こんにちは!武田塾大府校のKです!
大府校のお盆休みが3日目になりました。
1本目の記事を読んで真剣に勉強している方は、昨日までの2日間で基礎力がグッと向上しているのではないでしょうか?
もし「何のこと?」となっている方がいれば、ぜひ以下の記事も読んでみてくださいね。
まずは復習第一ですよ!
↓↓↓お盆休みの1週間でやっておきたい勉強3つを伝授!↓↓↓
さて、2本目となる今回は「1日15時間以上勉強する方法」についてお話しします。
河合塾によると、2022年度における河合塾のOB・OGを対象にした調査では、夏休みの休日の平均学習時間は9.1時間、また回答者全体の8割以上が「7時間以上」勉強していたと回答しています。
つまり、たとえ10時間勉強しているとしても、なかなか差をつけることができないのです。
ここで、ライバルと差をつけたい受験生には2つの選択肢が与えられます。
すなわち、「量を増やす」か「質を上げる」かの2択です。
自力で勉強の質を上げるのは難易度が高いので、今回は量を増やす方向で考えていきましょう!
はじめに:「睡眠」と「食事」の時間は絶対に削らないこと
1日15時間も勉強するには、必ず別のことに使う時間を削らないといけませんよね…。
しかし、人間には必ず削ってはいけない時間が存在します。
それが「睡眠」と「食事」です!
それぞれ簡単に理由を説明しますね。
睡眠は記憶を定着させる重要な時間
もはや言うまでもないかもしれませんが、人間は睡眠中に記憶を整理しています。
少し言い換えると、短期記憶が長期記憶に変換されるタイミングが睡眠中なのです。
この時間を削ると、せっかく頑張っても何割か無駄になってしまうということは火を見るより明らかですよね。
また、睡眠は健康にも直結しているため、この時間を削ると体調不良に陥ってしまう可能性も高まります。
体調を崩してしまうとそもそも頑張ることすら困難になりますし、全体を通して見たら勉強時間を増やさないままの方が多かった、なんてことにもなりかねません。
そうならないためにも、睡眠時間を削ることは絶対にやめましょう…!
食事の仕方で脳の動き方が変わる
こちらも自明のことかもしれませんが、食事は脳を動かすためのエネルギーを摂取する重要な行動です。
そのため、ご飯を食べないというのは論外なのですが、もっと言うと早く食べることも良くありません。
早く食べる、つまりよく噛まずに食べると消化が悪くなりますよね。
すると、消化器官に費やさなければならないエネルギーが大きくなるため、相対的に脳に供給されるエネルギー量は減少します。
従って、食事の時間を削っても勉強の質が落ちてしまい、量を増やしても効果が無くなってしまうのです。
よく噛むことで顎を動かすと脳の活性化にも繋がるので、食事の時間を削るのはなるべく避けるようにしましょう!
時間の目安は「2時間×7セット+隙間時間」
睡眠と食事は削ってはいけないというお話をしたので、ここからは本題の1日15時間以上勉強するための方法をお話ししていきます。
結論から言うと、朝食後から昼食までに5時間、昼食後から夕食までに6時間、夕食後から就寝までに4時間、それぞれ勉強できれば1日15時間の壁を越えられます。
それぞれのイメージについてもう少し深掘りしてみましょう。
(ここでは0時就寝、7時起床を前提としてお話しします。)
昼食までに2時間×2セット+1時間
まず朝7時に起床したとして、朝ご飯とその他諸々に1時間を使うとします。
すると、8時には勉強できる状態になっていますね。
しかし、まだこの段階では脳が覚醒しきれていないので、計算や長文のような熟考する問題は取り組みにくいです。
そこで、9時までの1時間は前日に覚えた語彙や公式の復習をしましょう。
9時からは2時間を1セットとして勉強を進めていきます。
その2時間の内訳ですが、試験を想定して120分まるごと勉強に費やしても良いですし、25分勉強して5分休憩するサイクルを4回こなしても良いです。
どちらにせよ、集中力の限界も考慮すると20分ほどは頭に何も入らない時間があると思っていてください。
2セットで13時前後になるので、ちょうど昼食のタイミングに合わせることができるでしょう。
昼食後から2時間×3セット
昼食を含めて1時間休憩を取った後は、頑張って6時間ほど机に向かいましょう。1日の中で最大の正念場です…!
2時間の内訳は午前中と一緒なので割愛しますが、その代わりに昼休憩の過ごし方について2つほどポイントがあります。
1つは、必ず45分〜1時間ほどを昼休憩として「定めておく」ことです。
入試でも模試でも必ず昼休憩が設定されていますが、言い換えれば「自分のタイミングで問題に取り組むことができない」時間が設定されているということです。
昼食も休憩も終わって余った時間を隙間時間と見なして勉強するのは推奨しますが、そのまま流れで勉強に入っていくのは避けると良いでしょう。
もう1つは、昼食後に一息つくことです。
実は、消化が促進されるには副交感神経の方が優位になる必要があります。
簡単に言えば、リラックスしていないと消化が進みにくいということです。
消化が進まなければエネルギーを得られないため、意図的にリラックスする時間を設けるようにしてみてください。
夕食後から2時間×2セット
夕食を含めて1時間休憩を取った後は、残りの4時間をやりきりましょう。
勉強サイクルは変わりませんが、この時間だけはやって欲しいことがあるのでお話しします。
それは「必ず1日の復習をすること」です!
皆さんは『エビングハウスの忘却曲線』をご存知ですか?
実は、人は何かを記憶しても20分後には42%も忘れてしまいます。
そのまま復習しないと、1日後には全体の66%を忘れてしまうので、復習しなければしないほど勉強したことが無駄になってしまうのです。
また、1日中勉強を続けているとどうしても脳はストレスを感じてしまうため、午前中ほどの集中力を保つことはできません。
その状態で新しいことを覚えようとしても、効率が悪く勉強量に見合わない結果しか残せないでしょう。
以上から、最後の4時間はそれまでの半日分を復習することがベストだと言えるのです。
暗記は「隙間時間」を使おう
さて、ここまでお話しした内容だけで15時間の壁を越えることができましたね。
…と言って終わってしまうと、実は不十分です。
前述しましたが、2時間のうち20分は勉強していても脳に内容が入ってこない時間があると考えられます。
合計すると、2時間半は勉強できているかどうか分からない時間があるということです。
とはいえ、1日はどれだけ足掻いても24時間しかないので、これ以上勉強時間を増やすのは物理的に無理そうですよね。
ということで、何かをしながら並行して勉強できる時間や隙間時間を有効活用しましょう!
並行して勉強できる時間の例としては、歯磨き中や入浴中などが挙げられます。
また隙間時間の例としては、移動中や各ご飯休憩で一息ついた後の残り10分などが挙げられます。
このような時間ではじっくり何かを考えることが不可能に近いので、考えるより覚える必要がある暗記系の勉強をおすすめします。
おわりに
いかがでしたか?
今回はお盆休み3日目の話題として、「1日15時間以上勉強する方法」をお話ししました。
部活や補習で夏休みでも勉強時間が取れなかった人・お盆休みのスタートダッシュが遅れてしまった人は、これを読んだ今からが巻き返すチャンスです。
お盆休み初日から頑張って苦手を克服しようとしてる人は、更にライバルを引き離すチャンスです。
正しい方法で勉強量を増やせば、必ず損になることはありません。
残り5日間、己に活を入れていきましょう!!
武田塾大府校では、
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