こんにちは!武田塾新潟校です!
突然ですが、私は大学受験の志望校決めに失敗しています。
深く考えず、「名前を知っている大学で、とりあえず興味がある学部で……」という決め方をしたら、入学後かなり後悔しました。
志望校決めは、人生において重要な選択になるのはもちろん、「ここに通うために頑張ろう!」という受験勉強のモチベーションにも繋がる大事なものです。
とはいえ、何に気をつけて決めたらいいか分からない人も少なからずいることでしょう。
というわけで、今回は自分の失敗談も含めつつ、「志望校の探し方と決め方」について解説していきます。
志望校決めの流れ
武田塾チャンネルの動画で詳しく紹介していますが、大体の流れは
将来の夢や興味のある分野を考える⇒文理選択⇒国公立か私立か決める
⇒大学・学部・学科を決める⇒受験科目を調べる⇒併願校を調べる
になります。
大学では、専攻の分野を丸4年使って勉強していきます。
興味のない学問を選んでも、4年間やるのはキツイですし、時間の無駄です。
そのため、就きたい職業や自分の興味から志望校を絞っていくとよいのですが、ただ「~が好きだから勉強したい!」という理由で決めてしまうのはちょっと早いかもしれません。
分野に幻想を抱いている場合
経済学部だったら経済の勉強を、文学部だったら文学の勉強を……というように、学部名を見ると「こんな勉強をしそう」というイメージを抱きますよね。
このイメージ、志望校・志望学部決めではマイナスに働くことがあります。
大学で学問としてやる勉強と、世間一般が思うイメージとは、大体ズレがあるからです。
私の失敗は、このズレを考えていなかったせいで起こりました。
私は大学で心理学科に入学しましたが、志望理由は「色んな心のしくみを知れたら面白そう!」というイメージからでした。
そして、授業が始まった頃、違和感を覚えました。
「思ったよりややこしいぞ?」
大学の心理学部では、実験してデータを取り統計処理をするという数学的な作業が必要になりますし、実験のやり方として測定法や研究法も勉強するので、理系分野の学習量が多いのですが、入学前には全く知りませんでした。
同じ学科の友人も想定外だったようで、「思っていたのと違うし、難しいよね」と話したことを今でも覚えています。
ミスマッチを起こした原因の全ては、学問に対する幻想だけで専攻を決めてしまったことにあります。
大学で実際にやる内容をしっかり下調べしたり、4年間学び通せるかをしっかり考えたりしていれば、「こんなはずでは……」は防げたと思います。
「この分野をやりたい!」が趣味なのか、追求なのか?
「○○が好き!面白そう!」という思い自体が悪いわけではありません。
ですが、ただ知識を得たいなら、市販の書籍を読む方が効率の良いことが多いです。私の場合も「知りたい!」という思いが中心だったので、今思うと本で勉強すればよかったと思います。
大学でやる勉強は、高校のまでの暗記や問題演習中心の勉強ではなくなり、言うなれば「研究」になります。
大学で学ぼうとする理由が
「趣味的に知識を深めたいから」なのか、それとも
「分野の知識を応用して新しい発見をしたい・関連職業に就きたい」
なのか、今一度見つめ直しましょう。
とはいえ、「大学には行きたいけど興味のある分野が見つからない……」という人もいると思います。
4年間続けていく勉強が興味の持てない分野だと辛いことになりますので、そんな人は「これは微妙」という興味のないこと・苦手なことを避けるところから考え始めるのもありでしょう。
「○○学部だから○○の勉強しかできない」わけではない!
