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模試対策は必要ない!第一回全統共通テスト模試の活用法!

こんにちは!武田塾大府校のKです!

目まぐるしかった新生活にもほとんど慣れ、気付けばGWが迫ってきていますね。

GWが近づいてきたということは、全統模試や定期試験も迫ってきているということでもあります…。

特に受験生となった高3生や、もう一年頑張ると決められた既卒生の方々、また高校に進学してから初めての模試を受ける高1生の方々は気持ちを燃やしているのではないでしょうか?

今回はそのような方々に向けて河合塾の全統共通テスト模試対策についてお話し…するわけではなく。

むしろ「模試の対策はせずにありのままの実力で勝負する方が良い」という内容を中心にお話ししていきます…!

 

 

はじめに:高1・2生は定期テストに集中して!!!

模試について触れていく前に、高1・2年生であるにも関わらずこの記事に辿り着かれた意識めっちゃ高い貴方にお話ししたいことがあります。

定期テストに集中してください!!!

これには二つの理由があります。

 

中間テストの方が優先順位が高い!

一つには、中間テストの方が優先順位が高いことが挙げられます。

なぜならば、中間テストの方が全統模試より先にぶつかってくるからです。

締め切りが近い宿題から終わらせていくのと同じように、早い時期に終わるテストの対策を優先した方が良いでしょう。

 

また、ほぼ同時に模試と中間テストがあるとしても、中間テストを優先してください。

なぜならば、高校では模試よりも定期テストの結果がより直接的に評定に響くからです。

ちなみに、推薦を考えている方はもちろん、一般入試で頑張ろうとしている方も、評定はもの凄く重要です。

実際に、ほとんどの大学に出願する際は「調査書」という書類が必要になります。

これには、みなさんの高校在学中の成績や課外活動実績など、高校での様子が記載されています。

当然のことながら、何の意味も無く調査書を提出させる大学はありません。

従って、推薦入試ほどではありませんが、一般入試でも評定はしっかり必要なのです。

 

以上の観点から、高1・2年生のみなさんには入試を見据えた成績よりも、

今の成績を重視して欲しいです…!

 

そもそも模試自体がまだ必要ない

これは完全に私見ですが、高1・2年生にとって記述模試が必要かと言われると、

私はそこまで重要では無いと考えます。

 

まず、河合塾がこの時期に高1・2年生を対象としている全統模試には、マーク式のものがありません。

マーク式では主に知識量が試されますが、それがないということは即ち、

まだ知識量を試す必要がないということになります。

であるならば、そもそも模試自体が必要無いように思いませんか?

考える人

記述模試の存在理由について

高1・2年生を対象とした模試が記述式のみである理由について、私は

「早い時期から自身の解答をうまく組み立てられるようにする」ことが狙いだと考えています。

これは知識量を増やしてもすぐに太刀打ちできる問題ではありませんが、現在の知識量でも充分に練習できる分野でもあります。

なので、記述模試を受験する予定の方は、

中間テストが終わってから

解答をうまく作れるように練習することをお勧めします。

 

河合塾第一回全統共通テスト模試の試験範囲をおさらい

では、ここからは受験生の方々に向けてお話ししていきます。

まずは今年度の河合塾第一回全統共通テスト模試の試験範囲を確認しましょう。

既に試験範囲を把握している方は『模試の対策が必要ない理由』まで読み飛ばし推奨です。

 

高3・既卒生対象「第1回全統共通テスト模試」

各科目の試験範囲は以下の通りです。

・英語リーディング…コミュニケーション英語ⅠⅡ, 及び英語表現Ⅰ

・英語リスニング…同上

 

・数学①…数学Ⅰ 又は 数学ⅠA(それぞれ全範囲)

・数学②…数学Ⅱ 又は 数学ⅡB(それぞれ全範囲)

 

・国語…現代文, 古文, 漢文

 

・理科①

 物理基礎, 化学基礎, 生物基礎, 地学基礎から2科目, それぞれ全範囲

 

・理科②

 物理(電磁気・原子分野を除く)

 化学(反応速度と化学平衡, 無機物質, 有機化合物, 高分子化合物を除く)

 生物(生命現象と物質(遺伝子のはたらきを含む))

 地学(全範囲)

 

・地理歴史

 世界史B(ヨーロッパは15世紀末(ルネサンス・大航海時代を除く)まで)

 日本史B(原始・古代~中世(室町時代まで))

 地理B(地理情報と地図, 自然環境, 資源と産業, 人口, 都市・村落, 生活文化, 民族・宗教, 地誌など)

 

・公民…現代社会, 倫理, 政治・経済, 倫理、政治・経済(それぞれ全範囲)

