こんにちは!武田塾大府校のKです!
5月も半分が終わり、ぼちぼちテスト週間が終わった方も出てくる頃でしょうか。
まだテスト週間が終わっていない方は、
今すぐブラウザバックして中間テスト対策に取り組みましょう…!
はじめに
私は以前の記事で「模試対策は必要ない」と豪語しております。
また、それはこの記事を書いている今も変わりません。
皆さんが中間テストを控えていたり返却されていたりするこの時期は、
①中間テストの勉強
②(返却されたら)中間テストの解き直し
③記述模試の勉強
という順番で勉強に取り組んで欲しいです。
極端ですが、模試を受験しなくても入試は受験できる以上、「模試の方が定期テストより優先度が高い」なんてことはあり得ません。
今回は、とりわけマーク式のテストと風味が違う現代文の説明問題について、対策と回答法をお話しします。
しかし、この記事を読んでいる方で中間テストに関する諸々が終わっていない方は、まず中間テストの方を片付けてください。
その上で、改めて本記事を読みにきてくれると嬉しいです…!
マークと記述の違い
マーク式と記述式の一番の違いは「消去法か否か」です。
マーク式では、選択肢の中から間違っている部分を見抜いて正解を探す解き方が鉄板ですよね。
逆に、記述式では自分で解答の根拠を探して回答しなければなりません。
答えが用意されているかされていないかの違いは、想像以上に大きいと思います。
また、それが原因で難しいと思い込んでしまうことも多々あります。
しかし実は、現代文の記述だけが特別難しいという訳ではありません。
もっと言えば、
現代文が出来る人ほどマーク式も記述式も途中まで同じ解き方をしています…!
では、その肝心な解答法を伝授いたします!!!
説明問題の解き方
先述したように、現代文はマーク式も記述式も途中まで同じ考え方をすることができます。
今回は説明問題のアプローチを3ステップに分けてお話ししますが、2段階目まではマークでも記述でも使える考え方です。
定着すると一気に現代文の成績が伸びるので、あまり「記述だから」と身構えずにお読みください!
①本文の各形式段落で一番重要な文に線を引く
段落とは、文章の中で一つのテーマにまとまっている部分のことを指します。
つまり、一つの段落にはその段落のテーマを表す一文が存在します。
なので、数ページにも及ぶ現代文の本文も、実は重要な内容を1〜2ページ分に収めることができます。
ちなみに、段落には「形式段落」と「意味段落」の二種類があります。
形式段落とは、一文字分空けてから書き始める段落のことです。
また意味段落とは、意味の変化によって分けられる段落のことを指します。
意味段落は形式段落が複数集まって形成されるので、その中から重要な一文を探そうとすると少し難しいかもしれません。
しかし、形式段落はほぼ確実に判別できるため、その中から重要な一文を抜き出すのも比較的簡単です。
なので、現代文を解く時は、まず形式段落に注目すると取りかかりやすいです!
第1段階
本文をしっかり読みながら各形式段落の重要な一文を抜き出し、
問題を解くのに必要かもしれない情報を集める!
②線を引いた文の中から設問に関わる文を選ぶ
上で少し触れましたが、文章には形式段落の他に意味段落というまとまりがあります。
形式段落には、疑問を提示するもの・具体例を述べているもの・筆者の主張を述べているものなどがあります。
これらの内容がある一つの事柄について書かれているならば、それは一つの意味段落だと言えます。
ここで重要なことは、多くの設問が「疑問を提示している形式段落」から出題され、その解答が「筆者の主張を述べている形式段落」にあるということです。
つまり、筆者の主張を述べている文やその根拠を述べている文が設問の解答になりやすいです!
第二段階
①で抜き出した文から設問に関わる部分と、
それに対する筆者の主張や根拠を見つける!
③字数指定に合うように言葉を変えて組み合わせる
この部分が記述式とマーク式における最大の違いですが、やることは単純です。
②で抜き出した文を設問に合わせて組み合わせてください。
例えば「第一意味段落で提示された論点についての筆者の主張は何か」という設問があるとします。
指定字数が少なければ筆者の主張のみを、指定字数が多ければ根拠を示す文も一緒に選んで、それをうまく繋げれば回答の完成です。
また、「本文の内容を100字程度で説明せよ」というような設問が一番難しく感じるかもしれませんが、これもやることは同じです。
回答文を一つの流れにするよう意識して必要な文を選ぶと、正答が見えやすくなります。
上手く必要な文を抜き出せれば、どの設問も「字数が少し多くなるかも」と感じるようになります。
なので逆転の発想で、最初は抜き出した文章から「字数が多いかも」と思うくらい必要だと思う文章を選んで見てください!
第三段階
②で選んだ文章を、流れを意識しながら組み合わせる!
おすすめの参考書:『入試現代文へのアクセス』シリーズ
ここまでは解答の考え方についてお話ししてきました。
ただ、考え方は単純でも「実際にやると分からない・・・」となりやすいのも事実です。
なので、この考え方で現代文のトレーニングができる参考書を紹介します。
それが『入試現代文へのアクセス』シリーズ(河合出版)です!
この参考書の良いところは、「正解へのアクセス」という小見出しで、必要な文章を見つけたり回答を考えたりするときに重要な考え方を分かりやすく示している点です。
また、この参考書の問題は徐々に難しくなっていきますが、一つ一つ確実に理解していくことで無理なく実力を伸ばしていくことができます。
学校の教材で現代文の実力が伸びない、学校の教材が難しすぎるという方は、是非試してみてください!
最後に
いかがでしたか?
今回は現代文の記述模試対策をしたい方に向けて、対策法とおすすめの参考書を紹介しました。
記述模試対策とは謳っていますが、もちろん定期テストやマーク模試の対策にも使える考え方です。
現代文なんて勉強しても変わらない、なんてことはありません!
むしろ、ポイントを掴めば一気に伸びるのが現代文です!!
頑張れ!!!
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