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【大学紹介】室蘭工業大学の特徴、難易度、問題傾向

こんにちは、JR帯広駅前にある「日本初!授業をしない。」学習塾の武田塾帯広校です!

本記事では、室蘭工業大学に入学したいと考えている方向けに、室蘭工業大学の特徴や、入試の難易度、入試問題の傾向などについて紹介、解説をしていきます。

 

室蘭工業大学の特徴について

室蘭工業大学とは?

室蘭工業大学は、北海道室蘭市にある「国立の工科系単科大学」です。

1887年の札幌農学校工学科から始まり、1949年に室蘭工業大学開校と、室蘭工業大学の歴史は130年以上にもなります。

その後2019年には工学部から理工学部への改組も果たしており、今もなお工業大学として進化を続けている大学です。

工業大学として「航空宇宙機・希土類材料・コンピュータ科学・農工連携分野」などの専門知識を学ぶことができます。

いらすとや_複葉機

室蘭工業大学の強み

室蘭工業大学の強みと言えば、毎年の進路決定率・実就職率(就職率)すべてが90%を超えるという圧倒的な就職率の高さです。

その背景には、専門的なスキルを身に付けて就職に役立つ資格取得率の高さ、1人1人のキャリア教育へのサポートの充実さがあると言えます。

就きたい仕事に合わせ、様々な資格を取得できる環境であり、大手企業への就職者も多数輩出しています。

大手企業就職例
・シャープ
・スズキ
・SUBARU
・全日本空輸
・日本航空機
・日本電気
・経済産業省
・国土交通省

大手電機メーカーや自動車メーカーといった企業への就職だけでなく、公務員への就職実績があります。

世界大学ランキングでランクイン

室蘭工業大学では、世界の大学を対象に評価される「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション」で毎年ランクインしています。

世界視野でみるとピンと来ないかもしれませんが、評価対象に選出された日本の大学の中では、全国で75位タイ、北海道でトップ3にランクするという高評価を得ています。

他にも、「THEインパクトランキング2023」では、国立工業系大学の中で唯一総合ランキングにランクインした実績もあります。

論文引用度数値ランキングでの実績

世界大学ランキング等だけでなく、室蘭工業大学では「論文引用度指数ランキング」でも高実績を残しております。

こちらのランキングでは、数学分野で1位、コンピュータ科学分野で2位という結果になっています。

※論文引用度数値ランキングについては、朝日新聞が出版しているAERAムック大学ランキング2024年度版を基に紹介しております。

いらすとや_数学者

専門スキルの追求、極めたい専門に合わせて学べる学科・コース

冒頭でも触れておりますが、室蘭工業大学には2019年より新たに「理工学部」が開設されました。

理工学部では、「創造工学科」と「システム理化学科」の2学科からなる9コースがあります。

自分の学びたい学習内容、身に付けたい専門スキルなど、自分に合ったコースを見つけやすい環境であると言えるでしょう。

※理工学部の開設は従来の工学部を改組再編したものになります。そのため、工学部=理工学部となります。

創造工学科の特徴

創造工学科の教育コースでは、特定の産業分野に直接繋がる専門教育が行われていて、2年次前期までの学科共通科目では、複数の工学分野の基礎を身に付けられるようになっています。

創造工学科のコースと学びの分野
建築土木工学コース
・建築学
・土木工学

機械ロボット工学コース
・機械工学
・ロボット工学

航空宇宙工学コース
・航空宇宙工学

電気電子工学コース
・電気電子工学
・通信工学
・計測・制御工学

上記の他、「夜間主コース」に「機械系コースと電気系コース」があります。

システム理化学科の特徴

システム理化学科の教育コースでは、様々な産業の基礎となる基礎科学に近い分野を扱っていて、2年次前期までの学科共通科目では、各コースの基礎となる自然科学や情報科目を身に付けられるようになっています。

システム理化学科のコースと学びの分野
物理物資システムコース
・物理学
・物資科学
・材料工学

化学生物システムコース
・化学
・応用科学
・生物学
・生物工学

数理情報システムコース
・数学
・情報科学
・数理科学
・情報工学

理工学部の教育課程(4年間)

理工学部の4年間を通じて行われる教育課程・流れは以下のようになっています。

1年次・2年次前期
一般教養と理工学の基礎を学ぶ
・全学生必修:理工学の基礎、情報・データサイエンス、教養科目

2年次後期
各分野の基盤となる専門知識を習得、実習などを通じて応用力を身に付ける
・コース分属:専門教育のスタート、希望コースを調査して受け入れ人数を超えた場合は1年次及び2年次前期の必修全科目の成績により決定

