皆さんこんにちは!
武田塾新潟校です!
本日は、新潟県の学生なら多くの人が志望する新潟大学に合格するためにどんな科目の勉強が必要かを紹介していきます!
武田塾は逆転合格.comというサイトでも、合格するために必要な参考書を紹介していますので、そちらも見ていただきながら自分に足りない科目の勉強を進めてみてください!
特に共通テストについては、ここではお話ししませんので、もし共通テスト対策も知りたいという人はぜひ逆転合格.comで調べてみてください!
まずは新潟大学の2次試験の難易度や出題傾向についてご紹介していきます。
その後、必要な参考書について詳しくお伝えしていきますので、知りたい情報のところへ目次でジャンプしてね!
科目ごとの難易度と出題傾向について
英語
難易度:標準的
一般学部
解答時間:90分
教育学部英語専修コース
解答時間:100分
教育学部英語専修コースはリスニングが必須。
その他学部はリーディングのみ。
リーディング
問題の基本構成
・長文:2題 短文の和訳を3~4問 指示語の説明が1~2問 内容説明:1~2問
・和文英訳:1題
・英作文:1題 100字程度
英作文や英文和訳などの採点が厳しいため、一般学部であれば65%を目標にしてください。
医学部レベルであれば、75%を目標にして、英作文の論理構成力や・文法レベルを上げて高得点を狙えるようにしましょう!
長文内容の多くは、時事的なことではなく社会テーマや研究などが元になっているが、単語レベル自体は高くないため一般的な単語帳で十分対応が可能。難易度自体は、日東駒専レベル~MARCHレベルの内容が解ければ充分合格は可能です。そのため、無理に高いレベルの問題を解くのではなく、簡単な問題をいかに速く正確に解くかが鍵です。
和文英訳は、癖のある内容を英訳する必要があるため、単語を別の日本語表現に出来るよう練習をしてください!
英作文は、紹介文・是非を問う問題が頻出、分量も100字程度であるため自身の考えを簡潔に伝える方法を意識した作文が必要。また採点が厳しいことでも有名。付け焼刃にならないように、学校の先生や塾の先生に添削を受け、定型文を作成できるようにしたい。
合格目標
・一般学部:65%
・医・歯学部:75%
リスニング
問題の基本構成
・ディクテーション 5問
・英語の質問に日本語で解答
速度は共通テストとほぼ変わらない。
同じ内容を2回放送されるため、聞き逃しても何とかなるが、解答時間を考えると、1回で半分以上は解答したい。
聴き取った単語を埋めることや、英語で読まれた内容について、日本語で解答が必要であるため共通テストのリスニング対策だけではなく、ディクテーションを行っていれば充分合格レベルまで持っていけます!
合格目標
・70%以上
数学
文系数学
難易度:標準的~やや難しい
解答時間 90分
問題の基本構成
・大問4つ
4つの中で2~3問は標準的な難易度で、1問だけやや難しいことが多い。
頻出分野は
・ベクトル…空間ベクトル・平面ベクトル 【必須!】
・グラフや図形の作図
・微分法…最大・最小値
・積分法…定積分
これらの下記3つは毎年必ずではないが、過去5年間で出題率が高いので対策は必要!
特にベクトルは毎年出題されているため、苦手な人は早めに対策を行い得意にしておくこと。
グラフなどの作図はほかの大学ではあまり出題されないため、常に作図を意識した学習がおすすめ。
合格目標
・2完+2半
理系数学
難易度:やや難しい
解答時間 90分
問題の基本構成
大問6つの中から学部ごとに指定された大問を解く
理学部
・大問5つ
解答時間 120分
理学部以外
・大問4つ
2019年に急激に難化したが近年は落ち着ている。やや難しいレベルの問題を解けることが合格の鍵。特に、複雑な条件設定読み解き、簡単な思考に置き換える事が出来れば、充分得点をとることが可能です。また部分点をしっかりと与えてくれるので、どれだけ分からなくても白紙解答ではなく、色々試して解答に近づけば点数が与えられる可能性があります。
頻出分野は
・ベクトル…空間ベクトル・平面ベクトル
・関数の極限
・微分法…最大・最小値
・積分法…定積分
出題分野が多く、4年間出題されなかった分野が急に出題されるなど予想することは簡単ではないが、上記4つは対策しておいて損はない。また近年は複素数・確率・整数が出題されているので、自身の合格点に合わせて対策が必要。
医学部以外であれば、大問一つを捨て問にして2完でも充分合格点であるため、最低1完を目指そう!