興味のある分野を一つに絞れなかったり、何に興味があるかわからなかったりして、なかなか決められない人もいると思います。
そんな人は、学部決めを1年後に行える入試制度(総合入試)がある大学の受験を選択肢として考えてもよいかもしれません。
入学後でも、他学部履修制度や他大学との単位互換制度を利用してすれば学部や大学の枠を超えた勉強もできます。
また、主に1~2年生で履修する教養科目の授業では、自分の専攻に関わらず様々な分野に触れることができます。
いずれの手段にしろ、自分の専攻に関係なく他分野の専門的な内容に触れる良い機会となりますし、仮に専攻を丸ごと変えたい・学ぶ場を変えたい場合は転部や転科、転学という手段を取ることもできます。
大学や学部が自分と合わなくても、「一度入学したからもうどうにもできない……」なんてことはありません。
自分の興味に合わせてさまざまな分野に触れられるのも、大学の大きな魅力です。
制度や授業の設置状況は大学や学部ごとに違いますので、利用したい場合は調べておきましょう。
志望大学・学部の情報を集めよう
志望校を決める判断材料として、大学や学部の情報収集はとても大事です。
調べているうちに
「この大学が気になるな」
「行ってみたいな」
という思いが芽生え、志望校が決まることもあるでしょう。
情報入手先は
・公式HP
・大学案内のパンフレット
・オープンキャンパス
・公式SNS、アプリ
・大学に通っている先輩や友人、知り合いの話
・在学生のSNSアカウント
が代表的です。
ここで気をつけたいのは調べ方です。
HPやパンフレットを眺めただけで「なるほど」と思ってしまいがちですが、大学や学部について実際の情報がないままで受験すると、入学後「イメージと違う」というミスマッチを起こしやすいです(分野に幻想を抱いているパターンですね)。
気になる大学と学部・学科が見つかったら、そこに通っているイメージができるような情報―
「学べる内容」、「施設情報」、「所在地と周辺環境」、「学生の雰囲気」
―を調べてみるとよいでしょう。
「学べる内容」を知りたいなら「カリキュラム」と「シラバス」
カリキュラムはHP等の学生便覧、もしくはパンフレットから、シラバスはHPの履修関連項目ページからチェックできます。
あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、カリキュラムとシラバスをセットで調べると、勉強内容と学ぶスパンが分かります。
カリキュラムは、学部や学科における4年間の履修計画のことです。1~4のそれぞれの年次で受ける授業の種類と単位数、専攻のコース分けといった情報が記されています。
シラバスとは授業計画のことで、大学生は皆これを見ながら授業の履修登録をしています。担当教員や毎回の授業内容、成績の評価方法といった講義の詳細情報が、一つ一つの講義ごとに記載されています。
Webで公開されているシラバスでは、学部や対象年次で授業を検索できますので、気になる学部の授業を調べてみましょう。
また、カリキュラムやシラバスをいくつか見てみると、似た名前の学部でも勉強する内容や学び方が大学ごとで全く違うことに気づくと思います。
「○○学部に入学したはいいけど、学びたい内容がカリキュラムに無かった……」
なんてことがないよう、第1志望に限らず、受験する可能性のある大学・学部の情報は必ず調べておきましょう。
オープンキャンパスに行こう
施設や周辺環境、学生の雰囲気を直接見て確認できるのは、キャンパス開催のオープンキャンパスに参加する大きなメリットです。
キャンパスへ実際に足を運ぶと、
「学生の雰囲気がいいな」
「設備が充実しているな」
「この研究をやってみたいな」
など、色々な発見があるので、
「この大学に行きたい。受験勉強を頑張ろう!」
というモチベーションに繋がりやすいです。
Web開催のオープンキャンパスでも、模擬授業体験や在学生との交流企画など、色々なコンテンツが用意されていますので、気になったものは参加してみましょう。
現地・Webのどちらでも、オープンキャンパスでは個別相談会が実施されることが多いです。大学の職員や教員と一対一で話せるので、入試や大学生活の疑問を解決できるいい機会になります。上手く活用してみましょう。
ただ、オープンキャンパスは参加しただけで
「行った!わかった!」
という達成感で満足してしまいやすいので、目的意識をはっきりさせてから参加しないと、有意義な情報が得られない可能性が高いです。
「何が知りたくて参加するのか」というポイントを参加前にピックアップしておけるとよいですね。
また、オープンキャンパスに行けない場合は、GoogleMapのストリートビューで周辺環境や大学構内・施設内の写真を見るのも良いでしょう。
施設の大きさはどのくらいかなど、ある程度の雰囲気はわかるはずです。
志望校選びに迷ったら相談してみよう!
こういった情報に加えて、
・入試科目や問題形式
・入試の難易度
・地方受験の有無
といった入試形態も調べて、並行して受験勉強もやって……となると、「結構大変じゃん!」と思った人は多いのではないでしょうか。
そこで!武田塾新潟校では無料の受験相談を随時実施しております。
「こういう分野を勉強したいけど、どの大学がいいの?」
「この学部に行くためにはどういう勉強をすべき?」
「第2・第3志望をどう決めたらいいかわからない」
など、志望校に関する疑問はもちろん、
受験のお悩みがある方はぜひ無料受験相談へお越しください!
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