3年次
知識の本質的な理解、問題解決の能力を養う
・充実したコース専門教育

4年次
知識の本日的な理解と問題解決を養うとともに、卒業や就職、進学について考える
・研究室への配属・卒業論文
・進学or就職

室蘭工業大学入試・入学の難易度

室蘭工業大学の入試難易度を、偏差値や全国のランキングなどを基に解説していきます。

室蘭工業大学の偏差値

創造工学科(昼間)、システム理化学科(昼間)の偏差値は「40.0」となっています。

また、理工学部創造工学科(夜間主)の偏差値は「35.0」で、夜間の方が低い傾向にあります。

共通テストの得点率

続いて、共通テスト得点率を見ていきましょう。

創造工学科は、(昼間・前期)51%、(昼間・後期)57%、(夜間主・前期)42%、(夜間主・後期)48%、システム理化学科は(昼間・前期)50%、(昼間・後期)54%、創造工学科となっています。

各学科とも前期より後期の方が要求される得点率が高くなっています。

※偏差値および共通テスト得点率は、旺文社パスナビより引用しています。

室蘭工業大学の入試倍率(令和6年度)

下表では、各学科各日程の倍率を載せていますので、受験生の皆さんは参考にしてみてください。

※志願倍率=志願者数÷募集人員

※実質倍率=受験者数÷合格者数

学科 日程 募集人員 志願者数 志願倍率 受験者数 合格者数 実質倍率
創造工学科(昼間) 前期 127 275 2.2 216 134 1.6
  後期 64 483 7.5 483 191 2.5

システム理化学科(昼間)

前期 93 159 1.7 126 105 1.2
  後期 46 416 9.0 416 113 3.7
創造工学科(夜間主) 前期 20 61 3.1 57 47 1.2
  後期 10 70 7.0 70 33 2.1

※各数値は室工大受験生サイト「志願・入学状況」の令和6年度のデータを引用しています。

いらすとや_試験中の男子学生

室蘭工業大学入試問題の傾向

室蘭工業大学の、入試問題の傾向やそれらの対策などについて解説していきます。

入試の特徴

室蘭工業大学の入試は、前期日程と後期日程、昼間コースと夜間主コースでの一般選抜が行われます。

いずれの日程においても、大学入学共通テストを受験する必要があり、個別学力検査については前期日程のみ行われます。

試験問題について

前期日程の個別学力検査実施では、創造工学科・システム理科学科の双方で「数学のみ」が課される予定です。

ちなみに2024年度の試験では、「試験時間120分、大問5〜6題、出題範囲は数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B」でした。

また、共通テストで受験を要する教科は「外国語・国語・数学2科目・理科2科目・地歴or公民or地歴公」の予定です。

出題の傾向

まず、室蘭工業大学の入試問題の傾向は毎年一定でワンパターンと言われています。

出題される問題量、難易度、頻出する分野が大体決まっています。

中でも、数列やベクトル、積分・微分が頻出されるほか、行列や複素数平面などが過去に出題されているので、この辺が出題傾向としてのポイントになるでしょう。

出題される数学問題のレベルについては、基礎さえ身についていれば決して難しくないレベルと言われています。

演習問題を反復したり、解答の記述で戸惑わないように問題を解くトレーニングを行うことで大体の対策ができるでしょう。

過去問題について

室蘭工業大学の公式ホームページでは、「過去の入試問題」として理工学部の入学試験問題と解答例(数学)を、令和2年度~6年度まで見ることができます。

※室工大受験生サイト「過去の入学試験問題」

まとめ

室蘭工業大学は、工科系単科の国立大学で、開校の歴史も非常に長い全国でも屈指の有名工業大学です。

専門スキルを身に付けることで、資格の取得率や就職率の高さが魅力のひとつで、毎年多くの受験者を獲得しています。

また、世界の大学を評価するタイムズ・ハイヤー・エデュケーションでは、毎年ランクインをするほど評価の高い大学でもあります。

人気や評価の高さも相まって、入試倍率も非常に高く入学の難易度は偏差値以上であると言えるでしょう。

大学の公式ホームページには、理工学部の過去の入試問題と解答例を見ることができますので、受験希望の人はそれらの過去問を基に入試準備と対策をしっかりと行うとよいでしょう。

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