後編スタートです!
皆さんこんにちは。武田塾西日暮里校のY・Sです!!
今回は、前回に引き続き、慶應義塾大学経済学部入試の英語試験について、
現役慶應生だからこその視点で考察していきたいと思います。
今回は私なりに考える合格の秘訣までも教えちゃう、豪華な内容です。
是非最後までお読みいただければと思います。
前回の記事をまだ読んでいない方は、今回の内容とのリンクを考えて、読んで頂く事をお勧め致します。
前回記事「現役慶應生が慶應経済学部の入試英語を紐解く!合格の秘訣は〇〇!?(前編)」
URL:https://www.takeda.tv/nishinippori/student/post-168598/
長文問題(大問1~3)傾向と対策
【傾向】
前回記事の復習です。慶應経済の英語において長文問題は、足切りに利用されます。
また、専門性の高い英文を速く読解する能力は有していて当たり前という大学側からのメッセージも込められています。
長文の話題の傾向としては、社会派の時事ネタ(日本のメディアではなく、BBCやCNN等が好きそうな国際的な話題)や
経済学、経済政策の話題、など専門性が高いものが多いです。
過去の長文のテーマとしては、飲酒年齢」「死刑制度の廃止」「最低賃金」「相続税」「同性婚」「投票の義務化」「女性雇用」「移民」等があります。
どれも正解のない議論が現在も展開されている社会問題です。
難しい専門用語等には注釈や文中での説明がありますが、普段から社会問題や経済問題に触れて、
思考を巡らせている受験生は有利と言わざるを得ないでしょう。
しかし、一方で英文の構成は、論文や論説によくあるアカデミックライティングの形式に則したものが多く、
この形式に慣れてしまえば、構成自体は簡単なものばかりで、大筋は理解しやすいです。
つまり、文章の大筋80%については理解出来るが残りの20%の詳細について独特の抽象表現等の理解が難しい文章のイメージです。
(余談:あるとき友人のスコットランド人に入試を解かせた際に、長文の点数が8割程度でした。)
また、大問5の自由英作文においては、後述の通り、これらの長文に言及しながら自分の意見を展開していかなければなりません。
そのため、長文の出来の良し悪しが英語全体の点数に直結してしまいます。
【対策】
以上の傾向に対して対策を挙げるのであれば、
①普段から海外大手メディア(CNNやBBC等)で話題となるような時事問題に触れておく。(できれば英語で)
②アカデミックライティングを中心に英文の構成法や文法、構文力など語彙力に頼らない英文解釈力を身に着ける
ことが大切です。アカデミックライティングについては後述もされますが、詳細は別の記事で紹介します!
和文英訳(大問4)傾向と対策
【傾向】
和文英訳問題では、他の大問とうって変わって、フランクな日常会話を英訳する問題が出題されます。
以下2019年度慶應義塾大学経済学部の実際の入試問題を参考にした例題です。
次の会話文を英文に直しなさい。
金曜の朝一番に部長から入った連絡を社員のRさんが同僚のSさんに伝える場面です。
会話文:
R1:今のは部長からで、月曜の会議で使う資料、今日中に見せてくれだって。
S1:うそでしょう!今朝問題が発覚して、いま直しているところなんだよ。
R2:そうなの?もっと早く言ってくれれば私も手伝ったのに。。。
S2:とりあえず自分でやってみるけど、昼までに出来なかったら頼むよ。
注意点:日本語の表現を上手く英語に出来ない場合は、別の言い方に変えてから英語に直しましょう。
例;難解→理解しづらい→hard to understand
実際の日常会話では、細かいニュアンスを含んだ表現を多用します。
この大問ではこのような会話に暗に含まれたニュアンスを過不足なく抽出することが求められています。
例えば、上記の「うそでしょう!」という表現では、状況を鑑みると、暗に「まじかよ!」といった意味で使っており、
SさんはRさんが本当に嘘をついているとは考えていません。
なのでこの場合
嘘でしょう⇔You must be kidding.
嘘でしょう⇔Are you serious ?
