こんにちは、武田塾西宮北口校の北野智規です。
北野もこの地で育ち、六甲学院に通っていたので実体験もありますが、
ここで校舎長をさせて頂いて、改めて思う所があるので赤裸々に書いていこうと思います。
進学校に通う生徒がかかる病って?
中学受験と大学受験は別ジャンル
同じ受験なんですが、ここをはき違えている人が多いように思います。
中学受験と大学受験は同じやり方では上手くいきません。
両方それなりの努力は必要なんですが、努力の質や方法が異なります。
どういうことかって?
以下詳しく述べていきます。
中学受験の特徴
基本的に中学受験は自学自習ではないです。
もちろんたまにいますが、稀です。
基本的には、馬渕、浜学園、希学園、日能研、SAPIXなど…
中学受験専門の塾でみっちりカリキュラムが組まれたものをひたすらやり込んでいきます。
週1回はカリキュラムテスト(的な確認テスト)を受けさせられます。
教室もレベル別で分けられており、場合によってはカリキュラムテストや模試の順番で席順が決められます。
そういう勝負の世界でひたすら与えられた課題をこなしていきます。
工夫するというよりはカリキュラムに沿ってゲームを進めていくといった感じです。
もちろん課題や難易度も小学生にしてはそれなりの量やレベルがあるので
正直凄く大変です。
僕は、希学園に通っていた時12時回っても課題が終わらない日があって
泣きながらやっていたこともありましたし。。。
家が少し遠い友人も寝るのが25時超えると言っていた記憶もあります。
そして問題がポテンシャル優位型です。
特に算数はやり方や手順もありますが、IQテストの要素が強いです。
与えられたことをそれなりにこなして、ポテンシャルがあれば受かる
これが中学受験のイメージです。
あとは、お母さまの出番が多い。
中学受験は親子の2人3脚でないと成立しません。
そして子供もまだ反抗する子は少ないので、親子で受験する感覚になります。
大変なぶん、参加意識があって充実していると思います。
大学受験の特徴
ひとことで言うと、自学自習が求められます。
いつまでに何をするか、ある程度自分で戦略を練っていく必要があります。
中学受験程与えられる感がないので、何をしていいかわからず学校の課題だけこなす生徒が多い印象です。
そして、暗記量が桁違いに多いです。
もちろん中学受験でも漢字や社会、理科の用語はありました。
しかし、大学受験は
4000語を超える英単語、熟語、細かい文法表現
数学の公式(1A2B3)、理科の定理や公式、用語の暗記
国語も古文や漢文、社会の用語(暗記だけでなく流れの理解も)
と5倍くらいの暗記量が必要なんじゃないかなと思います。
授業だけで覚えきれる量では到底ないです。
理解力よりも、復習(反復)と基礎の徹底がものをいいます。
数学の問題もポテンシャルではなく、理解に基づく努力の要素が強くなります。
IQテストよりもEQテストの側面が強いのが大学受験です。
そして、思春期の子供なので、基本的にお母さまに反発します。
言われたことを素直にやる子の方が珍しい。
部活もあって時間の使い方も難しい生徒が増える。
国公立を受けるなら5教科7科目必要で、科目バランスを取るのも難しくなる。
何より、親子2人3脚が、中学受験と比べると本当にやりにくくなります。
見守ることしか出来ない分、もどかしい気持ちがあると思います。
そのギャップを埋めれない
親子ともにこの中学受験と大学受験のギャップを埋めれないことが多いです。
中学受験の成功体験が強ければ強いほど、塾にたくさん通えばどうにかなると思いがちです。
中学受験の塾は管理型ですが、大学受験の塾は管理型ではありません。
暗記量をカバーするためには、自分で復習して定着させることが求められます。
でも、自分から勉強するという習慣がないため、授業を見て終わりがち(満足しがち)。
個人的に大学受験の塾で、中学受験の塾(馬渕や浜学園)のような塾は
鉄緑会
くらいしかないんじゃないかな?と思います。
それくらい鉄緑会は圧倒的です。
一般的な駿台や河合塾、研伸館は、自学自習が出来るという大前提のもとに授業が展開されます。
進学校に通っている子からすると、進学校のダブルスクールになります。
そのため難易度の高い問題をダブルでこなしつつ、基礎基本も自分でやっています。
恐ろしい、セルフマネジメント能力です。
もはや高校生ではないです(笑)
感覚的ですが、まともについていけているのは上位10%(多く見積もって25%)ではないでしょうか?
