こんにちは!武田塾大府校のKです!
大府校のお盆休みも折り返して5日目になりましたが、皆さんの勉強は順調ですか?
台風が接近しているので、危険を感じたら迷わず避難するようにしてくださいね。
何よりも命が大事です…!
さて、3本目となる今回は「過去問を使った勉強の仕方」についてお話しします。
1本目の記事で「5〜7日目は過去問を解こう」というお話をしましたが、具体的な取り組み方はあまり書いていませんでしたね。
なので、この記事では効果的な過去問の取り組み方をお伝えしていきます。
1本目の記事を確認していない人は、今すぐ以下の記事をチェックしてください…!
過去問演習の目的
具体的な勉強法のお話をする前に、改めてこの時期に過去問を解く意義をお伝えします。
何事も目的意識が無いと最大限の効果を得られなくなってしまうので、「やれって言われたからやる」という姿勢にならないように、しっかり目を通していただけると幸いです…!
過去問演習には様々なメリットがありますが、私はそれらを大きく3つに分けられると考えています。
それぞれ簡単に触れていきましょう。
1.現在の実力と目標までの差を確かめられる
過去問を解くことで得られる最大のメリットは、ここまで頑張ってきたことでどのくらい入試に太刀打ちできるか分かることです。
また、ここからどれほど頑張らなければいけないかも同時に確認できます。
模試とは違い、自分で取り組めば即日で実力を確かめられるため、模試の結果以上に入試への実感が湧いてくるでしょう。
闇雲に勉強するよりも、目に見える目標を定めて勉強する方が何倍も良くなるので、時間がある今のうちに効果測定をしてみてください!
2.難しい問題に取り組むことが飛躍的な成長につながる
よく「練習は本番のつもりで、本番は練習のつもりで」なんて言いますが、実際には本番を何回も経験しないと練習の成果を出すのは難しいですよね。
丁度この時期は甲子園やインターハイなどの全国大会が各地で行われていますが、そのような大会に出場している選手は何回も強豪校と練習試合を行っています。
強い相手と戦って負けることで、その悔しさと経験を糧に成長し大舞台へと至るのです。
勉強も全く同じです。
予め言っておくと、過去問に取り組んだ人の大半が予想以上に問題を解けず撃沈するでしょう。
その失敗体験こそが大きな成功の基です。
入試直前期は失敗すると精神的に大ダメージを受けるので、失敗できる期間は今しかありません。
ぜひ今のうちに当たって砕けてみてください…!
もちろん、予想通りの点数が取れた人は自信につなげていきましょう!
3.勉強するべきポイントを分析できる
撃沈する人が多いと前述しましたが、それは単に勉強不足なだけでなく、独特な出題に対するアウトプットに慣れていないという理由が挙げられます。
参考書は単元や解法などでまとめられているため、勉強しやすくなっています。
しかし、実際の入試問題では複数のポイントを組み合わせて解くような問題しか出ないので、まずは使うポイントを見抜かなければいけません。
逆に考えれば、過去問の解説には重要なポイントが凝縮されているので、本当に勉強すべきものが何か分かります。
つまり、過去問に取り組んでしっかり解説を読み込むことで、参考書を使った勉強の質が1ランクUPするのです。
(教学社 : https://akahon.net/ )
過去問演習の進め方
ここからは具体的な勉強方法についてお話ししていきます。
過去問演習は4段階に分けて進めるのですが、その中で3段階目までは同日中にやらないと効果が半減するので気をつけてください。
では、それぞれの段階について詳しく見ていきましょう。
①本番と同じ時間で問題を解く
まずは実際の入試と同じ日程で問題を解いていきましょう。
ここでの重要なポイントは「確実に解ける問題を全て取りきること」です。
実力試しとして取り組んでいる部分もあるので、現在の実力でどれだけ点数を取れるか確かめるという意味でも、分からない問題に時間をかけないよう心がけてください。
また、自己採点は必ず2段階目まで終わってからにして欲しいので、丸付けくらいならできそうな時間があったとしても、その時間は次の科目の勉強に費やしましょう。
②時間内に解ききれなかった問題に取り組む
全ての科目を解き終わったら、次は時間を気にせずに解けなかった問題を考えてみましょう。
1段階目の目的が実力試しであるのに対し、2段階目の目的は「今まで勉強してきたことが使えるか確認すること」にあります。
しっかり解き方を復習するべきなのか、それとも速く解けるように演習するべきなのかを判断する材料となるので、1段階目で解いたものと区別しておいてください。
③自己採点・解説を使って解き直し
自力で解けるだけ解いたら、自己採点と解説を使った勉強をしましょう。
この時のポイントは、自分の回答を直すだけでなく「ポイントである考え方を回答にメモすること」です。
よく記号や計算式しか書かない人がいますが、それでは何の勉強にもなりません。
その回答となる根拠(間違っていると言える根拠)を理解し、かつそれを使えるようになることで初めて初見問題にも対応できるようになるのです。
この3段階目の内容の濃さがこれからの勉強の質、ひいては入試の結果に直結してくるので、気合いを入れて取り組んでください!
④参考書にある類題をチェック
特に理系と社会科で取り組んで欲しいことが「解説の内容が参考書のどこにあるかチェックすること」です。
過去問の解説には重要ポイントが凝縮されていますが、一方で前後関係や関連知識については全く記されていないことがほとんどです。
しかし、入試で問われるのはその関連知識なので、過去問の内容だけを勉強してもほぼ意味がありません。
従って、過去問の内容を一通り勉強したら、最後は参考書に立ち返って勉強してください!
おわりに
いかがでしたか?
今回はお盆休み5日目の話題として、「過去問を使った勉強法」についてお話ししました。
大学の入試問題、という文字列を見ただけで億劫になってしまうかもしれませんが、気づけば半年後には毎日どこかの入試を受けているような期間に入っています。
そろそろ難敵に立ち向かっていかなければいけない時期です。頑張れ…!!
武田塾大府校では、
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