こんにちは!武田塾大府校のKです!
進級・進学して最初の定期テストが近づいていますね。
今回は『星城高校仰星コース』に在籍する高校生の方に、OBの私が過去を振り返りながら定期テスト対策についてお話しします。
それにしても、星城の仰星コース生がこのような記事に出会うことってなかなか運命的ですよね(笑)
もしそんな運命的な出会いを果たした方がいらっしゃれば、そのまま導かれるように本記事を読んでくれると幸いです♪
英語以外の科目対策について
私が現役生だったときは、仰星コースのテスト対策は「英語かそれ以外か」で対策方法が違いました。
星城高校は全体的に英語に注力する傾向にありますが、仰星コースは特にその傾向が強く、テストも英語が飛び抜けて難しいです。
なので、本命の英語対策についてお話しする前に、英語以外の対策について軽く触れようと思います。
英語以外の科目の傾向
仰星コースは国公立大学を目指すコースなので、定期テストもそれなりに難しい問題が出てきます。
科目によっては、先生が「平均点を60~70点になるよう作っている」と明言するものもあります。
しかし、英語以外の科目は基本的に教科書や参考書の問題がそのまま出題されます。
つまり、極論をいえばそれらの問題を丸暗記するだけである程度の点数は稼げてしまいます。
とはいえ、丸暗記は当然ながら入試に応用できなかったり、学年が進むにつれて暗記が追いつかなくなったりしてきます。
英語以外の勉強法
英語以外の科目の傾向を考えると、まず勉強内容は、
参考書・問題集をとにかく完璧にする
この一点に尽きます…!
その上で、
・問題に関する知識をいくつか紐付けながら勉強する
・どのように回答するかを説明できるように勉強する
この2点に気をつけると、大学入試まで通用する試験対策ができます!
それぞれの対策についてもう少し詳しく触れていきます。
いくつかの情報を紐付けながら勉強する
勉強するときは理系も文系も関係なく、その勉強内容が他に全く関係しないということがありません。
いかに内容を派生させながら、またそれらを関連付けながら勉強できるかが、そのまま勉強の善し悪しに直結します。
たとえば、古文の「係り結び」について勉強するとします。
まず真っ先に勉強するのは「ぞ・なむ・や・か・こそ」の係助詞、及びその文末の活用形です。
ただし、ここで係り結びの勉強を終えてしまうと、実際に問題を解くことは出来ません。
なぜならば、文末の活用形を正しく答えるためには、各動詞の活用表や助動詞の活用も覚えなければならないからです。
もちろん、助動詞の活用を覚えるときは一緒にその意味も覚えなければいけませんよね…。
よって、一口に係り結びの勉強と言っても、その内容は人によって膨大になるのです。
どのように回答するかを説明できるように勉強する
言い換えると、「問題を解くために必要なキーポイントを言えるように勉強する」ということです。
数学なら公式や定理をどのように用いるか、現代文なら本文のどの部分を参照して回答を導き出したか etc…
テストには必ず解答の根拠があります。
それを説明できるようにするには、解答・解説をしっかり理解する必要があります。
なので、勉強内容が同じでも、この意識の違い一つで大きく質が変わってくるのです。
↓↓↓武田塾チャンネルではもっと詳しく解説しています!↓↓↓
また、キーポイントをうまく掴むためのノートの取り方も紹介しています。
本記事と併せて参考にしてくだされば幸いです!
英語の対策について
ここからは一転して、英語の対策についてお話ししていきます。
まずは傾向から見ていきましょう!
