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【新課程】歴史総合?公共?新たに変化する社会について徹底解説!

ブログをご覧の皆さんこんにちは!

西日暮里駅から徒歩1分、荒川区の予備校武田塾西日暮里校です!

今回のテーマは「新課程の変更点 社会編」です!

このブログでは、今の高校2年生が受ける受験が現高3生と何が変わるのかについて、こちらの動画をもとに解説していきます!

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現行課程と新課程を表で比較

まず社会は科目の名称が変わります!

以下の表を見てください!

現行課程

  世界史A 2 いずれか1科目
  世界史B 4  
地理歴史 日本史A 2 いずれか1科目
  日本史B 4  
  地理A 2  
  地理B 4  
  現代社会 2 「現代社会」
  倫理 2 または「倫理」・
  政治・経済 2 「政治・経済」

 こちらがこれまでの課程の社会でした!これが新課程になると以下のように変更します!

新課程

  地理総合 2 必履修
  地理探求 3 選択
地理 歴史総合 2 必履修
歴史 日本史探求 3 選択
  世界史探求 3 選択
  公共 2 必履修
  倫理 2 選択
  政治・経済 2 選択

 

各科目の変更点

ここでは各科目の大まかな変更点をお話ししていきます。

まずは地歴です。

新課程ではまず「世界史A・日本史A」といったA科目が廃止され一つにまとまった歴史総合となりました!

歴史総合は日本史と世界史の近現代の話をまとめた教科となっています!

また歴史総合と地理総合は全高校生が必須で学ぶこととなっています!

そして世界史B・日本史Bが世界史探求・日本史探求に、地理A・Bが地理総合・探求へと名称が変わっています!

続いては公民です。

公民では現代社会に相当する内容が公共に変わっており、倫理、政治・経済はそのままとなっています!

このカリキュラム変更に一旦入試を度外視して考えると、学校の先生がすべてこれに対応できているかはわかりませんが、社会科目全般で見る視野を育成する観点では、今回の新課程はカリキュラム上それに近づいたといえると思います!

歴史総合が日本と世界の関係を切って考えず、ミックスさせて考えるのもこの意図に近いですね。

教育課程全体を見た時に、今は知識偏重から脱することが節々に感じられます!

文部科学省の教科書を作っている人たちの意見からすると、与えられた資料から何か読み取り、自分で考える力を身につけさせたいのだと思います。

よってそういう入試問題の出題は今後増えるかもしれません。

ポジティブに考えるとただの詰め込み出ない、関係性重視の面白い教科になっていくのでしょうね!

共通テストの変更点

皆さん気になっているのは新課程でどう入試が変わっていくかだと思いますので、共通テスト⇒それ以外の試験の順にお話ししていきます!

まず共通テストの変更点ですが、とてもややこしいが起こっています!

日本史で一部ピックアップすると、今まで「日本史B」だけであったところが「歴史総合、日本史探求」、「世界史B」であったところが「歴史総合、世界史探求」という出題のされ方に変更されます!

あとで詳しくお話ししますが、日本史で受験する人には歴史総合が入ることで、世界史要素も追加されていくのです!

非常にややこしいです。

もう1個変更点としては、公民科目が2種類になります!

今までは「現代社会、倫理、政治経済、倫理・政治経済」の4つでしたが、これが「公共、倫理」「公共、政治経済」に変わっていってしまいます。

つまり現代社会コスパ良い時代が終わってしまうのです…!

今までは現代社会や政治経済、倫理だけで良かったものが「現代社会+倫理」、「現代社会+政治経済」という風になったと思ってください!

逆に今まであった「倫理、政治・経済」がなくなるので、今までこれを必須としていた大学を目指している人にとっては楽になったと言えます。

まとめると、

世界史・日本史負担増

地理は変わらず

公民の倫理・政治経済負担減

現代社会などの1科目のみ負担増

という風になりました。


そして実は共通テストにはもう1個の科目があるのです。

それは地理総合・歴史総合・公共という3つを混ぜた科目があります!

ただし全部やる必要はなく、この中から2つを選ぶ形式となっています!

実はこれ、とても地雷科目です!

内容は薄いですが、学ぶことが2倍になり、負担が増えてしまうので、選択しない方が無難です!

ではここで先ほどややこしいと言っていた歴史総合・日本史探求、歴史総合・世界史探求という科目の共通テストの試作問題が公表されていたので、その問題形式を一緒に見ていきましょう!

大問は全部で両社とも6題出題されていました。

大問1が歴史総合の問題です。

先ほども言った通り歴史総合が入るので、日本史であろうと、思いっきり世界史の内容が入っています!

また逆も然りで、世界史探求でも日本史の内容がしっかり出てきています!

歴史総合の出題の割合こそ少ないですが、共通テストを受けるうえで対策は必須となってきます!

