はじめに
ブログをご覧のみなさん、こんにちは!
西日暮里駅から徒歩1分、西日暮里の学習塾・予備校、武田塾西日暮里校です!
みなさん受験勉強は順調に進んでいますでしょうか?受験勉強は日々の積み重ねがとても重要なので、毎日一歩ずつ頑張っていきましょう!
今回は令和7年度から内容が変更となる共通テストについてのお話です!
現在の高校1年生から変更後の共通テストを受験することになるので、対象になる人はぜひご覧ください!
なんで共通テストの内容が変わるの?
先ほど共通テストの内容が変更になると書きましたが、これには学習指導要領の改訂が関係しています!
令和4年度より学習指導要領が改訂され、令和4年現在高校1年生の人からは新しい学習指導要領をもとに高校での学習が進んでいくことになります。
それに伴って、現在高校1年生の人が受験する令和7年度(2025年度)の共通テストから新学習指導要領に基づいた試験を行うために内容が変更になるのです!
どの科目の内容が変わるの?
現在の共通テストは英語・国語・社会・数学・理科の5科目が行われていますが、令和7年度の共通テストからは新たに「情報」が加わります!情報ではプログラミングやデータの活用についての内容を中心に学ぶようです!
既存の5科目では、英語・国語・理科は大きな変更はありません。一方で、数学と社会では大幅な変更が行われています!
今回の記事ではその中でも数学の変更点についてみなさんと一緒に見ていきたいと思います!社会の変更点については西日暮里校の別のブログ記事でご紹介しておりますので是非合わせてごらんください!
数学の学習内容の変化
今回の学習指導要領改訂においての数学に関する大きな変更点としては、数学Cの復活が挙げられます。
数学Cは2012年に科目統合により一度廃止されたのですが、今回学習する内容を変更して再登場します。また、各科目で学習する分野についても変更が行われています。ここからは科目ごとに変更点を見ていきましょう!
数学Ⅰ・数学Aの変更点
数学Ⅰでは学習する分野に変更はなく、これまで通り「数と式」、「図形と軽量」、「二次関数」、「データの分析」の4分野を学習します。
学習内容では、無理数の計算や仮設検定の考え方について学習を行うように変更が加えられています。
数学Ⅱの変更点
数学Ⅱは学習する分野に変更はなく、これまで通り「いろいろな式」、「図形と方程式」、「指数関数・対数関数」、「三角関数」、「微分・積分の考え」の5分野を学習します。
学習内容にも大きな変更はありません。
数学Ⅲの変更点
数学Ⅲは現行課程の4分野のうち、「極限」、「微分法」、「積分法」の3分野のみを扱う科目に変更になります。
これに伴って、標準単位数が5単位から3単位へと変わります。現行課程の「平面上の曲線と複素数平面」分野は数学Cへと移動します。
数学Aの変更点
数学Aでは、既存の分野である「図形の性質」・「場合の数と確率」の2分野に加えて新たに「数学と人間の活動」という分野が登場します。
この分野は現行課程の数学活用という科目の内容を引き継いでおり、数量や図形に関する概念などと人間の活動のかかわりについて学びます。
現行課程の「整数の性質」分野での学習内容は「数学と人間の活動」と数学Ⅰへと引き継がれています。
既存分野の学習内容にも変更があり、「場合の数と確率」分野では旧課程の数学Bから期待値の分野が移動してくるなどの変更があります。
数学Bの変更点
数学Bでは現行課程の3分野のうち、ベクトル分野が数学Cへと移動します。
新課程の数学Bでは既存分野の「数列」、「統計的な推測」に加えて「数学と社会生活」という分野が新たに登場します。
この分野は現行課程の数学活用という科目の内容を引き継いでおり、数理的な問題解決の方法について学びます。既存分野では、統計的な推測分野に仮設検定の方法についての学習が追加されるなどの変更があります。
数学Cの学習内容
数学Cでは現行課程の数学Bで学習する「ベクトル」、現行課程の数学Ⅲで学習する「平面上の曲線と複素数平面」、現行課程の数学活用で学習する内容である「数学的な表現の工夫」の3分野を学習します。
「数学的な表現の工夫」では日常の自称などを離散グラフや行列などを用いて表現する方法について学びます。
共通テストにおける数学の変更点
現在の共通テストの数学は
数学①として「数学Ⅰ・数学A」、「数学Ⅰ」の2科目
数学②として「数学Ⅱ、数学B」、「数学Ⅱ」、「簿記・会計」、「情報関係基礎」
の4科目の試験が行われています。
令和7年度以降の共通テストでは、
数学①は「数学Ⅰ・数学A」、「数学Ⅰ」の2科目が変わらず実施されますが、
数学②は「数学Ⅱ、数学B、数学C」の1科目のみの実施となり残りの3科目は廃止されます。
(「情報関係基礎」は新科目「情報」に再編されます)
数学①(数学Ⅰ・A)の変更点
令和4年現在の共通テスト数学①(数学Ⅰ・A)では、数学Ⅰの範囲から大問2問必答、数学Aの範囲から大問3問中2問選択の形式で行われています。(図形の性質・場合の数と確率・整数の性質の3分野から2分野を選択)
令和7年度以降は、数学Aについては「図形の性質」・「場合の数と確率」の2分野に対応した出題となりすべて必答の問題となります。
数学②(数学Ⅱ・B・C)の変更点
令和4年現在の共通テスト数学②(数学Ⅱ・B)では、数学Ⅱの範囲から大問2問必答、数学Bの範囲から大問3問中2問選択の形式で行われています。(数列・ベクトル・統計的な推測の3分野から2分野を選択)
令和7年度以降は、数学B(数列・統計的な推測)・数学C(ベクトル・平面上の曲線と複素数平面)の合計4分野から3分野を選択する形式に変更になります。
数学②は試験時間にも変更があり、現在の60分から10分延長となり試験時間が70分となります。
まとめ
今回は令和7年度から変更になる共通テスト「数学」の変更内容についてご紹介してきました。
数学Cの復活と学習分野の変更に伴い、実質的な科目数が増えるので受験の負担は少し増えるかもしれませんね。
2025年度は旧課程履修者への経過措置が行われますが、2026年度以降は経過措置は行われないので注意が必要です。
この記事がみなさんの参考になれば幸いです。
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