みなさんこんにちは、武田塾寝屋川校校舎長の吉原です。
いよいよ10月になり、受験生の皆さんは慌ただしくなってきた頃かと思います。
本日は寝屋川校の塾生から寄せられた質問をみなさんにも共有させていただきますので、進学先の決定で迷っている方は参考にしていただければ幸いです。
大学選びは大学名を重視するべきか、学部を重視するべきかについて
まずは、今回の質問に関する情報を簡単に整理していきましょう。
質問者である塾生は龍谷大学と大阪経済大学の異なる学部の公募推薦を受験する予定です。
もし仮に、龍谷大学と大阪経済大学の両方の大学に合格した場合、どちらの大学を抑えるべきかを悩んでいるようです。
同一学部を受験していた場合は龍谷大学に進学したいようですが、学部として興味があるのは大阪経済大学なので迷っているようです。
また、費用面的にどちらかの大学のみに合格した際はどちらかに進学するか、関関同立受験に切り替える予定です。
このような場合、進学先をどのように決定するべきなのか、2つのパターンに分けて考えていきましょう。
パターン⑴学部を優先する場合
まずは学部を優先する場合です。
学部を優先する場合は基本的に大学名でなく学部で決めても問題ないと思います。
例え話なので極端な例をあげさせていただきますが、偏差値70の大学の獣医学部と偏差値60の医学部に合格した場合にどうしても医者になりたい場合は大学のブランドではなく学部を優先すべきです。(医者志望の方が獣医学部を受験するはずがない、と言った指摘はお控えいただけると助かります)
このように将来のビジョンが明確に決まっている場合の判断は特別難しくないわけですが、そうではない場合もたくさんあると思います。
今回の質問者のように偏差値や世間的な評価は高いと思われる大学にも合格しているが、進学したい学部は別にある場合などは判断に迷うかと思います。
基本的な考え方としては学部>大学名であれば学部を選択すべきでしょう。
将来のビジョンが明確であれば多くの場合は学部を優先することになりそうです。
パターン⑵大学名を優先する場合
次に大学名を優先する場合です。
一般的には学部よりも大学名を優先する方の方が多いかと思います。
将来のビジョンが明確ではない場合は多くの場合、一般的な就職活動を経て社会人になるかと思います。
その際に、履歴書に大学名と学部を書くことになると思いますが、やはり学部名よりも大学名の方が重要視されることが多いでしょう。
将来のビジョンが明確に決まっておらず、将来就職活動をするであろう場合は大学名>学部という判断で問題ないと思います。
吉原の個人的な考え方
基本的な考え方としてはこれまで書いてきたことを軸に考えていただければいいと思います。
その上で、いくつかのパターンに分けて吉原の個人的な考え方についてお話しようかと思います。
やりたいことが決まっていない受験生
やりたいこと、というのは大学で何を勉強したいのかではなくて、大学を卒業してからどのような職に就くのかということです。
将来のビジョンが明確に決まっていないが、なんとなく勉強したい学部は決まっている受験生は多いと思います。
もちろん自分が希望する大学の、希望する学部に進学することができるのがベストでありますが、希望する学部ではなくとも希望する大学に進学することができるのであれば進学するべきだと思います。
というのも大学の学部で将来の就職先が限定される可能性と、大学名によって就職先が限定される可能性を比較した時に、大学名で就職先が限定されるリスクの方が大きいと思います。
また、大学の学部で学ぶ内容自体は正直大したものでなく、〇〇学部だから〇〇できるようになった!と言ったことは基本的にありません。(国際学部だから英語が話せるようになった、経営学部だから簿記ができるようになったなど)
なので、将来のビジョンが明確に決まっていない受験生は基本的に大学名を優先してもらえばいいかと思います。
やりたいことが概ね決まっているが迷っている受験生
やりたいことが明確に決まっている受験生であれば、迷うことはないので問題ないと思いますが、やりたいことが概ね決まっているが迷っている受験生は判断が難しいです。
例えば弁護士になりたい方や、会計士になりたい方など大学に進学してからも資格の勉強を続ける予定の方です。
これらに当てはまる方は基本的に学部を優先して考えればいいわけですが、迷ってしまっている時点で在学中に資格試験の勉強を辞めてしまう可能性もあります。
このような場合は、自分自身が大学に進学してからも資格勉強を続けることができるかを真剣に自己分析してください。
いわゆる難関の国家資格は大学受験の比にならないほど大変です。
大学受験に対するこれまでの取り組みを振り返ってみて、自分を厳しく律することができなかったと感じる場合はご両親やご兄弟・学校の先生や塾の先生などにも相談してみることをお勧めします。
厳しい言い方をするのであれば、大学受験で第一志望の大学の志望学部に合格することができなかったのであれば、難関資格試験に合格することは非常に難しいと思います。(早慶に落ちてMARCHや旧帝に落ちて関関同立など偏差値60程度の大学に進学する場合は少し事情が異なるかと思います)
理系の場合
理系の場合は文系より少し慎重に考える必要があると思います。
文系は正直な話学部なんてどこでもいい、という話をしているのですが、理系の場合は全く興味が持てない学部に進学してしまう問題が出る場合があります。
工学系に進学予定だった受験生が理学系の学部に進学すると、あまりに興味を持てずに苦しむということが起こり得ます。
苦しみぬいた末卒業できればいいですが、あまりの辛さに大学を辞めてしまっては元も子もありません。
また、理系の場合は文系と違い学部によって就職先が限定される場合がありますので、学部優先で考える必要が高いかと思います。
今回の記事のまとめ
それでは今回の記事のまとめです。
⒈基本は大学名>学部で考えた方が得をする場合が多い
⒉将来のビジョンが明確に決まっている場合のみ学部>大学名で考えるべき
⒊大学の学部で勉強する内容で就職先が限定されることは少ないが、一部ではそれも起こり得る
今回の記事を読んで参考にならなかった場合は、特殊なケースの可能性もあるのでご両親やご兄弟・学校の先生などの意見を参考に考えましょう。
無料受験相談では今回のような質問でもお答えすることができますので、お気軽にお問い合わせください。
以上、大学選びは大学名を重視するべきか、学部を重視するべきかについてでした。
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