といった表現が適当でしょう。
また、注意点にあるように上手く英語に出来ない際には、ニュアンスを過不足なく抽出した後に、
同等の別表現に言い換えることも大切です。
【対策】
慶應経済の和文英訳問題では、
①日常会話に含まれたニュアンスを過不足なく抽出する能力
②文章を過不足なく言い換える能力
が必要です。
これらの能力を身に着けるためには、英語を実際に話す機会や、海外のドラマや映画などを見ていると身に付き易いですが、時間がかかります。
余裕のない方は、英会話の本(受験参考書コーナーにあるものではなく)を参考にしてみても良いかもしれません。
ちなみに私は、昔から海外ドラマが好きだったので、この問題は得意でした。
自由英作文(大問5)
【傾向】
大問5は大問1~3の話題に関する質問に対して、長文から引用しながら自分の意見と根拠を述べる英作文の問題です。
この問題を苦手とする受験生が多いのが事実です。
しかし、この問題はもはやカンニングをしているに等しいほどに簡単な問題なのです。
【対策】
大問5の対策は
①アカデミックライティングに即して作文する
②試験開始時に大問5を読み、何を書くか考えた後に、大問1~3から表現をコピーする
論文やレポートを中心にした英文の基本構成はアカデミックライティングという構成方法です。
この方法は高校では習わないので、無視されがちですが、慶應の経済学部初年度に必修となっている「study skills」という授業でみっちりと叩き込まれます。
詳細は別の記事で述べますが、この方法を知っておくと、
1.英文が格段に早く読めるようになる。
2.単語や文法が少し疎かでも、言いたいことの見当がつく。
3.英作文できれいな(高得点を取りやすい)構成が身に付き、作文に時間を取られない。
と絶大な効果を得ることが出来ます。
あくまで、武田塾や学校でやるような基礎単語や文法は当然マスターした上で使う裏技です。私の考える基本の学習はこちらの動画が詳しいです。
「英語の勉強法(基本ルートまとめ Ver.)」
では、なぜアカデミックライティングが重要と結論づけられるのでしょう??
一つ目は、アカデミックライティングは英語の問題を作る側が、慶應経済初年度に最も重視して教えるスキルであるからです。
二つ目は、大学において英語で意見を述べるもっとも代表的な例がレポートや論文であることです。
多くの研究者は論文を書く際のお作法を大学で習います。
アカデミックライティングはこのような論文作成お作法の基本中の基本なのです。
そのため、採点官(研究者)が心地良く読めて、ちゃんとかけているなというイメージを持ちやすいのです。
次に、大問5は大問1~3に基づいた問題である点が非常にこの問題を解きやすいものにしています。
作文中に使いたい表現等は、大問1~3の長文にマークしておき後でコピーして部分的に変えればよいのです。
そのため、大問1~3を解く前に、大問5に目を通して何を書くか頭の中でイメージした後に、大問1~3を解きましょう。
まとめ
今回は慶應経済学部の入試英語について傾向と対策を述べて来ました。
ここで、文中に頻発する「アカデミックライティング」って何??という疑問を持たれた方が多いかと思います。
実は、私は慶應経済の合格の秘訣はアカデミックライティングにあると考えています。(実は英語のみならず、小論文でも効果絶大なスキルです。)
アカデミックライティングの詳細については次回の記事で掲載予定です!!お楽しみに!
武田塾西日暮里校では、無料受験相談を随時行っています!
・覚えたことをすぐに忘れてしまう・・・
・受験勉強を始めたいけど、何から手を付けていいかわからない
・このままで志望校に合格できるか不安・・・
・今やっている参考書が自分に合っていない気がする・・・
一人で悩む必要はありません!武田塾西日暮里校は、勉強に関する
あらゆる悩みを解決できるよう全力でお手伝い致します。
受験生ご本人でも、保護者の方でも大歓迎です。
入塾する・しないにかかわらず、無料でアドバイス致します。
是非お気軽にお問い合わせください。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
受験相談って何するの?知りたい方はこちら ↓↓↓↓↓↓↓↓
◆西日暮里校ってどんなところ?◆
西日暮里駅から徒歩1分、パーテーション付きの落ち着いた雰囲気の自習室で
自学自習に取り組んでいただいています。
◆西日暮里校の特訓を受けた生徒の合格実績◆
・法政大学経営学部・法学部 合格!
・成城大学経済学部 合格!
・法政大学文学部 合格!
・駒澤大学文学部心理学科 合格!
・専修大学文学部 合格!
・大東文化大学社会学部 合格!
・日本大学商学部 合格!
◆武田塾の学習法ってどんな特徴があるの?◆
武田塾について初めて知る方はまずこちらの動画をご覧ください。
武田塾の理念と独自の学習法を詳しく解説しています。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
もしあなたが武田塾に入ったら・・・?塾生の一日を紹介しています。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
少しでも武田塾が気になってきた方!お問合せお待ちしています!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
お問い合わせはこちらから!
武田塾西日暮里校では無料受験相談を行っています。
「何から勉強したらいいか分からない…」
「なかなか思うように点数が上がらない…」
「勉強をはじめるキッカケが欲しい…!」
などなど、あなたのお悩みを是非お聞かせください!
責任を持って、真摯にご回答をします。
是非以下のフォームより、お気軽にお申込みください!
※多数お申し込みを頂いているため、ご予約の方優先で対応させて頂いております!
〒116-0013
東京都荒川区西日暮里4丁目1-20
西日暮里エーシービル 303号室
〒108-0073
東京都港区三田3-2-8
箕浦ビル 4階
〒140-0011
東京都品川区東大井5丁目23-32
関ビル 3階
〒143-0023
東京都大田区山王2-7-2
パルサー山王103
〒144-0052
東京都大田区蒲田5-40-10
初穂マンション蒲田 203号