ここで2科目どちらが大変なのかというと、それは日本史探求の人たちだと思います!

中学校でも日本史っぽいことはやるからなのです。

そしてそもそも歴史総合は知識をゴリ押したいわけではないので、そうなってくると世界史要素の方が多い印象になってくるのです。

つまりこの科目は世界史A・日本史みたいな感じなってくるのです。

歴史総合・世界史探求の方が被る範囲が多いと考えられるので、ここら辺が選択科目に影響してくると思われます!

共通テストにおいて歴史科目は負担が増えることを念頭に置いてください!

変更に伴う私大の対応

続いては新課程への変更に伴う、私大の反応を見ていきましょう

予備校の講師である塚原先生という方がNoteにまとめていたのでこれを紹介していきます。

大学ごとに「日本史探求/世界史探求のみ出題します!歴史総合は含みません」と言っている大学と「歴史総合を含む」と言っている大学が分かれているので、それを一覧にまとめてみました。


歴史総合 日本史探求を出題範囲
とする

慶応義塾大(文・経済・法) 上智大、学習院大、明治大、立教大、中央大、日本大、東洋大、法政大、國學院大、南山大、立命館大、専修大、駒沢大、愛知大、愛知学院大、関西学院大、関西大

日本史探求を出題範囲とする(歴史総合を出題範囲としない)

慶応義塾大(商)、早稲田大、亜細亜大、青山学院大、同志社大、近畿大、福岡大、京都産業大、龍谷大、甲南大、摂南大、桃山学院大、阪南大、神戸学院大、西南学院大、名城大

慶応義塾大学を例に見てみると文・経済・法では歴史総合を含みますが、商は含まないと言っています。
ほかにも含む、含まないが分かれており、とてもややこしくなっております。

ほとんどの私大受験者が併願を行うと思います。

 

ここで予想ですが、大学としてはあまり形を変えたくないのが本音だと思うのです。

理由として、共通テストは歴史総合・日本史探求という風に合体させたのに、日本史探求のみとあえて言う大学がこれだけあるのです。

つまり大学側としては今までの形を踏襲したい大学が多いと予測できるのです!

ここでややこしいのが「歴史総合を含みます」と言っている大学が多いことなのです。

この大学が本当に歴史総合を出すのかというと、単純に今までより範囲が拡がるわけで、本当に入試問題として作って受験生に出すのかという意見が見られているのです。

ここ数年の大学受験の傾向を見ていくと、例えば青山学院や上智大学で総合問題というのができました。

これは様々な教科をミックスして1問を作るという問題です。

ここから大学側も多角的な視点を持ってほしいと考えていると言えますね。

よって先ほどの歴史総合が出ないと決めつけるのは違うのではないかと考えられます!

ただ共通テストでも1/6しか大問で出ていないところを見るに、出題のウェイトは低いと思われます。

私立文型の人は特にその探求科目を頑張ればいいです!

直前期に歴史総合を軽く追加するみたいな感じがベストだと思われます!

今後の対応としては探求科目をメインに勉強を行い、高3の10月などの直前期に歴史総合を軽く復習してみましょう!

また学校でまだ歴史総合をやっているなら定期テストをしっかり取り組み最低限の知識はそろえておくこともお勧めです!

変更に伴う国公立の対応

国公立も歴史総合をどう扱うか見ていきたいと思います!


歴史総合 日本史探求を出題範囲とする

一橋大、東京外国語大、名古屋大(文系)、大阪大(文系)、北海道大、九州大(文)、京都府立大

日本史探求を出題範囲とする(歴史総合を出題範囲としない)

東京大、京都大、筑波大、新潟大(人文)


国公立をこのように見ていくと、メインどころについて、日本史探求なら歴史総合は範囲としていないです!

そもそも国公立は社会が2次試験で出るのが珍しいです!

よって国公立の人は探求をしっかり取り組めばいいと思われます!

しかし共通テストでどのみち扱うことには変わりないので、使用する人はしっかり取り組んでおきましょう!

変更に対しての対応方法

受験生の不安要素として、今売られている参考書が使えるのかどうかということだと思います。

これについては今の参考書のままでいいと思います!

『金谷の日本史の「なぜ」と「流れ」がわかる本』や『石川晶康日本史B講義の実況中継』、『日本史B一問一答』など、武田塾のルートで使っているものは引き続き使用して大丈夫です!

歴史総合が出るときは、後で歴史総合を足せばいいのです!

これが一番わかりやすいです!

不安で迷って動かないくらいなら、今あるもので動きましょう!

まとめ

今回は新課程の社会のお話をしていきました!

まず大学によって科目が異なるので、自分の志望校にあった勉強を進めましょう!

そして今ある参考書で勉強はできるので今まで通りに突き進んでください!

そして不安にならず、志望校の情報を集めながら受験勉強を乗り切りましょう!

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