ブログ

【入試まで約3ヶ月】この時期のお勧め勉強法を紹介します!

こんにちは! 武田塾西那須野校の鈴木です。

共通テストや私大の一般入試が1月から始まることを考慮すると、入試までの期間は残り約3ヶ月となっています。10月から11月にかけては多くの模試が実施され、思うように勉強時間が取れなかったり、模試の点数が取れなくて落ち込んだりする方も多くなるのではないかと思います。

例年この時期は、どのような勉強をすればよいか悩む方が多いです。入試が近付くことによる焦りで勉強のペースを崩すのは良くないことですが、かと言って現時点で成績が伸び悩んでいる方が、やり方を変えずに同じことを続けることもあまり良くありません。

そこで今回は私が西那須野校の生徒に伝えている、この時期にお勧めの勉強法を2つ紹介したいと思います。1つは「過去問の傾向に合わせた基礎の再確認」、もう1つは「コストとリターンを意識した勉強」です。

インプットした知識を過去問の傾向に合わせて整理しよう!

4月かそれ以前から受験勉強を始めている方の場合、夏までに基礎の学習を一通り終えている方が多いと思います。それで点数が伸びていれば問題無いのですが、点数が伸び悩んで自分のやってきた勉強に自信が持てなくなるという方は毎年多いです。そのような方は、自分に必要な入試の過去問を確認しながら、今までの学習を振り返ってみましょう。

例えば英単語について考えてみます。過去問を解いていて単語力が不足していると感じたら単語の暗記を頑張る必要がありますが、その際何が自分に必要なのかを具体的に考えることが重要です。

覚えたはずの単語の抜けが多いと感じたら、範囲を絞って完璧にしましょう。見覚えがある単語でも訳や使い方が分からなければ意味が無いので、覚えるならちゃんと覚えましょう。

単語の訳が分かっても文章の内容が把握できないという場合は、語法の理解が不十分であることが多いです。特に動詞は使い方によって訳し方が変わることが多いので、語法も合わせて覚える必要があります。これを達成するには単語を暗記する際に、その単語を使った例文を作れるようにするとよいでしょう。逆にこれが苦手な方は品詞や文型に対する理解が不十分である可能性が高いので、参考書で確認したり誰かに教えてもらう必要があります。

このように過去問の傾向を確認しながら、今までに学習してきた基礎知識が受験本番でどのように役に立つのかを整理したり、受験本番で必要なのに身に付いていない基礎が無いかを調べることは非常に有効です。学校や塾で小テストを受ける方にありがちなのですが、基礎を勉強する目的が小テストの合格になってしまっていているケースは少なからずあります。必ず入試の問題に活用できるように整理しておきましょう。

過去問の傾向を確認する時は、必ず自分が受ける予定の試験のものを使いましょう。共通テストがメインの方は共通テスト型の問題を、私大がメインの方は実際の過去問を使ってください。特に現時点での志望大学が「日東駒専」や「MARCH」の中で具体的に決まっていない方は、受験科目や出題傾向を一通り確認しておきましょう。特にMARCHは大学によって受験科目や形式が大きく異なるので確認は必須です。

過去問を解き、必要だと感じた勉強をして再び過去問を解く、この繰り返しがこの時期にお勧めの勉強法です。これは基礎の学習がまだ終わっていない方でも同様です。基礎を一通り勉強するには時間がかかるので、必要なところだけを勉強すれば時間の節約にもなります。試験までの残り時間を考慮して、本番に間に合うように最善を尽くしましょう。

リターン(点数)が見込める部分にコスト(時間)をかけよう!

ここからは「コストとリターンを意識した勉強」についてお伝えします。私はよく試験を受ける際の注意点として、時間がコストで点数がリターンであるという話をします。

『一生懸命考えたけど答えが分からなかった』とか『頑張って計算したけど答えが間違っていた』というケースは試験でよくあることですが、私はこれを良くないことだと考えています。

問題を解くために時間を使ったけれど点数を取れなかったという状態は、コストを支払ったけどリターンを得られていないという状態であり、極端に言えば時間を無駄にしたことになります。

分からない問題に挑戦することは、心構えとしては悪いことではありませんが、試験本番で点数を取るという観点では望ましくありません。大学入試では共通テストの英国数のように時間が不足気味になる試験も珍しくないので、そもそも点数が見込めない問題は、早めに見切りをつけて時間を過剰に使わないことが重要になってきます。

ここまでは試験中に問題を解くための時間と点数についての話でしたが、実は入試本番までの勉強時間と点数についても同じことが言えます。

一般的な考え方として、点数が良い得意科目はそれ以上点数を伸ばすことが難しく、点数が良くない苦手科目は伸びる余地が大きいため、苦手科目を克服するために勉強することは有効です。またそれとは別に、英国数の3科目は頑張ってもなかなか成績が伸びず、理社は短期間で伸ばしやすいといった科目の特性もありますし、同じ科目内でも得点源にしやすい単元もあれば捨てた方がいい単元もあります。

そういった情報を集めながら、また自分が成功イメージを持てるかどうかも考慮しながら、どの部分で点数を伸ばしていくのかを考え、そこに時間をかけて勉強するのがお勧めです。場合によっては苦手科目を勉強するよりも、得意科目をさらに勉強した方が点数が伸びるかもしれません。

大学受験において重要なことは、勉強したかどうかではなく点数が伸びたかどうかなので、点数というリターンが見込める部分に対して時間というコストをかけることが重要です。普段はあまり意識する必要はないと思いますが、何をすればよいか分からなくなった時には有効な考え方なので、参考にしていただければと思います。

以下の動画では共通テストに向けた勉強の戦略を紹介しており、コストとリターンの考え方の参考になると思います。特に共通テストの数学に不安がある方には有用な情報だと思いますので、よろしければご覧ください。

まとめ:何が必要なのかを意識して勉強しよう!

今回は「過去問の傾向に合わせた基礎の再確認」「コストとリターンを意識した勉強」についてお伝えしました。これらに共通しているのは、受験本番で点数を取るために必要な勉強をしようという考え方であり、逆に言えば不要なものを勉強しても点数に繋がらないということになります。

分かりやすい例としては記述問題が挙げられます。基礎を学習する段階では、数学で記述解答を作成したり、英語や国語の読解で記述問題を解いたりしたと思いますが、自分が受ける試験に記述問題が出ないのであれば解ける必要は無くなります。

逆に記述が必要な場合、自分は解けたつもりでも適切な記述解答が作成できなければ点数に繋がらないため、しっかり時間をかけて訓練する必要があります。点数に繋がらない部分にかけるコストを削り、点数を取るために必要な部分に適切なコストをかけて、成果に繋がるように取り組んでいきましょう!

無料受験相談受付中!

武田塾は無料の受験相談を受け付けています。

武田塾への入塾を希望している方や、武田塾の勉強法について詳しく聞きたいという方はもちろんのこと、入塾するつもりは無いという方の相談も受け付けています。

その際、希望された方には武田塾の説明もしますが、この無料受験相談自体は入塾への誘導を目的とするものではないことをお約束します。

大学受験に詳しい方が身近にいないと相談するのも難しいと思いますので、受験に向けてどのように勉強していくかを相談したい方は、お気軽にお申込みください。

ご希望の方は、校舎に直接お電話いただくか、以下の申込フォームへの入力をお願い致します。

無料受験相談

校舎情報
〒329-2726
栃木県那須塩原市扇町9-10
武田塾 西那須野校
TEL:0287-48-6036

JR西那須野駅西口から徒歩4分
西那須野校地図

あなたに合った勉強法を教えます!

無料受験相談に行ってみる