基本的には、復習なくこなすが精一杯の生徒が多いように思います。
(そもそもこなせず、理解できてないけど行っている子も25%くらいいると思う。)
プライドが邪魔する進学校の生徒
Aさんの事例
日能研→神戸海星女子に進学。
中3くらいでついていけず、学校を辞めるかどうか迷ったこともあったが
高校に上がれるので、とりあえず高校に進学。
案の定難易度も速度も上がり、本格的についていけず精神的に厳しいことになる。
行っていた研伸館(英語)、駿台(数学)も辞めた。部活も辞めた。
母子ともにどうしてこなってしまったのか、と落ち込んだが、
少しづつ前に歩き出している。
Bさんの事例
浜学園→甲陽学院に進学。
中学から駿台に通い、数学だけは出来るが、英語や古文、社会は壊滅的。
方向性としては文系に行きたいが、暗記はかなり苦手意識が強い。
英語は地元の塾でも教えてもらったが、頭に残らず、学校の難易度も高い。
地元の塾と駿台に加え、個別指導塾で学校の補全もするようになったが、
一向に成績は上がることなく、甲陽で下位20~30%あたりにいる。
母の希望としては京大に行ってほしいが、このままでは神戸大も行けないレベルで
親子ともに喧嘩が増えてきており、家庭内の空気は良くない。
最近は、子供がゲームにハマりだし、余計に親子の溝は広がりつつある。
中学受験で失敗した生徒のリアル
Cさんの事例
神戸女学院を受けて不合格だったCさんは親和女子に合格。
親子で2人3脚で頑張ってきたCさんは不本意ながらも親和に通うことになる。
大学受験で見返そうと、家族で意気込むも自学自習が出来ず、中3で失速。
プライドだけが高いまま、志望校と成績のギャップは広がっていく。
親の方がその状況に先に気付くも、子供の方はその状況から目を背けるように
失敗を繰り返していく。
難易度の高い問題にチャレンジしては挫折を繰り返し、基礎基本の問題を見下し手をつけず
ハードルだけが高いまま時間だけが過ぎていくのである…
Dさんの事例
馬渕→滝川に進学。
もともと甲陽を目指していたが、最後に失速し滝川に進学。
学力自体は低いわけではなく、最初は滝川でもトップクラスにおり、学生生活も楽しかった。
しかし、中学受験の時の貯金も高校になると底をつき、テスト前だけの勉強では成績を維持できなくなる。
極端から極端に考えてしまい、自分はやはり勉強に向いていないと思うようになる。
中3時代はトップ10だったが、高2の夏時点では下から数えた方が早く、勉強に対してのモチベーションもかなり低くなる。
親もどう声をかけていいかわからず、『頑張れば出来る子なのに』と言うが、
逆にその言葉が重く感じられる生徒は、親とコミュニケーションを避けるようになる。
むしろ、親のせいでこうなった、と責任を転嫁され家庭内の空気も悪化の一途である。
そんな人たちへの処方箋
ハードルは下げてから上げる
こうなりたい!
こうありたい!