医学部用の問題があり、その難易度がやや難しい~難しいに相当する。
医学部は、2完が最低ライン。部分点での減点があれば最低でも3問は解かないと合格レベルに届かないので注意!
採点はかなり緩め。部分点の付け方はほかの大学よりも緩いですが、論証ミスでの減点も多いため、自己採点だけでなくしっかりと論証部分の添削を受けて、解答のレベルを上げてください!
合格目標
・医・理除く学部部:1完+2半
・医学科:2完+2半
・理学部:2完+2半(理学部のみ5問選択)
国語
難易度:標準的~やや難しい
解答時間 90分
学部によって解くものが異なる。
人文学部と教育学部は古文と漢文が必須になる。
その他学部は現代文のみで受験可能
合格目標
・現代文:70%
・古文:70%
・漢文:75%
得意科目によって合格目標は変わりますが、このあたりが合格ボーダーになります。国語は何となくできるからと、対策していないとまず部分点しか取れず、合格点に届くことはありません。設問解答時に論理性も必要なので、記述の字数によりどれだけの要素を組み込まなければならないか、考えながら対策を進めてください。
現代文
問題の基本構成
共通問題
・漢字問題…10個
・傍線部説明…3題
学部別
・傍線部説明…4題
頻出テーマなどが無いため特徴はない。
傍線部の説明は、100字~170字程度で説明させることがほとんどのため、本文からの抜出で対応すると文字数が多くなる。必要に応じて本文中の言葉を短く言い換える練習が必要。
共通問題では漢字が必ず出題される。漢字の難易度はそこまで高くないが問題数が多いので対策は必須になる。
意外と記述量も多いので、字数や重要な要素が抜けないように注意しながらも早く解く必要がある。
古文
問題の基本構成
・文法問題…1題
・現代語訳…1題
・傍線部説明…3題
受験生なら、一度は見たことのある作品が多いため、現代文に比べて取っ掛かりやすい。
文法問題は共通テストレベルなので複雑に考える必要はない。他の問題も記述ということで難しく感じるかもしれないが、設問自体は国公立対策をした人なら解ける問題ばかり。ただ問題が少ないことと、試験時間を考えた時、遅くとも30分で解かないと現代文が終わらなくなるので、時間に余裕をもって解けるようにしたい。
漢文
問題の基本構成
・読み方
・書き下し文
・現代語訳
・傍線部説明…2題
特徴が無く、国公立試験の見本のような問題が多い。
漢詩なども出題されるので、油断していると足をすくわれる。
難易度自体高くないので、共通テストレベルの理解度と記述練習を行えれば十分対応可能です。
記述自体は、しっかりと現代語訳が出来れば点数になるが、より前後の文章とのバランスを取れるように練習してください。
社会
人文学部の受験の際にしか使用しません。
科目ごとによって難易度が異なりますが、極端に難しい問題が出題されているわけではないので、基本を固める必要があります。
日本史の400字キーワード論述はかなりの練習量が必要になります。論述は字数が多ければ多いほど、それぞれのキーワードとの関連性を追求する必要があるため、歴史科目の基本である一つの情報にいくつ補助情報を結び付けるかが重要です。
世界史と地理の難易度は高くなく、他の大学の過去問で対策するのもあり。ただ世界史はテーマ史で出題されるため、頻出テーマを落とさないようにしたい。
日本史
難易度:標準的~やや難
解答時間 90分
問題の基本構成
・大問4題 各時代のテーマを出題
・400字論述
400字と少し多めの論述があり、そのほか記述問題も多数あるため、参考書などで基本的な用語や論述練習をしたのち、複数の大学の日本史を解くなど形式に慣れつつ、知識の補完が重要になる。また時間に追われる人も多く、論述に時間を掛けると他のテーマ問題を速答しないと間に合わない。理想は400字論述に35分 その他の問題で55分を使うようにしよう。
400字論述について
キーワードが6つのキーワードを使用して解答する。このキーワードは日本史を学習している人ならば知っていて当然レベルの内容であるため、もし練習時点でキーワードが分からないようであればその時代に応じた学習が必要です。ただ論述内容は中世・近世・近代の3つが頻出であり、ここ数年は同じ時代を連続して出題していないので、対策はしやすい。テーマ自体については、近代は日本と諸外国との外交を中心に置いた出題が多く、古代・中世・近世は国内政治を押さえておくのが肝になります。
