こんにちは、武田塾西宮北口校の北野智規です。
N君は甲陽学院出身。
実は昨年の生徒で早稲田に合格したと報告に来てくれました。
(※彼は今年の合格実績には入っていません。)
凄くキャラが濃くて面白いN君の浪人時代は中々ファンキーで、
その話書いてよ!と無茶ぶりしたら結構乗り気で書いてくれました。
彼の受験生活について
個人的には絶対マネして欲しくないんですが、
こんな受験生もいるんやな、という気持ちで読んで欲しいです。
ではスタート!
N君の浪人時代日記
はじめに
僕は現役時、武田塾で勉強し惜しくも東大理一に5点差で落ちました。
家から離れたかったので、某大手予備校の寮で一年間過ごしました。
自分の体と心にほとんど負担をかけずに楽をして過ごし過ぎた結果、再び東大に落ちて、青学と中央にも落ちて、早稲田と横国に受かりました。
ここに一年間で170時間ほどしか勉強しなかった浪人生の一年間を綴ろうと思います。
真似はしないでください(笑)
振返って
4月から8月
僕は浪人するに当たって、1年間の目標を立てました。第一目標は大学生になること。
第二目標は東京に行くこと。そして、とりあえず再び東大を目指すことにしました。
とはいえ現役時の結果から半年あれば受かると思っていたので、オープンだけ受けて、勉強はほとんどしませんでした。
オープンの結果は英語37.2数学67.9国語44.6物理63.5化学48.0でした。
この結果を受けて僕は勉強せずとも力が落ちなかった数学物理を12月まで放置し、それまでに英語と化学の力をつける。
そして12月は共通テストに集中して、共通テスト後に二次試験に慣れる。国語に関しては少し演習して対処するというという方針を立てました。
9月10月
作戦通り英語と化学に取り組みました。両方試験対策ではなく、力をつけることが目標だったので、過去問には触れませんでした。
英語は9月中1日1時間音読して、化学は10月の前半の2週間、1日1時間、新演習の理論の一部と有機をやりました。
10月に秋のオープンがあって結果は英語42.9数学54.9国語30.2物理42.0化学65.3でした。
11月
化学はうまくいったので放置することにして英語と古文に取り組みました。
英語は早稲田の過去問を解いて、古文はマークの問題集を解いていました。この頃は1日に0~3時間勉強していました。
12月から共通テスト
この時期になっても英語の力がつかず、最初に立てた作戦は破綻してしまいました。
しかし、これ以上他の科目を放置できなかったので、各科目の対策を始めました。
英語は予想問題を6回分ほど解いて復習しました。数学はミスの多かった大問だけ演習しました。
国語は解いて解説を読むというのを何回かして、物理は電磁気のマークの問題を5題解きました。
化学は無機がかなり抜けていたので、無機の演習だけやっておきました。
地理も知識を詰めるのが嫌だったので演習だけやりました。それに加えて共通テストまでに2回、全科目通しで解きました。
そして本番の結果はリーディング73 リスニング74 ⅠA98 ⅡB92 国語143 物理96 化学88 地理80でした。
共通テスト利用はことごとくダメでしたが、
コロナの影響で二次試験のない横国(後期)は理系科目重視なので出願したら受かりました。
共通テストから2月11日
この頃になっても英語がひどすぎたので、仕方なく国語と理科を最後の2週間で対処して、それまでに英数の対策をする計画を立てました。
その一方で、東大合格が怪しくなってきたので、私立もある程度対策することにしました。
2月7日に青学(英国数)2月8日に早稲田(数学選抜)の試験があり、3日前から過去問を一部解きました。
両方受かっただろうと思ったのですが、青学は不合格、所沢キャンパスの早稲田は合格でした。
2月11日には中央の試験があり、1限目が英語でした。僕にはこの英語の文章が読めませんでした。
これが僕には衝撃的で、自分の英語の能力が想像以上に低いのだと思いました。
そしてこの日、東大を諦めました。
2月12日から2月17日
私立は早稲田の教育が残っていました。僕が東京に行くにはもうここに受かるしかなかったので、早稲田の対策を始めました。
科目は英数物で、英語はマーク、数物は筆記でした。
そして英語の点数が受検者平均を下回ると他の科目を採点してもらえないという僕に不利なルール付きでした。
数学と物理の対策をしたい思いもありましたが、過去問をやってみると英語が危うかったので、英語だけ勉強しました。
2月18日
この日が早稲田の試験で、順番は英語→物理→数学でした。この1限目の英語が終わったとき、落ちたと思いました。
時間が足りなくて、最後の方は適当にマークするしかなくて半分ないと思いました。絶望で残り受けずに帰りたいと思いました。
物理と数学も出来はいまいちでした。
しかし、その夜英語の自己採点をしてみると、最後の方に時間がなくて適当にやった大問の正答率が9割で、
残り30秒で選択肢も見ずにマークした3問のうち2問当たっていました。それでなんとか6割とれていました。
2月19日から2月26日
東大は諦めていたので全く勉強しませんでした。
でも数学と理科次第でチャンスはあるともおもったので、一応受けには行きました。
1限目は国語で、古文は全くできませんでしたが、致命傷は負いませんでした。
2限目は数学で、一問目は完答できたのですが、他は解ききれないまま、試験時間が半分を過ぎました。
このときのテストの感触的に、僕が全力で挑んで、3完2半だろうと思いました。それと同時に僕が頑張ることはないとも思いました。
この瞬間、僕は自分の不合格を確信しました。そして、残り時間、試験が終わるのを待ち、翌日東大には行かず、寮に帰りました。
2月27日
この日が早稲田の合格発表でした。この日は友達とユニバに行っていました。
