目次
はじめに!
皆さんこんにちは!
西日暮里駅から徒歩1分、荒川区の予備校 武田塾西日暮里校 です!
今回は「新課程 数学を解説」というテーマでお話します。
ご存知の通り、現在高2生の人から新しく課程が変わります。
本記事では、現行課程との違いを解説しながら入試はどのように変わっていくのか、発表されている情報と見解をもとに紹介します。
また、今回の内容は武田塾の公式YouTubeチャンネルでも解説しているので、そちらもあわせてご覧ください。
教科書の変更点
メイントピックとしては、数学Cの復活になります。
ベクトルはもともと数学Bでしたが、数学Cに移行することになります。
また、数学Bの中に統計的な推測が入試で必須化されます。
さらに整数の性質が数学Aにありましたが、これが数学と人間の活動という名称変更が行われました。
受験における整数の重要性はやや下がるということになります。
数学Cというと、文系の受験に関係ないように思いますが、そんなことはありません。
文系の受験に必要な範囲としては、数学ⅠAⅡB+ベクトルが正しい認識になります。
文系の学生であっても、数学Cのベクトルはやらなくてはならないという、ややこしい分け方になってしまいました。
共通テストの変更点(数学I・A)
共通テストの試作問題というものが発表されています。
大きな特徴として、選択問題がなくなりました。
これまで、第3~4問で、確率・整数・図形を選ぶものでしたが、試作問題では、第3問が図形と性質、第4問が場合の数と確率となり、整数がなくなりました。
ですので、共通テストだけの場合、整数の勉強が不要になります。
共通テストの変更点(数学II・B)
共通テストとして数学II・Bではなく、数学II・B・Cという変な出され方に変わりました。
文理にかかわらず、基本的には数学II・B・Cを取ろうということになっています。
第1~3問が必須問題で、第1問が三角関数、第2問が指数関数・対数関数、第3問が微分・積分の考えとなります。
第4~7問が選択問題になり、3問を選択する必要があります。
第4問が数列、第5問が統計的な推測、第6問がベクトル、第7問が平面上の曲線と複素数平面になります。
ですので、文系志望者は、数列・統計的な推測・ベクトルが王道の選択になるかと思います。
一方、理系の人たちは統計的な推測を飛ばす人が多いかもしれません。
統計的な推測は、今で言う数学Ⅰのデータの分析と似ており、資料や統計を読み解く形式となります。
他の分野と比較して、使う脳みそが違うことになります。
現在、統計的な推測に関する参考書が充実していないのも事実です。
とは言っても文系志望者は統計的な推測の対策が必須になるので、確実に出題される範囲をまずは進め、今後に備えてほしいと思います。
理系の人は、平面上の曲線と複素数平面が共通テストで出題されるのははじめてなので、別の問題集でしっかり対策する必要があります。
共通テストの変更点
数学II・B・Cに変わることもあり、試験時間が60分から70分に変更されます。
他の科目でも試験時間が伸びるものがあるので、共通テストが体力ゲーになるのは否めません。
体力・集中力を日ごろの学習から養成しておくことが何よりも重要になります。
国公立2次試験の変更点
次に、2次試験ではどう変わるのでしょうか。
文系志望者にとって、共通テストのみで考えれば、整数は勉強しなくてもよいことになります。
その代わり統計的な推測を勉強する必要があります。
それが2次試験で通用するかどうかは大学に依ります。
ベクトルに関してはどこの大学であっても出題されることになります。
主に分かれるのは、整数と統計的な推測になります。
こと整数に関しては、教科書に整数の分野がなかったとしても、過去に出題されていました。
それは整数という分野が、数学の力を試すことに適した分野であるからです。
ですので、数学と人間の活動という分野が範囲外の大学でも、整数が2次試験で出題される可能性が大いにあり得ます。
実際、整数の考え方は他の分野でも活用できます。
範囲外であっても整数はしっかり押さえておくことをおススメします。
次いで、統計的な推測に関してですが、範囲内にしている大学であってほとんど出題されない可能性が高いです。
これには現行課程でも数学Ⅰデータと分析という範囲がありますが、これまで大学受験が求めてきた数学力とは少々違う分野になります。
事実、国公立の2次試験でデータと分析の範囲がガッツリ出題されていないです。
ですので、データと分析と似た範囲でもある統計的な推測も同じように出題されないと予想できます。
ただし、私立の入試問題の小問集合では、データと分析も出ているので、統計的な推測が出る可能性はあります。
一方、統計的な推測という分野は大学入学後もかなり使います。
事前準備の勉強として勉強しておいてほしいという想いが強いのであれば、出題される可能性もあります。
しかし、現時点で統計的な推測の過去問はありません。
ですので、試作問題を真似た共通テストの問題集で経験を積むことをおススメします。
現在、市販されている参考書について
現状の市販されている参考書で、どのように対策すれば良いのでしょうか。
武田塾では、『入門問題精講』、『基礎問題精講』をオススメしています。
ややこしいことが起こっているのが現状です。
『入門問題精講』の数学Ⅱ・Bにベクトルが含まれていません。
これには、これからおそらく数学Ⅲ・Cの『入門問題精講』が出ることが関係しているのかと思います。
ですので、文系の人で、数学Ⅲの内容が不必要であっても、ベクトルの勉強をするためには数学Ⅲ・Cの『入門問題精講』を購入する必要があります。
また、『入門問題精講』と同じレベルで武田塾がおススメしている『やさしい高校数学』も同じ状況になっています。
その場合、今ベクトルを勉強するのであれば、『坂田アキラのベクトルが面白いほどわかる本』を使うしかありません。
もしくは、『入門問題精講』の旧課程版がまだ本屋にあるのであれば、統計的な推測の方を『大淵智勝の数学B「統計的な推測」が面白いほどわかる本』で足すことになります。
それらを終えたあと、『基礎問題精講』をやることになります。
『基礎問題精講』ではありがたいことに『数学Ⅱ・B +ベクトル 基礎問題精講』という構成になっています。
それ以上のレベルの参考書に取り組むとしても、基本的には今までの参考書が使えます。
足りない部分は補い、変更に合わせて臨機応変に動いてほしいと思います。
今回のまとめ!
いかがでしょうか。
今回は「新課程 数学を解説」というテーマでお話ししました。
大きな変更点として、数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・Ⅲに加えて数学Cが復活することになります。
問題数の増加・試験時間の増加により共通テストの負担は増えることになります。
早めに志望校を決め、入試に必要な科目や出題範囲を決めてほしいと思います。
頑張ってください。応援しています。
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