古代も出題されるが時代背景を押さえていれば解答は容易なものであった。そのため、中世・近世・近代を重点的に論述練習したほうが良いです。
近年の頻出分野
・貨幣の歴史
・貿易・交易史
経済知識(貿易や貨幣)について問われる問題が多く出題されている。時代ごとに見れば古代史を除き政治史よりも文化史にテーマを当てた出題が多いため、苦手な人が多い文化史を早めに対策した方が良い。
合格目標
・論述:自己採点で70%を目標にしておく。
・記述問題:論述が出来ない人は80%、出来る人なら60%
世界史
難易度:標準的
解答時間 90分
問題の基本構成
・大問4題(120字論述あり) 各時代のテーマを出題
日本史と違って3つのキーワードを使った120字論述がある。論述の難易度もそれほど高くないため日本史選択者よりも世界史選択者の方が有利に思える。
そのほかの論述も40字程度と基本知識を確認するレベルであるため、間違いなどしなければ充分時間には余裕がある。
ただ、難易度が高くないと言って論述対策をしないと全く書けないので、基本情報を理解した10月ごろから徐々に論述を始めてください。
近年の頻出分野
・古代から近代までの宗教史
・近世以降の貿易や交易
上記2つは頻出です。満遍なく勉強することも重要ですが、世界史の対策はいかにテーマごとに内容を押さえていけるかが重要であるため、一問一答のような暗記知識に頼らず、教科書や資料集からテーマの内容を押さえてください。
合格目標
・論述:自己採点で80%を目標にしておく。
・記述問題:論述が出来ない人は80%、出来る人なら75%
地理
難易度:やや易しい~標準的
解答時間 90分
問題の基本構成
・大問3題 系統地理・地誌のテーマごとに構成されている
・地図読み取り問題 1~2題
・写真読み取り問題 1題
・キーワード論述
・短文論述(60~120字)3~5題
・用語問題
地図から情報を読み取る問題もあり、時間に追われるかもしれないが、しっかりと2次向けの練習をしていれば、十分対応できる。ただ、共通テストの地理とは一線を画すので、共通テストが出来るからと油断しないように!
論述もキーワードの情報をしっかりと知っていれば書くことは可能であるが、140字と長くないため、設問のテーマに沿って短くまとめる書き方は秋口までに練習を行う方が良い。慣れていないと時間に追われる可能性があるので、練習時は必ず字数ごとに時間を決めて行うこと!
近年の頻出分野
・人口グラフ
・産業貿易グラフ
・地図から読む産業発展の理由
グラフ問題は人口と産業貿易が頻出、この人口は宗教・年齢など様々なものがあるが、今後も同様に出題される可能性があるので注意すべき。
また産業貿易グラフは、特定の地域だけを指すテーマ問題と、ある産業について世界全体から読み取るグラフがあるので、学習の際テーマで読み取ったものを世界レベルの情報へ変換できるように練習しておく事が重要です。
合格目標
・論述:自己採点で80%を目標にしておく。
・記述問題:論述が出来ない人は80%、出来る人なら70%
理科
全学部共通であるため、難易度はそこまで高くありません。
ただ数学同様に、2019年度以降少しずつ難易度が上がってきているので、基礎力だけで勝負すると撃沈する可能性が高いため注意してください。
また解答時間が理学部の理科2科目選択者と医学科と歯学科は180分で解かなければならないため、時間管理が重要。
一応地学受験も出来るが、受験者がほぼいないことや、学校で地学選択が出来ないところも多いので、今回は割愛する。
一部学科は2科目選択になる。
この選択で化学+物生のどちらかという選択になることが多いが、この物理と生物で得点差がある時は得点調整されている可能性がある。
問題難易度は
化学>物理>生物=地学
生物の方が比較的簡単ではあるが、実験考察などが多いため読解力が高く、得意な人以外はお勧めしない。
化学
難易度:標準的~やや難しい
解答時間 理系学部:90分 医学科・歯学科:180分
問題の基本構成
・大問3題 理論・無機・有機・高分子の内3つをバランスよく出題
・構造式の記述
・用語問題
・理論計算
・実験考察問題
典型的な国公立の問題が出題されます。難易度自体は高いわけではないので、基礎力が高ければ十分に戦うことが出来ます。ただしっかりと条件を把握し、その条件下で何が起こるのかを把握する必要があるので、知識を引き出し方や思考手段を多めに持っておいてください。
