こんにちは! 大府校講師です!
新学期が始まってからすでに2か月が経ちましたね。新しい学校生活や学年には慣れてきましたか?
新しい学年になり、自分の進路について改めて考え始めている人もいるのではないでしょうか。
その中で推薦方法の受験を考えている人もいると思います。
しかし、大学の受験のシステムは複雑なものが多く、推薦入試の仕組みがあまり理解できていない…という方も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、推薦受験の仕組みとその対策方法について解説します。
推薦受験を視野に入れている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
推薦受験の仕組み
はじめに、推薦受験の仕組みについて解説します。
推薦入試には大きく分けて「学校推薦型選抜」と「総合型選抜」の2種類があります。
どちらの試験でも、基本的には書類審査や面接、小論文、学科試験などを受験します。
この2つの受験の方法の大きな違いは、
高校の校長の推薦が必要か、自分で推薦するか
です。
具体的にどのようなものなのか、説明していきますね。
学校推薦型選抜
学校推薦型選抜の大きな特徴は、
高校の校長の推薦が必要ということです。
そして、学校推薦型選抜では「指定校制」と「公募制」の2種類に分かれます。
「指定校制」
指定校制とは、自分の通っている高校が大学の指定校枠を持っており、その条件を満たし学内選考で選ばれた人が受験できる制度です。
指定校推薦をもらうことができれば、合格する可能性は高いです。
しかし推薦に応募するためには高い成績が求められ、校内で推薦してもらえる人数も限られているため狭き門です。
また、指定校は全ての高校が持っているわけではなく、学校によって持っている大学などが異なります。
指定校を取りたいと思っている人は、高校が行きたい大学先の指定校枠を持っているのか、評定などがどれくらい必要なのかなど、情報を早めに集めるようにしましょう。
基本的に評定は最も重要とされているため、高校一年生の時から定期テスト対策をしっかりと行い、良い成績を収めることがポイントです。
「公募制」
公募制には、公募制一般選抜や公募制特別推薦選抜などがあります。
一般選抜は、大学が求める条件を満たして、高校からの推薦をもらうことができれば誰でも受験できます。
そのため、合格率は高い傾向があります。
特別推薦選抜はスポーツ推薦や有資格推薦、文化活動推薦など、大会の成績や資格、その他の野外活動などの面で活躍した実績や経験がある生徒が受験できる方法です。
総合型選抜 (旧AO入試)
総合型選抜は、学校型選抜とは異なり、高校の校長の推薦はいらず、条件を満たすことができていれば自分で大学に出願できる入試方法です。
そのため、高校時代の実績のみならず、大学への関心などを評価してもらうことも重要です。
推薦型の対策方法
では、ここからは実際に推薦型入試に向けてどのような対策をしたら良いかについて説明していきます。
学校によって受験方法は異なりますが、基本は小論文や面接です。
そのため、ここでは小論文と面接の対策方法を中心に説明していきます。
小論文対策
小論文の対策を行う際は、まず過去問を入手し、具体的にどのような問題形式で問われる傾向があるか理解しておくことが大切です。
小論文もさまざまな形があり、国語のように文章を読んで答える問題、文章を読み要約する問題、自分の意見を書く問題などがあります。
受験する学校の問題形式がどのようなものなのかを理解した上で、求められている答えを書ける練習を進めていきましょう。
自分で採点することは難しいと思うので、学校の先生や添削サービス、親など他の人にも添削をお願いすると良いですね。
また自分で文章を作ることが多いと思うので、漢字や文章構造の作り方、語句の理解などは勉強しておくことをおすすめします。
面接対策
次に面接の対策方法です。
書類審査でも言えますが、面接を行う上で大学について、そして自分自身についてしっかり理解しておくことは重要なことです。
面接では、大学で何を学びたいのか、高校生活でどのような実績を積んだのか、なぜ自分はここの大学でなければいけないのかなど具体的に言語化する必要があります。
いざ聞かれると、言語化するのは難しい…と思ってしまいますよね。
そのため、まずは大学や自分について分析を行いましょう。
面接は、練習すればするほど上達することができます。
小論文同様に、こちらも自分のみでの練習は難しいと思うので、学校の先生や友達、親などに協力してもらい面接の対策を行えると良いですね。
面接練習を手伝ってもらう際は、必ずフィードバックをもらいましょう。
「同じ言葉を繰り返してしまっている」や「話すスピードが早い」など、自分では気付けない自分の弱みを見つけることができます。もしかしたら自分の強みもそこで見つけられるかもしれませんよ。
対策を始めるときは、あらかじめ質問に対してどのような答えを話すか紙などにまとめておくと良いです。
ただ自分が予想していなかった質問でも対応できるように、話す内容を丸暗記することは避けましょう。
対策時期
対策を始める時期ですが、多くの学生は2年生の後半〜3年生の前半で本格的に受験に向けた対策を始める傾向があります。
しかし、学校推薦型選抜で受験したい場合は推薦をもらうことが大前提です。
推薦をもらえる基準は高校での行いが重視されます。
1年生からの成績や学校での生活態度、部活での成績など、3年間の高校生活での頑張りが見られるため、1年生のうちから良い成績を収められるよう努める必要があります。
早い段階からどのような進路や学部に自分が進みたいかなどを考えておくことが大切ですね。
ただここで注意しなければいけないことは、推薦がもらえたからといって、100%合格する保証はないということです。
そのため、一般受験に向けた対策も同時並行で進めていく必要があります。
もしも推薦で落ちてしまった場合、どこの学校を受験するかについても考えておく必要があります。
一般受験と推薦受験の同時並行での対策は大変だと思いますが、しっかり計画を立てて対策を進めるようにしましょう!
まとめ
いかがでしたか?
進路先や受験方法はさまざまであり難しいと感じてしまうかも知れませんが、自分の将来を左右する大事なことです。
パンフレットや大学のホームページ、学校見学会など早めに行動を取って、自分がどのような進路に進みたいのか考えましょう。
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