こちらの記事では、新潟大学の法学部について徹底分析しちゃいます!
さて、法学部に興味のある方がこちらの記事を読んでいると思いますが、新潟大学の法学部の受験イメージはどんなものでしょうか?
「法学部は頭のいい人しか入らないから、大変そう」
なんてイメージを持っていませんか?
実際、頭のいい人も多いですが、受験ではある科目が得意であれば、勝負できる学部ですので、ぜひこちらをご覧いただき、自身の可能性を感じてみてください!
新潟大学 法学部の入試データ一覧
法学部は、推薦入試・前期日程・後期日程の3つの受験方式があります。
これを読んでいる皆さんは、どの受験が自分にとって可能性が高くなるか考えながら読んでいってください!
それではまずは推薦入試から見ていきましょう!
推薦入試
出願期間:11月初週
試験日:11月中旬
合格発表:12月22日頃
試験内容
出願条件:評定3.5以上
出願課題あり
大学独自試験:100点
・面接
ここまでが、推薦入試で受験する科目についてのお話です。
出願期間が短いため、現役生の方が受験しやすいですが、既卒生も受験することが可能です。早い時期に学校と連絡を取り、推薦受験が可能なように書類を整えてもらいましょう!!
また、前期日程と異なり、共通試験を受験せずに合否が決まります。そのため、出願条件さえクリアすれば合格可能性はかなり高まります!
しかも出願条件は3.5と比較的緩いので、合格難易度は置いといて受験はしやすいと思います。
ただこのあとの表を見てもらいつつ、受験をするかどうか考えてみましょう!
さてここからは、どの程度の受験人数がいて、どれくらいの学力が必要なのか、またどれだけ合格しているのかを見ていきましょう!!
志願者データ
法学部 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 | ||||||||
入試年度 | 募集人数 | 志願者数 | 内数(男) | 内数(女) | 受験者数 | 内数(男) | 内数(女) | 全体 | 内数(男) | 内数(女) | 倍率 |
2017 | 50人 | 85人 | 47人 | 38人 | 85人 | 47人 | 38人 | 50人 | 21人 | 29人 | 1.70 |
2018 | 50人 | 111人 | 63人 | 48人 | 111人 | 63人 | 48人 | 51人 | 19人 | 32人 | 2.18 |
2019 | 50人 | 107人 | 58人 | 49人 | 107人 | 58人 | 49人 | 51人 | 19人 | 32人 | 2.10 |
2020 | 50人 | 110人 | 60人 | 50人 | 110人 | 60人 | 50人 | 52人 | 26人 | 26人 | 2.12 |
2021学選 | 50人 | 130人 | 52人 | 78人 | 128人 | 51人 | 77人 | 54人 | 16人 | 38人 | 2.37 |
さて、こちらが推薦入試の志願者データです。
募集人数は2017年から変化がなく、志願者数は年々増えてきており、この流れは他の学部と同様に、推薦入試が意外と穴場だと分かってきたことと、私立大学の募集人数の厳格化によるものが、大きいのだと思われます。
難関私立を受験する生徒は、学校の成績も高い人が多く、無理にMarchや関関同立を受験するのであれば、学校の評定を生かすことが出来る推薦でも受験を視野に入れる人が増えています。
また、今の受験で推薦も選択肢の一つであることを、学校の先生も生徒に伝えているのではないかと思います。
ただ、倍率だけ見てみると、まだまだ一般受験よりも低く、学力に不安がある人ならばむしろ受験したほうがお得です!
