近畿大学 の出題傾向と入試対策【理系数学編】
こんにちは、武田塾寝屋川校です!(`・ω・´)
新型コロナウイルスの影響で、受験生の皆さんは自宅学習を余儀なくされていると思います。
ずっと家で勉強するとなると、集中力が持たなくてなかなか持続できない…なんてこともあるかもしれません。
ダラダラと勉強するのは効率がわるいので、一回集中が切れてしまったら潔く休憩するのも一つです!
今回は近畿大学の入試傾向についてご紹介するので、近大が志望校の方や、受験を考えている方は
息抜きがてら見て頂けると嬉しいです!(^^)!
近畿大学の理系数学 問題構成
出題範囲について
この記事では一般入試の前期(A日程)の出題内容について触れていきます。
近畿大学の数学は学部によって出題範囲が異なり、以下のようになります。
■理工学部<理学科(数学コース・物理学コース)/応用化学科/機械工学科/電気電子工学科/情報学科/社会環境工学科>
「数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学Ⅲ・数学A・数学B(数列、ベクトル)」
■理工学部<理学科(化学コース)/生命科学科>、建築学部、薬学部、農学部、医学部、生物理工学部、工学部、産業理工学部
<以下から選択>
数学①「数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学A・数学B(数列、ベクトル)」
数学②「数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学Ⅲ・数学A・数学B(数列、ベクトル)」
上記の通り大きく2パターンに分けることができ、数Ⅲ必須なのは理工学部<理学科(化学コース)、生命科学科を除く>だけです。
ここでは数学Ⅲを含めた入試問題の出題傾向と対策についてご紹介します(ただし医学部を除く)。
問題構成内訳
大問数は3題で全問マーク式、試験時間は60分です。
大問ⅠとⅡに関しては数学Ⅰ・A・Ⅱ・Bから、大問Ⅲは数学Ⅲの範囲から出題されます(大問ⅠとⅡは医学部以外共通)。
数列やベクトル、微分・積分、三角関数、確率などの幅広い単元からバランスよく出題されていて、
なかでも図形に関する問題や数列、確率などが頻出です。大問Ⅲも基本的には複素数平面か微積のどちらかになっています。
しかし、2019年度の文系入試では以前まで扱われなかったデータの分析に関する問題が出題されたので、
どこかの分野に絞って対策をするのではなく、全ての単元においてしっかりとした学力をつける必要があります。
また、2019年度では大問Ⅰの構成が変更され、
以前までは複数の単元の小問集合で構成されていたものが場合の数に絞られ、大問Ⅱと同じく1つの単元で統一されました。
2020年度でも小問集合の出題はなかったため、今年度も同じような傾向になる可能性があります。
近畿大学の理系数学 難易度と対策
難易度や注意点
基本的なものからややレベルの高いものまでを含む総合的な問題になっています。
近畿大学の数学は段階的に難易度が上がっていく構成になっていて、大問Ⅰは平易ですが、
大問Ⅱ・大問Ⅲは標準~やや難レベルになっていることが多いです。
出題形式
近畿大学と同偏差値帯の大学では、参考書に出てくる問題や有名問題の類似問題が多く出題されていて、
その多くは参考書に載っている解法パターンを知っていれば答えられる問題ですが、
近畿大学に限ってはそういったパターン問題はあまり出題されることがありません。
レベルで言えば関関同立の同志社大学以外と並ぶ難易度といっても問題ないでしょう。
特別な解法は必要としませんが、教科書や参考書に出てくる公式や単一分野の知識だけでは解けない
複数の単元が混ざった融合問題が扱われることが多いです。
そのため、それぞれの単元の関連をしっかり理解できているかという細かい知識が要求されます。
また、大問内の設問がすべて繋がるように構成されていることも多いので、
初めの設問から確実に解答していく正確さと、問題の誘導の意図を正しく読み取る力が必要になります。
試験時間60分に対して計算量がかなり多いので、
参考書や問題集で知識を増やしつつ、同時並行で計算問題集を解く習慣をつけておいた方が良いでしょう。
対策方法
近畿大学の理系学部に合格するには最低でも70点(100点満点中)は取っておきたいところです。
