2:国際教養大学国際教養学部はバンドスコア6.5でセンター試験満点換算
例3:学習院大学国際社会科学部はバンドスコアに応じて得点換算
このように、多くの大学入試でIELTSは利用されています。
IELTSは年間を通して定期的に受験することができるので
1発勝負の苦手な方にもIELTS入試は向いているかもしれませんね。
IELTS利用入試でなくてもIELTS対策は効果的
大学入試におけるIELTS学習のメリットは得点換算だけではありません。
「大学受験全般に通用する英語力の基盤を作ることができる」点が
IELTS学習の最大のメリットといってもいいでしょう。
メリット➀
長文の処理速度向上 IELTSのReadingでは、約900語の長文3題、全40問を60分以内で解答します。
文章のレベルは簡単でもなく、難しすぎることもない標準的なレベルであり
各設問ではそこまで深い内容を問われることはありません。
IELTSを学習することにより、「問題を素早く、正確に処理する能力」や
「全体の要旨を短時間でとらえる力」を効率的に養うことができるのです。
メリット②
自由英作文のトレーニング IELTSのWritingでは2つのTaskに関する自由英作文を解答しなくてはなりません。
Task1では150字の作文を20分間で、Task2では250字の作文を40分間で解答します。
なかなかの量です。
Writingの対策をする中で、自由英作文の重要事項である「同じ内容を異なる表現で記述する力」や
「具体例や経験を用いたテーマの深め方」を学ぶことができます。
また、様々なテーマの課題に触れることができるため
大学受験の自由英作文で頻出の話題については、網羅的に対策することができるとも言えるでしょう。
このように、IELTSの学習をすることは大学入試英語への基礎作りにもなるのです。
IELTSのコロナ対策
4月、5月のコロナウイルス感染拡大に伴って、同時期のIELTSは
いくつかの会場で中止となりました(筆者も受験が1度延期となりました)。
現在は当初の予定よりも大幅に試験日程が追加され、通常に実施されています。
※参考:https://www.eiken.or.jp/ielts/
ここでは、IELTS受験のコロナ対策に関して書いていきます。
試験スタッフと会場の工夫
試験会場のスタッフは全員マスク&フェイスシールド&手袋を着用しています。
試験前の口頭説明は、マスクを着けたまま英語で行われるためか少し聞き取りにくいので
試験に関する注意事項は、あらかじめ調べてから本番を迎えられるようにしましょう。
Speakingパートの実施方法変更
前述のとおり、IELTSのSpeakingテストはFace to Faceでの実施となります。
試験官(Examiner)も受験者(Candidate)もマスク着用でのテストとなるので
「相手の質問が聞き取りづらい」&「解答を伝えづらい・うまく聞き取ってもらえているか不安」
という印象を受けました。
対策としては以下のものが考えられるでしょう。
➀マスク着用で練習する
Speakingの練習を友達同士で行う人は多いかと思いますが、必ずマスク着用で練習しましょう。
相手の質問を注意深く聞き取る習慣を付けたり、大きな声ではきはきと話す訓練をすることは
今回のコロナ対策下での試験では大変重要になってきます。
②過去問に目を通す
IELTS Speakingテストで過去にどんな内容が問われたかは
インターネット上で多く見つけることができます。
あらかじめ過去問に目を通しておくことで、質問内容が少々聞き取ることができなくても
「きっとこんなことを問うているんだな」というように質問内容を推測できるようになります。
終わりに
さて、IELTS試験についていくつかの観点から書いていきました。
今後ますます人気が高まっていくといわれるIELTS。
大学受験生の方もそうでない方も是非チャレンジしてみてください。
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