試験データ
個別学力検査等 | |||||
年度 | 満点 | 最高点 | 平均点 | 合格最低点予想 | 2次得点率 |
2017 | 100.0点 | 83.0点 | 63.9点 | 58点 | 63.9% |
2018 | 100.0点 | 88.5点 | 68.3点 | 62点 | 68.3% |
2019 | 100.0点 | 75.5点 | 64.3点 | 58点 | 64.3% |
2020 | 100.0点 | 77.0点 | 64.5点 | 59点 | 64.5% |
2021 | 100.0点 | 79.0点 | 65.6点 | 60点 | 65.6% |
平均値 | 100.0点 | 80.6点 | 65.3点 | 59点 | 65.3% |
次に推薦試験の結果はこのようになっております。
法学部は推薦入試でも共通テストを受験する必要が無いため、比較的受験しやすいと思います。ただ、出願資格が線引きされているため、学校でサボっていたり素行不良の人は受験できない可能性が高いので、注意しましょう!
また、模試の結果があまり良くないから、推薦を考えるというのは全く悪くありません。学校での学習を重視した人であれば評定平均も高く保っていると思いますので、選択肢の一つに加えておいて、一般試験の学習と並行して対策を立てていけば十分合格も見えてきます!
ただし、数字だけ見て簡単だ!と考え、一般試験の勉強もしていない人は最悪のケース、その時点で浪人確定!なんてこともあり得ますので注意してください!
面接時は、課題で出された内容について問われるほか、法学部についての知識や新潟大学についての知識、自身の今までの学生生活についてなど様々なことを尋ねられます。そのため、面接もかなりの練習が必要になりますので、学校の先生や塾の先生に依頼して面接時の注意点や自身の弱点がどんなところにあるか、厳しめに追及してもらってください。
さてここまでが推薦試験のデータです。
この後見る一般試験と比較したときに、推薦試験は倍率が高いわけではないため、共通テストが取れる人であれば、推薦→前期→後期の受験を計画するのもチャンスを増やすいい機会だと思います。
ただ、推薦試験は評定が低ければ不利になる受験です。他にも英検や課外活動の有無が面接時の評価につながりますので、推薦=合格しやすいという訳ではないということはご理解ください。
次に前期日程のデータです。
前期日程
出願期間:共通テスト終了後~2月初旬まで
試験日:2月25日、26日(2日間)
合格発表:3月8日頃
試験内容
大学入学共通テスト:配点550点
・英語RL:100点
・国語(現古漢):100点
・数学ⅠA・ⅡB:100点
地歴・公民から2科目選択 理科は1科目選択
・地歴…日本史B・世界史B・地理Bから2科目or1科目:1科目100点
・公民…政経・倫理・倫政・現社 1科目のみ:100点
・理科 基礎科目は2科目で1科目分とする:50点
大学独自試験:450点
・英語 300点
・小論文 150点
法学部の前期日程は、共通テストの配点が社会を除き半分になるため、社会が得意な人との差がつきやすいです。また2次試験が英語と小論文であるため、社会は共テのみの対策をしつつ、英語は2次対策を、小論文の現代文表現力と、思考力を鍛えないといけないため、他の学部を受験するよりもかなり特殊な受験になってしまいます。
子の学部を受験する上で、英語の比重を高めつつ、夏休みには小論文の対策を行うなど上手く時間配分を生かさない限り合格はかなり厳しいと考えてください。ただし推薦受験も考えていた人であれば、推薦と一般の対策が同時に行えるので法学部の受験の前提として推薦を考えておくことも重要になってきます。
次に志願者データを見ていきましょう。
志願者データ
法学部 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 | ||||||||
入試年度 | 募集人数 | 志願者数 | 内数(男) | 内数(女) | 受験者数 | 内数(男) | 内数(女) | 全体 | 内数(男) | 内数(女) | 倍率 |
2017 | 90人 | 195人 | 126人 | 69人 | 186人 | 121人 | 65人 | 103人 | 63人 | 40人 | 1.81 |
2018 | 90人 | 296人 | 188人 | 108人 | 287人 | 183人 | 104人 | 105人 | 61人 | 44人 | 2.73 |
