どうも!西宮北口校で教務をしている池上がみーです!
今日は、2022年4月の学習指導要領変更により高校の必修科目となり、2025年1月から共通テスト科目にもなる「情報」についてです♪
2022年度から始まった新科目「情報Ⅰ」は、2025年1月から共通テスト科目の「情報」として出題されます。
大学入試センターから共通テスト科目「情報」のサンプル問題が公開されていますので、つべこべ言わずに解いてみました!
今回はサンプル問題を解いてみた感想や、今後の情報Ⅰの展望考察し、記事にしてみました。
解いてみた感想
試験の総括
今回のサンプル問題は、それより以前に公開されていた試作問題よりさらに洗練された試験問題となっていました。
大問は第1問から第3問にまとめられ、その中でいかに実社会で通用するIT知識があるかを問う良問です。
今まではマイナー科目の地位に甘んじてきていた情報系科目が、Society5.0とも呼称される大情報化時代に対応する人材を育成するために、今後は入試ド真ん中科目に躍り出てきます。
もちろん、プログラミングについての問題もしっかり出題されていました!!
プログラミングについて当たり前のように学んで、当たり前のように試験科目になる時代が来年、訪れるのです。
それでは、第1問から順に見ていきましょうッ(解答についても書いているのでネタバレ注意)
第1問~ITの実用的な知識について~
第1問は問1~4で構成されていて、それぞれIT用語の知識を問う問題、コミュニケーションデザインを問う問題、アナログ情報をデジタル情報に変換する問題、ビットの問題です。
問1ではクラウドについても問われていて、最近のトレンド技術をしっかり押さえてきています。
また、電話回線と比べたときのデータ通信の利点について「回線を占有しないで送信元や宛先の異なるパケットを混在させて送出」できるというのは初めて知りました(笑) 役立つ知識やな~
問2では情報の内容によって図を使い分るための具体的な知識を聞いてきてます。
例えば、下のような図のどれを選ぶべきかという問題が出題されています。
(サンプル問題 第1問 問2より)
クラスメイトの通学手段について「電車通学」「バス通学」「自転車通学」を分類するなら①といったような、プレゼンなんかで図を作るときにどれを使えばいいかということを問う実用的な問題ですね。
問3のアナログからデジタルへのデータ変換の問題は基礎的で簡単でしたが、問4のビットの問題はけっこう難し目の問題でした。
この第1問がしっかりと得点できるくらいに知識があれば、新聞やネットニュースのIT関連の記事はほぼほぼ理解できるようになるでしょう。
第2問~どのプログラミング言語にも応用可能な論理的思考力を問う問題~
プログラミングの基礎知識や論理的思考力を問う大問でした。
2022年度から始まった情報Ⅰ科目の学習指導要領では、実際に扱うプログラミング言語については教科書会社に一任していて、例えば東京書籍はPythonやJavaScriptなどを採用されています。
このように、教科書によって取り上げられているプログラミング言語が異なっている状況で、共通テストではどれか一つのプログラミング言語をもとに出題してしまうと不公平が発生してしまいかねません。
だから、このサンプル問題を作るに当たって大学入試センターは独自の疑似プログラミング言語で出題していました(このことについては、大学入試センターの出題の「ねらい」でも書かれています)。
当然のことながら、4年後の実際の試験でも同じように疑似言語での出題となることが予想されます。
(サンプル問題 第2問 問3より)
なので、将来の受験生は多くのプログラミング言語を知っている必要があるというよりは、プログラミングの基礎的な考え方を押さえていることが重要になりそうです。
第3問~統計資料やデータの見方と活用の仕方について~
最後の大問は統計資料やデータの見方と活用について問われているものです。
ビッグデータの時代と言われますが、そのような時代に必須なのが統計データを読み取り分析する能力です。
そうでなくても、公開情報や社内情報を分析して予測を立て、その予測に基づいて対処する能力は、社会人には欠かせない能力となってきています。
第3問はそのような実践的能力があるかを問う問題デス。
(問3の表1より)
サッカーを題材にして、様々なデータがどのような関係にあるのか(正の相関があるのか、負の相関があるのか等)、それらの数値でどのような図が作成されるのか、といったことが問われています。
四分位数のような高校数学でも馴染みのある言葉も出てきていますが、だからとって複雑な計算があるわけでもないです。
きちんとデータが読めていれば十分に得点できる問題です♪
サンプル問題から見えてきた情報科目の三本柱
情報科目の三本柱が見えた!
私見ではありますが、どうやら大学入試センターは「IT機器の基礎知識(第1問)」「プログラミングと論理的思考力(第2問)」「統計資料やデータの見方と活用法(第3問)」を三本柱として共通テストを組み立てていく方向のようです。
非常にバランスの取れた三分野に絞られていますし、この共通テストで高得点が取れるような知識を持っていれば社会でも役に立ちます。
今回のサンプル問題では、あくまで大学入試センターの現在の方針までしか分からない(つまり方針の確定ではない)ので、共通テストの情報をどのような方針になるのかは今後も注目していく必要がありそうですッ
難易度は試作問題よりも上がっていた!
今回のサンプル問題は、以前に公開されていた試作問題と比べると、全体的に難易度は上がっていました。
4年後の共通テスト実施に向けて、大学入試センターは出題の仕方や難易度を固めてきていますね。
来年4月には共通テストが準拠することになる「情報Ⅰ」の教科書が各社から発行されますが、そうなるとさらに共通テストでの出題方針も固まってくるでしょう。
そもそも情報とはなんぞやという方は、以下の記事もご参照くださいッ(プログラミングの基礎的な考え方も共通テストで出題されるんですよ!)
まずは受験相談をしてみよう
「情報Ⅰ」をはじめ、「歴史総合」「公共」といった新しい科目が始まりますので、大学受験の悩みは絶えないですよね。
私たち武田塾西宮北口校では、生徒さんとお父様お母様のために無料受験相談を承っております。
0798-42-7311までお気軽にご相談ください。
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武田塾について
武田塾では個別のカリキュラムを設け、宿題を設定し、毎週確認テストを受け、内容の定着度を確認するために個別指導を行います。
①個別指導での宿題設定
②宿題の範囲のテスト
③個別指導で内容の定着をチェックする
このサイクルをしっかりと回すことで、取りこぼしがなく、進めることができます。
また4日2日の学習ペースで学習を管理していくため
常に一定のペースで学習を進めていくことになります。
サボったら確認テストの結果でバレてしまいますので
学習習慣をまず身につけていくという点でもお役立ちできます!
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そして、志望校合格のために参考書に取り組んでいく順番を示したカリキュラムがルートなのです。
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