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SDGsが試験問題に⁉新教科『地理総合』について調べてみた

こんにちは、武田塾西宮北口校の池上がみーです。

今回は2022年度から半世紀ぶりに必修科目化される地理科目の『地理総合』について取り上げます!

 

2022年4月以降に高校に入学された皆さまは、『歴史総合』『日本史探求』『世界史探求』『情報』『公共』そして『地理総合』『地理探求』という新しい科目を習うことになります。

この『地理総合』では、SDGsや防災マップが授業で取り上げられることになるようで、今までとは全く違ったスタイルの授業が展開されることになりそうですので、そういったことを深掘りしていきましょう。

 

 

高校生に広く地理の知識を持ってもらうために

今までは地理を学ばずに高校を卒業する人も多かった

地理科目は長らく選択科目扱いになっていましたので、高校で全く学習せずに卒業された方も多いでしょう。

かくいう私もその一人で、世界史Bと日本史Aは履修しましたが、地理の授業については自分の高校で開講されていたのかどうかも覚えていません。

学校からは地理に関する情報が全く得られなかったこともあり、覚えることの量が少なく、受験生にとってはコストパフォーマンスに優れた科目である、ということすら知ることはありませんでした。

 

このような状況が49年ぶりに変わることになります!

2022年4月以降に入学した高校生は、地理科目を必ず学習されることになるのです!

 

『地理総合』と『地理探求』

必修科目になる地理は『地理総合』と呼ばれる新科目です。

内容はこれまでの『地理B』とは少し違い、SDGsに絡めた授業や、防災マップを活用した実習など、より実用的な内容となることが予測されています。

 

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また、『地理総合』で地理に興味を持たれた生徒さんは、発展科目の『地理探求』を選択すれば、より詳しく地理を学ぶことも可能です。

 

ちなみに、長らく世界史は必修科目でしたので、今までの高校生は世界史Bか世界史Aのどちらかを必ず履修しているのですが、実は日本史は選択科目でしたので学習せずに卒業された方も今までにはいました。

この自国の歴史を学ばずに社会に出てしまうという事態に関しては、日本史と世界史を融合させた『歴史総合』という科目が2022年4月から開講されることで解消されたのです。

 

時代の要請に応えるための新科目か

近年の環境問題や気候変動、あるいは予測されている南海トラフ巨大地震といった、日本の将来に暗い影を落とす問題に高校の教科で対応することも、おそらく『地理総合』に期待されていることなのでしょう。

これは地球環境問題に取り組むために地理の視点からSDGsを考えたり、気候変動や大地震に備えて防災マップの読み解きをレクチャーしたり、というカリキュラムが想定されていることからも分かります。

 

実用的かつ教養になる『地理総合』の授業を受ける高校生が羨ましいです!

将来に役立てられるように、皆さんしっかり学んで下さいね。

 

実用的な地理の思考力を鍛える

「考える」地理の授業に

SDGsや防災について学ぶことになる『地理総合』では、授業スタイルが大きく変わる学校も出てくると思われます。

講義を一方的に聞くいわゆる座学ではなく、たとえばSDGsについて地理の視点から議論するような授業や、防災マップやgoogleストリートビューを参照しながら災害時の避難について考える授業などが行われることになりそうです。

ただし、こういったアクティブラーニングの授業は、担当する先生の技量に拠るところも大きいですので、今までと同じような座学中心の授業を続けられる地理の先生も出てくるでしょう。

 

アクティブラーニングが増えるが予備校はどう対応するだろう?

今までの座学中心の『地理B』から、アクティブラーニングが増えると予測される『地理総合』になることで、大学入試対策のあり方も大きく変わってくることが予測されます。

塾や予備校もそれに合わせて対応を考えてくるでしょうが、どういった対応をされるのかが気になるところです。

大手の予備校や塾の今後の対応は、しっかりとチェックしておきたいですね。

 

共通テストの問題はこうなる!

授業のスタイルが変われば、共通テストの出題傾向も変わることが予測されます。

実際、大学入試センターが作成した『地理総合』のサンプル問題を見ても、元々地理科目は資料問題が多めだったのですが、それに輪をかけて資料だらけになっていました。

 

これまでのセンター試験や共通テストの『地理B』は、暗記する量は世界史や日本史と比べて圧倒的に少なくて済む代わりに、覚えた知識から推測していく力が必要とされていました。

この傾向はおそらくある程度は踏襲されますが、それに加えて大量の資料を捌く資料クリティーク能力もかなり重視しているようです。

 

サンプル問題から分かる他の傾向は、実際の授業中の討論会を想定しているのか、地理に絡む話題を議論している人達の発言について、設問にされているものも多く出題されていたことです。

アクティブラーニングの授業をそのままテスト問題に落とし込もうという大学入試センターの意気込みが感じられますね。

 

新しい科目のことを考えてソワソワされるなら、ぜひ無料受験相談へ!

今までになかった科目が追加されたということで、不安になられる方もおられると思います。

武田塾西宮北口校では新科目の情報を集め、有益な情報を保護者様にもお伝えすることに努めています。

もし私たちの新科目への対応をお聞きされたいのでしたら、

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