2019 | 90人 | 209人 | 137人 | 72人 | 201人 | 133人 | 68人 | 109人 | 77人 | 32人 | 1.84 |
2020 | 85人 | 233人 | 150人 | 83人 | 224人 | 143人 | 81人 | 94人 | 53人 | 41人 | 2.38 |
2021 | 85人 | 198人 | 129人 | 69人 | 189人 | 127人 | 62人 | 93人 | 57人 | 36人 | 2.03 |
募集人数は、2020年より減少し85名になりました。
志願者自体も徐々に減少しており、実倍率は最大でも2.38倍、最低は2.03倍と2倍程度で収まっています。
もしこれが私立大学なら最低でも4.0倍以上の数字がつきますので、国公立を志望する人がどれだけ少ないか分かると思います。
今後も2倍程度で収まってくるか、下手すると2倍を割ってくる可能性もあるので受験生は毎年確認する癖を付けてください。
ここで注意してほしいのは、倍率が低い=合格しやすいとは限りません。たとえ倍率が低くとも、試験の結果だけで評価されるため合格点が高ければ、むしろ合格しにくいとも言えます。
そこで重要になってくるのが次の入試データです。
前期入試データ
センター・共通テスト | 個別学力検査等 | ||||||||||
年度 | 満点 | 最高点 | 平均点 | 最低点 | 満点 | 最高点 | 平均点 | 最低点 | 合格最低点予想 | 1次ボーダー | 2次得点率 |
2017 | 550.0点 | 442.8点 | 395.8点 | 450.0点 | 351.3点 | 285.0点 | 748.9点 | 72.0% | 63.3% | ||
2018 | 550.0点 | 457.2点 | 400.5点 | 450.0点 | 341.3点 | 276.7点 | 744.9点 | 72.8% | 61.5% | ||
2019 | 550.0点 | 452.4点 | 407.2点 | 450.0点 | 347.3点 | 279.1点 | 754.9点 | 74.0% | 62.0% | ||
2020 | 550.0点 | 461.9点 | 404.1点 | 450.0点 | 318.8点 | 276.1点 | 748.2点 | 73.5% | 61.4% | ||
2021 | 550.0点 | 462.3点 | 399.6点 | 356.2点 | 450.0点 | 358.5点 | 282.3点 | 231.0点 | 750.1点 | 72.7% | 62.7% |
平均値 | 550.0点 | 455.3点 | 401.4点 | 356.2点 | 450.0点 | 343.4点 | 279.8点 | 231.0点 | 749.4点 | 73.0% | 62.2% |
合格最低点は2021年から公開されており、それまではデータが無いため不明になっておりますが、見ていただくと分かる通り、基本的な共通テストのボーダーは73%と人文学部とほぼ同じか、少しだけ高い程度です。ただ法学部限定で考えた時同レベル帯は信州など中堅国公立大学層になります。
人文学部同様、2022年のような大荒れの共通テストだと、65~67%程度になりますが、それでも7割を目標にしないと合格は厳しいです。
また、二次試験は英語で60%程度を目標にしつつ、小論文でも6割程度取れるようにならないといけないため、小論文も付け焼刃では合格はかなり厳しいと思います。
そして最後に後期日程の人数を見ていきましょう!
後期日程
出願期間:共通テスト終了後~2月初旬まで
試験日:2月25日、26日(2日間)
合格発表:3月8日頃
試験内容
大学入学共通テスト:配点800点
・英語RL:250点
・国語(現古漢):150点
・数学ⅠA・ⅡB:100点
地歴・公民から2科目選択 理科は1科目選択
・地歴…日本史B・世界史B・地理Bから2科目or1科目 1科目:125点
・公民…政経・倫理・倫政・現社 1科目のみ :125点
・理科 基礎科目は2科目で1科目分とする 50点
大学独自試験:200点
・小論文:200点
後期日程は、共通試験の結果+小論文で判断されます。共通試験比率が高いので、まず共通試験でボーダーラインを越えてくることが必須です。
小論文は、前期と同様に対策をする必要があるため、本気で新潟大学法学部だけを目指すのであれば、早い時期から小論文の対策を始めることをお勧めします。
それでは、後期試験の志願者データなどを見ていきましょう!
