【現代文】受験生になる前に現代文を勉強して欲しい3つの理由

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今回は「受験生になる前に国語(現代文)を勉強して欲しい3つの理由」についてお話ししていきます。

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前回、非受験生の方向けに「基礎」について
記事を書かせて頂きました。

【高1、高2生向け】基礎固めって何をすればいいの？

記事の中では各科目のはじめの一歩に当たる
基礎がどんなものかを紹介しています。

本日はその中でも私が最も重要と
思う基礎について書きたいと思っています。

それは「国語力」です。

え？国語？？？
と思われた方もいるんじゃないでしょうか。

もちろん、他の科目だってとっても大切です。
英単語なんかはすぐに効果が出るのでオススメ。

それを踏まえた上で、勉強が上手くいかない人には
国語の勉強、もっと言えば現代文の勉強を
やってみて欲しいと思います。

その理由を説明していきます。

なぜ国語からはじめるのか？

国語の勉強をした方が良いと思う理由は
主に3つあります。

①国語は伸ばしにくい

②全ての科目は国語がベース

③読むスピード＝勉強効率

先ずは3つそれぞれを解説します。

①国語は伸ばしにくい

いきなり否定から入っています。

違うんです、国語は伸ばしにくい科目
だからこそ、早めに手を付けたいのです。

国語が伸ばしにくい科目である理由は
普段日常で使っている日本語の力を
問うものだからです。

基本的には皆さん日常会話や文章を書くには
困らないくらいの日本語力はあるでしょう。

毎日使うものだからこそ、
少しやったからって伸びてくれません。

例えばサッカーを10年間続けている人が
1週間めちゃくちゃ頑張っても
成長率で言うと変化はあまりないでしょう。

でも、サッカー素人が1週間全力で練習すると
最初とは見違えるように上手になります。

私たちはほとんどの場合、10年以上日本語を
使って、生活をしています。

つまりある程度出来る状態になってしまっている
ということです。

だから同じ勉強量をしても、
英語や数学の成長率に
適うことはありません。

ですが、
ここには大きな注意点があります！

長い時間をかけて日常生活の中で培ってきた
国語力は本物ではないということです。
正確に言えば、
テストを解くためのものではない
ということです。

だから基礎から学び直す必要があり、
それゆえに長い時間がかかるのです。

国語を放置しておくと、
センスや標準的な知識で解ける問題は
良いのですが難しい問題でつまずいてしまう
ことになってしまいます。

だからこそ、早めに修正を済ませ、
正しく問題を解くことができるように
なってしまいましょう。

②全ての科目は国語がベース

この言い方が正しいのかは悩みます。

けれど、どんな科目でも問題文は
日本語で書かれていますよね。

問題文の読み取りは試験での
重要なポイントです。

何を聞かれているかを読み取る、
これが出来なければ問題は解けません。

極論ですが、全ての受験科目は
日本語で書かれている問題文を
読み解き何を問われているかを理解し、
各科目の知識を使ってそれを日本語で
解答するものなのです。
(英語は一旦無視してください)

無視してくださいと書いたものの
英語に関して触れないといけませんね。

英語のSVOC。
Sは主語
Vは動詞
Oは目的語
Cは補語
ですね。

これがそれぞれどういう意味か
しっかりと説明できますか？
助動詞とはどういうものですか？

こういう質問に答えられないのであれば、
国語力不足かも知れません。

言葉の意味を理解していないものは
身に付きません。

英語の単語や文法にしても、
意味を掴まないとなかなか頭に入りません。

国語は他の科目の土台になるものです。
土台がしっかりとしていれば、
そこに積み上げていくのは容易になります。

③読むスピード＝勉強効率

自学自習をするときに誰かが
教えてくれるわけではないので
自分で読んで、理解する必要があります。

勉強が止まってしまう＝分からないときに
一番多いのは、参考書に書いてある言葉が
理解出来ないというものです。

日本語で書かれている以上、
必要なのは読解力です。

読解力がないと先に読み進めること自体の
スピードがかなり落ちてしまいます。

勉強を本格的に始めてから、
読解力を養うのは時間がもったいない。

国語をしっかりと勉強していくと、
たくさんの(難解な)文章に触れる
ということになります。

参考書の日本語を読み解く方が
何倍も簡単ではないでしょうか。

これは副次的な効果だと思いますが、
文章を読むことで他の科目にも
良い効果が出てくると思います。

実際に物理の参考書を読んでも理解できない
と言っていた生徒に中学レベルの国文法から
取り組ませたところ他の科目の進捗も
スムーズにいくようになった例があります。

はじめは国文法をやってみよう

中学までの内容や国語の文法表現が完璧と
あなたは言うことが出来ますか？

もし覚えていない！
と感じられるなら
高校入試のレベルの参考書から
始めてみましょう。

オススメは「くわしい国文法中1~3」です。

タイトルの通り、中学校で勉強する国語の文法を
丁寧に復習することが出来る参考書です。

なぜ今更高校入試レベルかというと
高校入試の時に国語を勉強してない人が多いからです。

高校入試の問題であれば勉強をしていなくても
ある程度のセンスや感覚で解くことが出来ます。

その為、中学で習う文法は軽視されがちです。
しかし、大学入試の国語はこの中学で習った
文法のルールに従って読んでいかなければなりません。

積極的に文法を使って解くような問題は
出題されませんが、
知っているということが重要なのです。

国語力はすぐには伸びないと言われています。
でも訓練すれば絶対に伸びる科目でもあります。
1つひとつ確認しながらやっていきましょう！

漢字と語彙は早くマスターしたい

次に国語を構成する要素として
漢字と語彙があります。

漢字は意外と覚える量はそんなに
多くないので、自分の出来る範囲で
早めに手を付けておくことをオススメします。

漢字に関しては書きや読みを
修得するのと同時に意味を覚えるように
していきましょう。

「漢字マスター1800+」
がオススメです。

漢字マスターに限らずですが、
武田塾の参考書は途中で辞めることも想定して
選ばれています。

漢字マスターも書き取りA→Bと
進んでいくのですが、
順番は頻出順に並んでいます。

自分が目指す大学で必要なレベルまで
やっていけばOKです。

共通テスト対策のページもあるので、
受験される方は必ずやっておいて
漢字の書き取り問題は全問正解を
目指してください。

漢字マスター1800+は赤シートで
答えだけではなく、その言葉の意味も
隠せるようになっています。

その為、武田塾ではこの参考書を使って
漢字ではなく、国語力アップに必要な
語彙力強化も一緒に行います。

まとめ

武田塾は自学自習の塾です。
自分で勉強できるための仕組みは
たくさんありますが、
最低条件として自分が使う参考書を
読み解くための読解力は必要です。

非受験学年だと何から始めていいか迷うことも
多いと思います。

提案することが多いのは、
基礎を身につけるのに時間がかかる
という観点で英語。

そして、今回記事に書いた内容から
国語なのです！

国語は最後でいいと考えている人も
大多数いると思います。

しかし、早めにやっておかなければ、
全ての科目の勉強効率が
下がる可能性があります。

西新校でも国語力がないために
読んでも読んでも参考書が理解できない
という生徒がいました。

その生徒も国語を追加で取ってもらい、
読解力を手に入れたところ勉強効率が
飛躍的に向上しました！

国語力以外のところが原因の場合も
ありますので、もし自分の勉強が
うまくいっていない方は、
無料受験相談を使って解決しましょう！

公式ラインアカウントでも、
学習計画の相談に乗ることは出来るので
いつでも相談してください。