こんにちは!
武田塾 御茶ノ水本校 教務の久保島です!
皆さん、勉強の調子はいかがでしょうか?
時間が経つのは本当にあっという間ですよね。
これまで武田塾では、時間を有効に使うための一つの手法として内職について紹介してきました。
内職についての動画や記事をご覧になって、皆さんはどう思われましたか?
内職を推奨してくれるなんて、なんて素晴らしい塾なんだ!
本当は内職をしたいけど、そんな簡単にできない!
授業を聞かずに他の勉強をするのはさすがに・・・
と、内職に対していろいろな考え方があるかと思います。
私は過去に学校教師として勤めていたこともあるので、今日はこの内職について
学校教師目線で意見を述べていきたいと思います。
※内職をしている生徒への対応や考え方は
地域や学校、先生、生徒によって様々だと思いますので
あくまでも一個人の意見としてご参考いただければと思います。
<目次> |
学校の授業には無駄が多い
結論から申し上げますと、私も内職については賛成派です。
学校教師を辞めて武田塾にいるくらいですので、予想はできたかもしれないですね。
実際に内職を「するかしないか」は置いておいて、「したいかしたくないか」だけで考えると
多くの受験生は内職をしたいと思っているはずです。
というのも、教員目線から見ても、学校における授業には「無駄な時間」が多いです。
授業中「この時間無駄だな」と思ったこと、ないですか?
(もしなければ、その学校はかなり教員に恵まれています)
授業における無駄な時間について、いくつか例を挙げてみると…
残った時間は待っているように指示された。
・授業で解説している内容はすでに学習を終えており、完全に理解できている範囲である。
・そもそも先生の説明が全然わからず、ただ聞き流しているだけ。
他にも、自分の受験科目でないため優先度が低いなど、いろいろなケースが考えられますが
このような状況下で生徒は内職をすることが多いです。
内職という行為は、この無駄な時間を有意義な時間に変えるために行われます。
私も教員時代、自分の授業を振り返って「今日の授業は無駄が多かったな」と反省することもよくありましたし
他の先生方の授業を見て「これは自分だったら内職するな」と思うこともありました。
学校の先生の業務量は膨大なので、授業準備にそこまで時間を割くことができないという現実もあります。
なんで先生は内職を注意するの?
内職を黙認してくれるタイプの先生は、受験生にとってはとてもありがたいですよね。
では、厳しい先生はなぜ内職をしていると注意してくるのでしょうか?
そもそも内職って勉強しているわけだし、悪いことをしているわけではないじゃん!と
思う生徒もきっといるのではないでしょうか。
理由はいたってシンプルで、「授業中は、その授業を聞く」というのが学校教育におけるスタンダードだからです。
内職をする生徒には「無駄な時間を過ごしたくない」という気持ちがありますが
学校には「ダメなものはダメ」という慣習があり
厳しい先生はその慣習や決まりに倣って注意をします。
厳しい先生に「参考書の方がためになるから」なんて理屈は通用しません。
「問題を解き終えて待っている時間がもったいないので…」と説明しても
「いいからしまいなさい」と注意されるでしょうし、
「先生の説明より参考書の方が実用的なので…」と授業を否定すれば
「聞かないからわからないんだ!」と感情的になる先生もいます。
ここで元教師として一つ知っておいてほしいことは、学校の先生たちの仕事には「生活指導」も含まれていることです。
なので、決して注意をしてくる先生が間違っているわけではありません。
むしろ、しっかりと仕事を全うしているという点では、社会人として立派といえるでしょう。
ですが、効率について考えたとき、自分にとって無駄な時間を過ごすのと
少しでも受験に向けた学習時間を確保するのでは
受験生にとってどちらが効率的かは言うまでもありません。
日本における学校教育は、効率という点では非常に後進的です。
また、高校は教科の数も多く教師の数も多いので
いわゆる「当たりはずれ」というものがあるのも事実です。
わかりやすい授業をしてくれる先生もいますし
勉強以外でためになる話をしてくれる先生もたくさんいます。
反対に、経験が浅かったり、教科書の文章をただ黒板に板書しているだけの先生もいますよね。
(そーゆー先生に限って厳しかったり…)
とにかく、内職を注意するということは学校の先生の仕事の一つでもあるということは、知っておきましょう。
それでも内職はするべき
冒頭でも書きましたが、授業中の内職についての考え方は人それぞれです。
ですが、受験生にとって時間は命。
内職をすることで他の受験生と差をつけることができるというのも事実です。
無駄な時間を有意義な時間に変えることで合格の可能性が少しでも上がるのであれば
内職はするべきです!
ただし、学校というのは集団生活の場でもあります。
内職への注意を受けて授業が止まったりすると他の生徒の迷惑となることがありますし
何回も注意を受けると厳しい指導や処分の対象となる可能性もありますので気を付けましょう。
詳しい内職のやり方については過去の記事や動画でも紹介しておりますので
受験までの時間を少しでも有意義に過ごしたいという人は参考にしてみてください!
また、中には柔軟な考え方を持った先生もいて、授業の前や放課後などに
自分の受験に対する思いや状況を本気で相談すれば、配慮してくれる先生もいます。
優しい先生と厳しい先生のどちらが良い先生かという議論に正解はありませんが
大切なのは受験生である自分が今何をするべきかを考えるということ。
その時間が無駄だと判断するのであれば、思い切って内職をして勉強時間を確保しましょう!
目的達成のために必要なことを自分で考え、取り組んでいく。
これもまた大人になってから社会に出て生きていく上で必要な力の一つであり
学校が子供たちに教えていくべきことの一つなのではないでしょうか。
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大人としても教育者としても、生徒や子供の気持ちを理解することはとても大切ですよね!
武田塾のスタッフは、受験生や、学校に通う生徒の気持ちをよく理解しています!
また、
・勉強が思うように進まない
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