志願者データ
法学部 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 | ||||||||
入試年度 | 募集人数 | 志願者数 | 内数(男) | 内数(女) | 受験者数 | 内数(男) | 内数(女) | 全体 | 内数(男) | 内数(女) | 倍率 |
2017 | 40人 | 281人 | 186人 | 95人 | 98人 | 74人 | 24人 | 43人 | 35人 | 8人 | 2.28 |
2018 | 40人 | 253人 | 152人 | 101人 | 89人 | 55人 | 34人 | 40人 | 22人 | 18人 | 2.23 |
2019 | 40人 | 227人 | 164人 | 63人 | 79人 | 56人 | 23人 | 40人 | 27人 | 13人 | 1.98 |
2020 | 35人 | 225人 | 152人 | 73人 | 57人 | 40人 | 17人 | 42人 | 29人 | 13人 | 1.36 |
2021 | 35人 | 315人 | 199人 | 116人 | 84人 | 58人 | 26人 | 42人 | 30人 | 12人 | 2.00 |
国公立の後期日程は、出願締め切りが前期と同じ日であるため、志願者数は多いものの、受験者数3分の1程度まで減少します。実倍率が2.0倍程度に収まりますので、次の入試データをみて、ボーダーを超えられるようであれば、必ず出願して置いてください!
それでは、後期の入試データを見てみましょう
後期入試データ
センター・共通テスト | 個別学力検査等 | ||||||||||
年度 | 満点 | 最高点 | 平均点 | 最低点 | 満点 | 最高点 | 平均点 | 最低点 | 合格最低点予想 | 1次ボーダー | 2次得点率 |
2017 | 800.0点 | 704.3点 | 633.5点 | − | 200.0点 | 155.0点 | 107.0点 | − | 814.6点 | 79.2% | 53.5% |
2018 | 800.0点 | 676.3点 | 633.7点 | − | 200.0点 | 145.0点 | 108.3点 | − | 816.2点 | 79.2% | 54.2% |
2019 | 800.0点 | 696.8点 | 649.5点 | − | 200.0点 | 148.0点 | 109.8点 | − | 835.2点 | 81.2% | 54.9% |
2020 | 800.0点 | 658.6点 | 610.3点 | − | 200.0点 | 147.0点 | 104.6点 | − | 786.4点 | 76.3% | 52.3% |
2021 | 800.0点 | 669.1点 | 632.0点 | 580.3点 | 200.0点 | 147.0点 | 112.0点 | 70.0点 | 818.4点 | 79.0% | 56.0% |
平均値 | 800.0点 | 681.0点 | 631.8点 | 580.3点 | 200.0点 | 148.4点 | 108.3点 | 70.0点 | 814.2点 | 79.0% | 54.2% |
数値で見てみると後期試験は基本的に前期の1次ボーダーよりも高いレベルにありますが、配点比率が変わっているので、英語・社会・国語だけ高得点を取れた人ならば、十分ボーダーに乗ることも不可能ではありません。
ただそれでも最低限、前期よりも高い点数が必要になりますので、法学部を後期で出願するのは一つ上の大学を目指していた人の方がいいと思います。
まとめ
法学部は、数字で見ても難易度が高く、ほかの有名大学に引けを取らないレベルの学部であることが分かりました。
しかし、数字を見れば諦めなくてもいいという部分も出てきます。
それが、二次試験科目です。
英語と小論文で勝負できることもそうですが、配点も英語が高く、英語が得意な人であれば、十分勝負できる大学です。逆に言えば英語が苦手な人は、新潟大学以外の法学部に狙いを定めるほうが合格可能性が高まりますので、英検準1級などを取れた人ならば、人文学部よりも法学部の方に視野を向けてみてもらってもいいと思います!
それぞれの目標を決めるとなれば、
推薦:7割
前期試験:共テ75% 2次:65%
後期試験:共テ75% 2次:70%
これが合格するための目標ラインだと思ってください!
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