近年の頻出分野
・化学平衡
・12~16族元素とその化合物
・脂肪族化合物の反応
・合成繊維と合成樹脂
このあたりが頻出です。
特に今後も出題傾向に変化が無ければ、「単糖類」・「多糖類」・「平衡定数」・「タンパク質」・「ペプチド」の範囲が出題される可能性もあるので注意しておきたい。
また数年に一度、気体の状態方程式を用いた問題や、アボガドロ定数関連の計算も出ているので、広い範囲の中で自分の弱点に合わせて対策をしてください。
合格目標
一般学部:65%~70%
歯学科:70%~75%
医学科:80%~90%
物理
難易度:標準的~やや難しい
解答時間 理系学部:90分 医学科・歯学科:180分
問題の基本構成
・大問3題 力学・電磁気・熱・波動 ※原子は出題されていない。
・テーマ問題
・実験思考問題
こちらも典型的な国公立向けの問題が出題されます。
一つ一つの問題難易度は高くないですが、しっかりと条件を確認し、それらを解答時に記載しないと部分点で減点が大きくなるので注意。また原子の出題はここ10年無いので、現時点では無理に対策しなくても良いです。ただし、近年の出題傾向の変化を考えると、急に出題してくることもあり得るので、最低限の学習は必要です。
近年の頻出分野
・はね返り係数
・ドップラー効果
・光の回折と干渉
・熱サイクル
この4分野は近年の頻出分野です。特に過去問と同じ形の問題も出題されているのでしっかりと対策を行い、苦手なものがあればつぶしておきましょう。新大の物理の傾向としては、力学は複数の条件を組み合わせたものに対して、それ以外は、単一条件での理解度を測る問題が多いです。そのため、難問や奇問を練習するよりも地方国立レベルの問題を集めたものや、基本理解が出来ているか確認のためにMarchレベルまでの参考書を固めるほうが良いです。
また電磁気は、特別よく出る分野は無いですが、回路問題よりも電場・磁場などの問題が多く出題されているので、しっかりとその範囲は出来るようになっておいてください。
合格目標
一般学部:65%~70%
歯学科:70%~80%
医学科:80%~90%
生物
難易度:標準的~やや難しい
解答時間 理系学部:90分 医学科・歯学科:180分
問題の基本構成
・大問4題
・テーマ問題
・実験考察問題
・80字程度の記述・論述
こちらもほかの理科科目と同様に、国公立の典型的な形式で出題されます。実験考察問題が多くないですがどのような実験をしていてどんな結果が得られるか判断が付きにくい問題もあるので、しっかりと演習時に初見問題で分析する癖を付けてください。論述は60~80字と長いものではないですが、その字数でまとめると少し面倒なものもあるため、ただむやみやたらに記述対策をするのではなく、いかに短文で明確な文章を書けるかを心掛けながら演習を積んでください。
近年の頻出分野
・PCR法
・個体群の種内関係
・個体群の成長・生存曲線・標識再捕法
・DNAの構造と複製
・真核生物の遺伝情報とその発現
このあたりが近年多く出題されています。
生物の厄介なことはテーマが分かっていてもどのようなものが主題になるか分からないため、それぞれの分野ごとにしっかりと問題集をやりこみ、時間のある限り記述対策などに時間を掛けてください。
合格目標
一般学部:65%~70%
歯学科:70%~80%
医学科:80%~90%
まとめ
さてここまで読んでいかがでしたでしょうか?
難易度が高そう…
とか、
意外と何とかなるんじゃないか?
様々な思いが駆け巡ったと思います。しかし、新潟大学は難関私立大学のような難問や奇問を出すことが無いため、これらの内容を読んで自身の弱点を補強したり、出題傾向を理解し対策を打つことが出来れば充分合格することが可能な大学です。
しかもなんといっても新潟大学は、ほとんどの学部で共通テスト比が高く設定されているため、2次力勝負ではなく基礎力勝負で充分合格を勝ち取ることが出来る大学になっていますので、今の学力に不安があっても諦めることなく努力を続けてください!
勿論これらの内容を読んで、自分ならどうすれば合格できるのか?と疑問に思った方も多いと思います。
そんな人は武田塾新潟校へお越しください!
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