こんにちは!!
京阪 寝屋川市駅から徒歩4分、
寝屋川市の予備校 武田塾 寝屋川校です!!
この記事は後編です!!
人生で掛かるお金を計算してみようというこの記事ですが、
前編では
住居費
食費
被服費
日用品費
水道光熱費
光熱費
通信費
までを考えました。
後編では残りの
保険料
医療費
車両費
教育費
交際費
について考えていきます。
人生にかかるお金を計算しよう
保険料
後編の一番最初に考えるのは保険料です。
これには生命保険・医療保険・学費保険・損害保険・火災保険などの保険料が算入されます。
基本的に任意か、物を所有しなければ避けられるものなので、今回は全く保険を掛けずに人生を全うすることにします。
一般的に全く保険に入らないという方はすごく珍しいので、これは極端すぎる計算だと考えてください。
介護保険や健康保険は基本的に会社員であれば給料から天引きされて納付されるでしょうから、今回は別で計算することにします。
医療費
次に医療費です。
これは病院に行ったらその分の診察代、薬を買ったらその分の薬代、人間ドッグや健康診断に行ったらその分のお金が発生します。
眼科や歯医者は半年に一回程度は診察を受けることが推奨されていますが、今回はそれを無視。
簡単のために風邪も引かない病気もしない怪我も皆無としてみましょう。
厚労省の発表によると平均的に2,500万円程度が日本人一人あたりの一生に掛かる医療費として発表しています。
これを考えると医療費が0というのはとても楽観的すぎる計算ですが、医療費は人によって上下のとても大きい項目なのでこのようにして考えます。
車両費
次に車両費です。
これは車やバイク、その本体価格や維持費が算入されます。
本体価格はわかりやすいので置いておいて、
維持費が思っているよりも掛かるということを覚えておいてほしいです。
まずは消耗品代が発生します。
自動車は走るときに金属部品を摩耗させながら走りますし、
ゴム製の部品は経時で劣化します。
他にも油脂類も定期的に入れ替えたり継ぎ足したりする必要があります。
次に車検代です。
自動車であれば必ず、バイクであれば排気量251cc以上のものは2年に一回車検を受ける必要があります。
これは車種や自分でするか、自動車屋さんに任せるかで大きく金額が上下します。
次に税金です。
自動車であれば自動車税、軽自動車やバイクであれば軽自動車税を収めなければなりません。
それに追加して重量税も車検のたびに課税されます。
次に保険代です。
上の保険料の項目でなしとした保険料ですが、車両を所有する際は必ずこれが発生します。
法律上の義務である自賠責保険と、ほとんど義務となっている任意保険です。
車両がないと生活できないような地域もありますが、今見ていただければわかるようにとても大きな経済的負担が発生します。
なので今回は車両を保有しないものとして考えます。
車両を保有しないので、今回車両費は0円です。
教育費
次に教育費です。
これは学費や教材費、習い事をさせる場合はその月謝などが算入されます。
この項目も人・家庭により差の大きい項目です。
子どもを公立に入れるのか、私立に入れるのか。
私立を選択肢に入れさせるのはどの段階から?
大学?高校?中学?小学校?幼稚園から?