11:30に発表でレストランで確認すると合格していました。結構嬉しかったです。
さいごに
1年間をふりかえると、嫌なことはほとんどしなかった上に、寮は梅田にあったのでとても楽しかったです。
精神衛生上は凄くいい浪人生活でした。
本当に数学と物理にはたすけられました。
一回理解してしまえば、メンテナンスの労力が必要ない最高の科目だと思います。
一回理解するまでは皆さん、本気で頑張ってください。
そして皆さんもこの信頼できる2科目を頼りにして、受験を戦うといいと思います。
校舎長北野からのコメント
この文章読んで、
こいつ受験舐めてやがる!(イラっ)
とした人は多いですよね(笑)
僕も思いました(笑)
でも、理解するという手順の踏み方は本当に強い生徒でした。
浪人で数物はほとんど勉強していないのに実力はまったく変わってないのは驚きです。
1年前一緒に東大を目指し、本当に5点差まで追い詰めたのですが、
(この時は結構真面目に勉強に取り組んでいたと思います)
自主的に得意科目をどこまで工夫して挑戦できるかを楽しんでいました。
結局彼は質が良かったんですね。
共通テストも半年で20%くらい上げたんで。爆速の伸び率でした。
武田塾で勉強していた時は
色々な案を思い付き、工夫する術は身に付けたけど、あと少し優先順位も意識出来たらもっと良かったと言っていました。
で、某予備校では優先順位を意識しまくった結果、本当に最低限の優先順位しか実行せず、170時間(1日0.5時間)しか勉強しませんでした。
あまり制限がないと本当に自由人になってしまいました。。。
まさに、暴走ボーイです(笑)
それでも、彼は自分の人生を生きている顏をしていましたね。
もちろん東大落ちたんですが、人生楽しそうな顔してるんです。
もちろん、最後まで苦手な英語逃げすぎですし、せめて倍の勉強時間(1日1時間)やっていれば東大行けたかもしれませんが
これが彼の生き方なんですね。
何より、嬉しそうな顔して久々に校舎に来て、色々話しをしてくれたのは嬉しかったです。
そんな彼が行きたかった東京で、何を成し遂げてくれるのか楽しみで仕方ありません。
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“授業”では成績は上がらない!?
勉強には「わかる」「やってみる」「できる」の三段階があります。授業で「わかる」だけではダメなんです。
そのあとの自学自習でしっかり復習し、完璧にするのが重要です。
ならば、集団授業をしっかり復習し、完璧にすれば成績が上がるのか?
上がらないことはありません。しかし、武田塾では授業はムダだと考えています。なぜなら、みんなと同じペースだからです。
クラスメイトや全国の生徒と同じペースで勉強をしても、他の生徒を抜かせないですよね。
入試って、みんなで受けるものですか?
ひとりで受けるものですよね。それなのになんでみんなと同じペースで勉強しなければいけないのでしょうか。
例えば早慶に行きたくても「早慶コース」を選んではいけません。
これは一般的に予備校が設けているコースと、そこで一年間きちんと休まずに勉強した際に見込める偏差値の向上を表したものです。
早慶に合格するためには、早慶コースに入らないといけないように思ってしまいます。
しかし、早慶コースは春から関関同立ぐらいの長文を読みます。スタート時点でいきなりです。
できない受験生を早慶に合格させるわけでなく、ある程度できる受験生がついていける前提のカリキュラムが集団授業です。
図を見ていただければ分かるように、一年後早慶に合格するには春の段階で既に偏差値が60必要です。
偏差値が40しかなかったらどうすればいいのでしょうか?早慶に行きたいので「早慶コース」?
絶対ダメです。
最初から最後までずっとついていくことはできません。偏差値は1も上がりません。
集団授業を受けていては絶対に逆転合格はできません。
みんなと同じペースで、みんなと同じ方法で、ゆっくり勉強していたらこのくらいの偏差値の伸びが限界です。
逆転合格するためには、他のライバルが選んでいない、他の生徒がやっていない勉強方法でもっと効率的に勉強をしなければいけません。
勉強において最も速いのは参考書による自学自習です。
だから、武田塾では”授業をしない”のです。
一見非常識ともいえるこの独自の理論ですが、この方法を徹底することにより、奇跡的な逆転合格者を多数輩出することができたのです。
武田塾では、一人一人が目標に向かって頑張っています。
武田塾の勉強法でやれば、成績は必ず上がります!
今の勉強法に悩んでいる人や諦めかけている人
あなたも武田塾で逆転合格しませんか?
勉強方法から改善して合格者を多数輩出してきた校舎長の北野が相談に乗ります。
武田塾には入塾テストはありません。
現在の学力で入塾できないということはありませんし、クラス分けも当然存在しません。
でも、一つだけ持っていてほしいものがあります。
それは、大学に行きたいという気持ちです。
伸びるかどうかは、『この大学に行きたい!』
という気持ちが大きくかかわってくるからです。
受験勉強は時に非常に辛く、厳しいものです。
武田塾ではそのサポート、計画立案から日々のフォロー、正しい勉強法の指導を徹底的にさせて頂きます。
西宮北口校は合格実績賞を頂くほど、活気のある校舎です。
【vlog】3年連続で合格実績において賞を獲得した武田塾西宮北口校の想い
校舎長の北野は武田塾チャンネルにも出演しております。
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0798-42-7311までお気軽にご相談ください。
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