英語の傾向
英語は他の科目とは違い、教科書から出題される問題の大部分が担当教員の自作です。
問題集から出題される分は、どうアレンジしても並び替えや和訳・英訳くらいしか出来ないので対策しやすいですが、教科書の方はそうもいきません。
同部分の問題を解くために必要な能力の割合は体感で、
語彙力が4割・文法力が4割・読解力が2割くらいかなと思います。
もちろん、どれか一つを頑張るだけで成績が急に伸びることはありません。
とはいえ、同時に勉強するのも得策でないことも確かなので、優先順位の高い方から順番に触れていきます。
英語の勉強法
英語の勉強は基本的に、①語彙:②文法:③読解(解釈)の順に進めます。
この順番は武田塾も星城高校も変わりません。
しかし、勉強内容は武田塾の宿題でやるよりも倍以上の濃さが必要です。
というのも、武田塾の確認テストはおおよそ『英語→日本語』ができれば良いですが、高校のテストは『日本語→英語』の能力も必要になります。
後者については、教科書で和訳の練習をしながら、同時並行で問題を自作し翌日に解くという勉強方法が最も効率が良いと思います。
問題の作り方については別記事で紹介しています。
それでは、各分野の対策で意識すると良い点について記述していきます!
①:語彙力だけで赤点回避は可能!
コミュニケーション英語(英語コミュニケーション)に限りますが、テストの全体を見ると25点くらいは単語や熟語に関する問題です。
つまり、教科書の新出単語や本文の熟語を全て日本語にできれば12点ほど、全て日本語から英語にできれば合計で25点ほど稼げます。
さらに、単語の意味が全て分かれば、和訳や選択問題も半分ほどは答えられるようになります。
逆に言えば、
語彙力が無いだけで一気に成績を落とす可能性が高いです。
まずは教科書の内容を全て和訳できるようにしてください。
また、新出単語については日本語から英語に書き換えられるようにもしましょう。
この2点を完璧にするだけで、しっかり赤点回避できます!
②:文法を完璧にすれば80点まで取れる!
語彙力の土台がしっかり出来ていることが前提ですが、文法を完璧にすれば並び替えや単純な和訳など、多くの問題で正答できるようになります。
英語表現(論理・表現)に関しては、①と②だけで普通に100点も取れます。
ただし仰星コースのコミュ英に関しては、「指示語の内容を明確にして」とか「○○がこのようになった理由を」みたいな、読解力が必要な問題の比重が大きい傾向にあります。
従って、コミュ英では文法まで完璧にしても人によっては80点くらいしか取れません。
逆に、このレベルまで達している方には③の項目を読んで欲しいです…!
文法の勉強をするときは、
・文の要素(S,V,O,C)や単語の品詞を意識する
・基本の文法から派生させたり、似ている文法をまとめたりして、同時に複数覚える
の2点を意識すると覚えやすくなります。
また同時に、
「勉強している文法を使って英文を自作する」とさらに定着しやすくなります。
個人的には、文法は使いまくることでしか覚えられないと考えています。
なので、文法が覚えられなくて悩んでいる方はとにかく手と口を動かしましょう!
(過去に英単語・英文法が覚えられない原因を探った記事も投稿しています)
③:必要な読解力は『現代文』とほぼ同じ!
「英文法まで完璧に出来ている」という方は、
教科書に書いてある内容を暗記するか、現代文の勉強をするかの2択です…!
私は現代文の勉強を頑張るようおすすめします。
英語の読解力は、現代文に求められるものとほぼ同じです。
・文章に合う接続詞を選べ≒文章に合う前置詞を選べ
・「このように」とはどういうことか説明せよ≒“this”の内容を明確にして和訳せよ
・本文の内容に適するものを選べ=本文の内容に(以下略) etc…
こうしてみると、所々で用語や単語が変わっているだけで、問題の本質も解き方も一緒です。
なので、英文を一文ずつ単純に和訳できるのであれば、
あとは現代文の勉強をすることが最も効果的です!
最後に
いかがでしたか?
今回は星城の仰星生に向けてテスト対策についてお話ししました。
参考に出来そうな情報はありましたか?
もし目新しい情報が無かったとしても、それは皆さんがテスト対策の要点をしっかり理解しているということです。
「言うは易く行うは難し」ですが、難しいだけで出来ないわけではありません。
新学年最初の定期テスト、しっかり立ち向かっていきましょう!!!
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