 

以上です。

英数国はこれまでに勉強してきた範囲が全て含まれます。

理科②と地歴は進度の差が考慮されているため、一回も勉強していない範囲から出題される可能性は極めて低いです。

理科①と公民は全範囲から出題されますが、高1で勉強したきりという方も多く、毎年苦戦する方が多い印象です。

 

模試の対策が必要ない理由

お待たせしました。

本記事のメインディッシュである『模試対策が必要ない』理由についてお話ししていきます。

一つは現実的な観点から、もう一つは大学入試に対する模試の立ち位置という観点から記述します。

 

現実的に対策は不可能

①傾向を掴むことができない

河合塾の模試は、過去問から傾向を掴み取るということができません。

その理由として、河合塾は全統模試の特徴に、

・多彩なラインアップ

・入試本番を見据えたオリジナル問題

を挙げています。

その主張は確かで、本当に多種多様な問題を毎年作成して出題しています。

全統模試の特長 | 全統模試 | 高等学校・高等学校の先生向けサービス | 大学受験の予備校・塾 河合塾 (kawai-juku.ac.jp)

従って、まず並大抵の分析力では傾向を見つけられません。

傾向を分析するくらいなら全範囲をしっかり復習した方がより良い成績を取れるでしょう。

また、模試の傾向を掴んで良い成績を取っても、それは入試本番のためになるでしょうか…?(後述します)

 

②今からでは試験範囲を総復習できない

傾向を掴むくらいなら全範囲を復習した方が良いとは言いましたが、では実際にそんなことが出来るかと言われると、なかなか厳しいですよね…。

また、現役生は模試の前後に中間テストを控えていると思います。

当然ながら模試の成績よりも評定の方が重要ですので、尚更模試にかけられる時間はありません。

従って、どうしても対策したいのであれば、自分が苦手だと感じる分野に絞って勉強するのが現実的です。

 

大学入試本番のためにならない

③模試の傾向が入試本番の傾向と一緒だとは限らない

河合塾の模試は、確かに実際の入試問題を多く的中させています。

しかし、やはり予想はあくまで予想でしかありません。

私はセンター入試最後の世代でしたが、センター試験直前模試と実際のセンター試験は全然違うものでした。

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当然、皆さんの自信は模試の結果から生まれやすいということはとても良く分かっています。

だからこそ、

模試の結果に頼りすぎていると足下を掬われやすいよ

と、声を大にして伝えたいです…!

 

④自分の実力を正確に評価できない

上記に通じるところではありますが、模試の対策をすると自分の実力を正確に把握できなくなってしまいます。

例えば、『自分が苦手だと分かっている範囲を満遍なく勉強した』ら良い点が取れた場合、これは入試本番でどのような問題を出されても解ける可能性が高いでしょう。(ただし、何回も復習しなければなりません)

逆に、『ヤマ勘で出そうな問題を色んな分野から引っ張って勉強した』ら良い点が取れた場合、本当にその分野を理解できていないことを把握できない可能性があります。

因数定理は分かるけど剰余の定理が分からない、みたいな状態を想像すると、自分の実力が把握できていないという状況が分かりやすいと思います。

 

自分の実力が把握できていない場合、特に「『分からないこと』が分かっていない」場合、気付いたときには土台がグラグラであることも少なくありません。

なので、

あくまで模試は入試本番の為にある、ということを意識して取り組んで欲しいです!!!

 

模試の活用法!

ここまで模試の対策が必要ない理由について力説してきましたが、模試を受けても意味が無いという訳ではありません。

一番重要なことは、

「模試で分からないことに気付く」ことです!

分からないことに気付けば、分かるように勉強することができますよね。

河合の模試は1年を通してほぼ全ての範囲の実力試しが出来ます。

従って、この1年で「模試を受ける→分からない部分を見つける→勉強する」というサイクルを繰り返せば、入試までに全範囲を網羅できます。

 

また、皆さんは昨年も一度は模試を受けていると思うので、

・前回に出来なかったことが出来るようになったか

・前回に出来たことが変わらずに出来るか

の2点を分析できるとより良いです!

↓↓↓中森先生の見解もあわせてどうぞ!↓↓↓

 

最後に

いかがでしたか?

今回は河合塾最初の模試に対する考え方についてお話ししました。

模試は

・現段階で出来ないことを確認する

・やったことが出来るか確認する

の2点が最重要です。

言うなれば、模試は練習試合であり、力試しの場です。

対策は必要ありません!!

試合相手(模試)の対策をするよりも、自分がやってきたことを十分に発揮できるよう頑張ってください!!!

 

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