と理想を思い描くことはいいことだと思います。
しかし、その理想と現実のギャップが大きい場合はその限りではありません。
そのギャップの大きさに圧倒され、心が折れてしまうからです。
つまり、屈折します。
超えることができるハードルを自分で設定しなくてはいけないので
出来れば客観的なアドバイスをくれる人に相談したほうがいいと思います。
基本的にハードルを下げるのは簡単なように見えて、ものすごく勇気がいります。
プライドを削ることになるかもしれません。
でも、悪化するより100倍マシです。
一歩一歩近づけれるように、ハードルは下げてから徐々に上げていって欲しいです。
プライドを捨てて躓いた地点までさかのぼる
これは人によります。
中学で躓いた人は、中学の躓いたところからやり直す。
案外、時が経てば見えてくるものもあります。
今が忙しい、見るのが怖い、そんなことはもう知っている
言い訳はいくらでもできます。
苦手意識やプライドを緩和していくイメージ。
これも上で述べたハードルを下げる話と繋がりますが、
凝り固まったプライドやトラウマを解かしていくと、自然と上手くいくようになります。
中長期の視点を持つ
すぐに結果を求めようとする。
これも実はハードルが高いです。
もしそこを優先すると、短期暗記になり、模試の成績は一向に上がらないでしょう。
まさに悪循環にハマります。
進学校の課題は難しいし、量も多いので余計に悪循環にハマります。
こなしちゃダメなんです。
計画立てて、実行して、定着しないと成績は上がらないんです。
せめて半年先の目標を決めていきましょう。
出来るだけ具体的に。
そして、無理のない計画にしましょう。
そう、ハードルは下げてから上げる、です。
とは言え、自信がない!
ならば、
受験相談だ!!
西宮北口校でお待ちしております。
校舎長 北野が書いたブログ抜粋
映像授業を受けても伸びている実感がない人へ
サクッと武田塾を知りたいという方は、こちらの動画をチェックしてください。
『90秒で分かる武田塾』
①授業をしない
武田塾の一番の特徴ですね!
一般的な個別指導塾では講師の先生から新たに勉強する部分の解説を受けたり
分からない問題の説明をしてもらうなど「授業を受けること」がメインです。
勿論ひとりひとりに応じたわかりやすい説明はありますが授業を受けるだけでは
「わかる(理解する)」だけにとどまっていまい問題を「できる」ようにはなりません。
これを読んでいる方にも授業を受けて「めっちゃわかった!」「これでテストもできる」
と思っていたのにテストが出来なかったり良い点を取れなかった経験はありませんか??
「授業を受けること」だけでなく自分で考えてやってみないと
しっかりと知識として定着出来ず忘却の彼方に行ってしまうのです。
そのため武田塾では授業を行わず
自分に合った参考書を使用した自学自習の徹底管理を行うことで
「わかる」から「やってみて」「できる」状態に持っていきます!
勉強のやり方からしっかり教えて、出来るようになるまでやってもらう
これが武田塾です!
※武田塾では以下を学習の三段階の「できる」ようになるまで指導します。
①「わかる」=教わって理解!
②「やってみる」=実際に解く!
③「できる」=入試でもできる!
②毎週の確認テストと個別指導
<1日単位の明確に決まった宿題>
武田塾では1日ごとに宿題の範囲が決まっています。
塾生は毎日どれだけの時間どんなこと勉強すればいいのか明確です。
また、武田塾では「4日進んで2日戻る(復習する)」勉強法を
徹底するためやりっぱなしになることは有り得ません!
※英単語も数学の問題集も6日間の間に3回完璧にしています。
しかし宿題をしっかりやっても
「これで出来るようになったのか不安」
と思ってしまうこともあると思います。
武田塾ではその不安を「確認テスト」と「個別指導」で無くします!
<確認テストと個別指導>
武田塾では1週間に1度「確認テスト」と「個別指導」を行います。
テスト内容は宿題の問題と全く同じ問題なので
しっかりこなせていれば満点を取ることが出来ます!
そのため毎日頑張って勉強しないとやっていないことがバレるのです。
また、確認テストで80点以上を超えないと次に進めないため
志望校合格までの道を進んでいくことも出来ないのです。
こうして武田塾では確認テストで「勉強をサボれない」仕組みを作っているのです。
ずる賢い人や要領の良い人はここまで聞くと
「解答の丸暗記をすれば良いし楽勝♪」と
思ったかもしれませんがそれは絶対に出来ません!