などで大きく差がでます。
子どもを大学に入れる場合、基本的には塾や予備校に入れることになると思います。
大手予備校に入れる場合は、1年間で100万円も覚悟したほうがいいとも言われます。
何年生から塾や予備校に通わせるのか、浪人は何年まで許すのかなど、選択次第で大きく上下することがわかると思います。
文科省によると、小学校から大学まですべて国公立を選択させた場合に一人あたり合計で800万円、
すべて私立を選択させた場合に一人あたり合計で2,200万円が掛かるそうです。
今回はこの間を取って、1,500万円ということで計算してみます。
交際費
次に交際費です。
これは冠婚葬祭の費用だったり、手土産、友人や会社の同僚と宴会をする費用が含まれます。
この項目に関してもある程度回避することが可能です。
ですが、人間関係を円滑に進めるための経費や投資として考え、今回は負担することにします。
一人暮らしのときは月に9,000円、
複数人ぐらしのときは月に15,000円として計算します。
約1,000万円となりました。
年金・介護保険等
ここでは、年金や健康保険料などの会社員の方であれば給与から天引きされる部分について考えます。
これらのお金については基本的に累進課税の考え方で金額が決まることが多く、一概に言うことができません。
これは、例えば
年収200万円以下は0%、
年収400万円以下は15%、
などという形で収入によって大きく差があるということです。
なのでこの項目については支出として考えるのではなく、収入の減額として考えるといいと思います。
例えば、宿泊業、飲食サービス業の平均年収は250万円ということなので、
この業界の平均の年あたりの手取りが大体200万円程度になるということです。
人生にかかるお金の合計
ここまで計算してきた各支出を合計して、一生涯に掛かるお金を計算してみましょう。
住居費 | 7,500 |
食費 | 3,500 |
被服費 | 800 |
日用品費 | 670 |
水道光熱費 | 1,240 |
交通費 | 0 |
通信費 | 564 |
保険料 | 0 |
医療費 | 0 |
車両費 | 0 |
教育費 | 1500 |
交際費 | 1000 |
合計 | 16,774 |
合計は16,774万円、約1.7億円になりました。
ここまでの計算の過程で何回も書いていますが、これはとても節約をして、
一回も傷病をしないなどの非現実的な仮定のもとで計算をした結果です。
おそらくほとんどの人はこれだけ以上のお金が大学卒業から最期までに掛かるだろうということです。
業界別平均生涯収入を見てみる
次に業界別平均生涯収入を見てみましょう。
業界別平均生涯収入とは、日本にある仕事をある程度の業界ごとに分類して、
それぞれの業界ごとの収入の平均を取った値です。
私たちの肌感覚と違うような分類の仕方がされていたりして、見方に注意する必要がありますが、
参考にするには有用な統計情報なので、一緒に見てみましょう。
国税局が発表している民間給与実態統計調査結果の令和元年分から、
業界別の平均収入を抽出しました。
生涯収入は大学卒業の22歳から65歳までの43年間働くものとして、
平均年収に43を掛けて算出しました。
年収 | 生涯収入 | |
建設業 | 4,906,000 | 210,958,000 |
製造業 | 5,130,000 | 220,590,000 |
卸売業・小売業 | 3,759,000 | 161,637,000 |
宿泊業, 飲食サービス業 |
2,596,000 | 111,628,000 |
金融業, 保険業 |
6,270,000 | 269,610,000 |
不動産業, 物品賃貸業 |
4,236,000 | 182,148,000 |
運輸業, 郵便業 |
4,355,000 | 187,265,000 |
電気・ガス・ 熱供給・水道業 |
8,242,000 | 354,406,000 |
情報通信業 | 5,985,000 | 257,355,000 |
学術研究,専門・技術サービス業、 教育,学習支援業 |
5,175,000 | 222,525,000 |
医療,福祉 | 4,008,000 | 172,344,000 |
複合サービス事業 | 4,110,000 | 176,730,000 |
サービス業 | 3,590,000 | 154,370,000 |
農林水産・鉱業 | 2,629,000 | 113,047,000 |
これに載っている収入は額面なので、実際に振り込まれる収入は税金や年金を減額した分となります。
年収によって割合は異なりますが、概ね20~50%程度が持っていかれると考えてください。
そうなった時に、あなたの希望する業界・職業はあなたの希望の人生を送るだけに
足る収入を得られるでしょうか?
まとめ
一生に掛かるお金はいくらなのかを一緒に計算しながら見てきました。
自分の人生の希望などを考えてそれぞれの数字を変更して、
「あなたの人生に掛かるお金」を計算してみてください。
筆者個人としては、車が欲しいのでその分を計上しますし、
生命保険なしの状態は不安なのである程度そこにも支出すると思います。
そうして自分の希望職業で得られるであろう収入を調べ、自分の人生計画を再度考えて見てください。
希望の業職種が決まったら、どうやったらその職業になれるのかを調べ、
そのための努力をしましょう。
そうすることで結果的に有意義な選択ができるようになると思います。
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