それには2つ理由があるので説明していきます。
①宿題の量が丸暗記出来ない程多い
そもそも武田塾の宿題はどの科目でも丸暗記することが不可能な量です。
下の表が実際に出される1週間の宿題量です。
英文法の問題集ネクステージは9~16章で全部で数百問あります。
これを全て丸暗記することは不可能だとは思いませんか?
②個別指導の時間で口頭チェックがある
武田塾の個別指導の時間では一般的な個別指導塾のような
問題解説や新しい事項の説明をすることはありません。
本当に問題が出来るようになったのか、暗記になっていないか
口頭でチェックさせてもらっています。
この口頭でのチェックでは「答えを答えるのではなく何故その答えを選んだのか」
その根拠や理由を講師の先生に説明してもらっています。
武田塾の目的は参考書の問題が解けたり確認テストで点数を取ることでは当然ありません。試験や入試で得点できなければ意味がないので、そのために根拠の確認をしていくわけです。
これを続けていくことで
「自分で考えて理解する力(思考力)解法やプロセスを説明しえいく力(表現力)」
が養われていくのです。
今挙げた2つの力はセンター試験に変わる大学入学共通テストにも必要な力です。
一般的な個別指導塾では授業中に進んでいくことが講師の先生に求められるため「生徒が本当に分かっているか」「明確な根拠があって答えられているか」まで見ることはほとんどありません。
また、そのほかに確認テストの結果や生徒のノートを確認と
生徒へのヒアリングを行うことで1週間の勉強のやり方や
学習時間が適切かどうかをチェックし状況に応じて
アドバイスしていきます。
例えば、今週英単語が中々覚えられず
確認テストで8割を切ってしまった生徒の場合は
どのように英単語を覚えて来たのか、時間は毎日取れていたか
2日間の復習日でもしっかり取り組めていたかとノートを確認し、
その上で効率の良い正しい単語の覚え方を指導します。
ここまで講師の先生から手厚く見てもらえるのが武田塾の個別指導です!
③カリキュラムを全体で管理
もう1つ武田塾と普通の個別指導塾の違いは「カリキュラムを塾全体で管理」していることです。
個別指導塾では講師の先生に生徒のカリキュラムを丸投げしていることが多いです。
教室長の受験知識や教務知識が高い場合はひとりひとりのカリキュラムを設定していることも
あるのですが大半の場合は講師の先生にすべて任されてしまっています。
私自身アルバイト講師を4年間やっていましたが全て自分でカリキュラムを決めていました。
この方法ですと自身の経験のみを元に作っているため非常に危険ですよね?
しかし武田塾では志望校に応じてカリキュラムが決まっておりそれをもとに
講師の先生が指導しているため講師の先生に依存することはありません。
ここまでをまとめると武田塾と他の個別指導塾の違いは
①授業をしない
②毎週やってきた範囲の確認テストと個別指導
③カリキュラムを全体で管理している
の3点ですね!
今回は武田塾と一般的な個別指導塾の違いについて紹介致しました!
以下今回の参考動画です!
武田塾と普通の個別指導の違いの動画
勉強方法から改善して合格者を多数輩出してきた校舎長の北野が相談に乗ります。
武田塾には入塾テストはありません。
現在の学力で入塾できないということはありませんし、クラス分けも当然存在しません。
でも、一つだけ持っていてほしいものがあります。
それは、大学に行きたいという気持ちです。
伸びるかどうかは、『この大学に行きたい!』
という気持ちが大きくかかわってくるからです。
受験勉強は時に非常に辛く、厳しいものです。
武田塾ではそのサポート、計画立案から日々のフォロー、正しい勉強法の指導を徹底的にさせて頂きます。
西宮北口校は合格実績賞を頂くほど、活気のある校舎です。
【vlog】3年連続で合格実績において賞を獲得した武田塾西宮北口校の想い
校舎長の北野は武田塾チャンネルにも出演しております。
武田塾西宮北口校へのお電話でのお問い合わせ・無料受験相談のお申込みは
0798-42-7311までお気軽にご相談ください。
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