そのためにはまず基礎的な参考書の例題や練習問題で基本事項や公式をしっかりと理解し、
解答の完全再現ができるようになるまで何度も解きなおすことが重要です。
ここで意識しておくのは、知識を充分に使いこなせるようにするということです。
広い範囲の融合問題にも対応できるように基礎から標準レベルの参考書で練習を積み、基礎学力の応用と発展に努めましょう。
使用する参考書
<インプット型基礎問題の参考書>
武田塾が一番はじめに勉強するものとしておすすめしているのは
「やさしい高校数学」シリーズと「基礎問題精講」シリーズです。
現状数学がかなり苦手で、基礎的なところも把握できていないのであれば
「やさしい高校数学」を(必要であれば「やさしい中学数学」から始めます)、
そうでない方は「基礎問題精講」をおすすめします。
どちらの参考書もⅠ・A→Ⅱ・B→Ⅲと同シリーズの参考書を解き進めていけばOKです。
■やさしい高校数学
この参考書は講義(説明)部分がメインで、別冊に問題が載っている構成になっています。
数学が苦手な人のために高校数学をかみくだいた参考書で、キャラクターのセリフの掛け合いで分かりやすく基礎を学べます。
各単元についても細かく載っているので、機械的に覚えることなく理解を深めながら進めることができます。
まずは講義をしっかり読み、別冊の問題集を自力で解けるようになるまでやり込みましょう。
おおよそ3か月弱でⅠ・A、Ⅱ・B、Ⅲのすべての参考書が終わるくらいのペースで取り組むと良いです。
ただし、この参考書はあくまで高校入門の立ち位置なので、この参考書が終わったら、
基礎的なレベルのインプット型参考書(基礎問題精講など)に取り掛かりましょう。
■基礎問題精講
最小限の問題数で基礎を網羅できる良書で、中堅私大や共通テストの対策として基礎を固めるのに適しています。
この参考書は単元ごとの理解がある程度できていないと取り組むのが難しいので、
解説を読んでもイマイチ分からないという場合は上の「やさしい高校数学」か、「初めから始める数学」で
対応する部分をしっかり読み込み、理解を深めましょう。
所要月数はⅠ・Aが約1か月、Ⅱ・BとⅢはそれぞれ1.5か月ほどです。
ただ解くだけで終わらせるのではなく、なぜその解法を使うのかというところも理解しておきましょう。
勉強のしかたとしては、問題を解くときに参考書に印をつけていきます。
〇…完璧に解けた、△…解けたがちょっと迷った・解法は合っていたが間違えた、×…解けなかった
の3種類に分け、復習する際には×→△の順に復習をしていきます。×と△の問題が〇になるまで何度も解きなおしましょう。
<アウトプット型応用の参考書>
「基礎問題精講」を完璧にしたら、「数学重要問題集」に移ります。
「基礎問題精講」の1ランク上の参考書で、中堅私大~難関大までのレベルに対応しています。
■数学重要問題集Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B(理系)
理系学部の入試問題から代表的な良問を厳選しているので、問題の質が高いという点と、
分野に偏りが少なく、どの分野もまんべんなく収録されているので非常に網羅性が高いという点が魅力です。
A、B、Cの3つのレベルに分かれており、それぞれの難度は以下の通りです。
A問題=基本~標準レベル(偏差値50後半~60)
B問題=標準~やや難レベル(偏差値60前半~65)
C問題=難レベル(偏差値70前後)
重要中の重要な問題には【必解】と書かれているので、問題の優先度が分かりやすくなっています。
近畿大学を志望するのであれば、A問題全てと、B問題の【必解】問題は必ずやっておきましょう。
<計算力を鍛える参考書>
また、前項でも触れたように、60分という試験時間内にすべての問題を解ききるのには計算力アップの対策が必須です。
おすすめは「合格(うか)る計算」シリーズです。
■合格る計算
数学の計算問題に特化した問題集となっていて、楽に素早く解ける計算方法が学べます。
解法が分かっていても時間が足りなくなってしまう人は、計算スピードをはやめることで解決できる可能性が高いです。
この参考書では、計算ミスをしやすい人が陥りがちな間違った計算方法の手順や、注意すべきポイントも載っているので、
計算がはやい人の方法を学べます。しっかりマスターすれば初見の問題でも効率よくスムーズに計算する力が身につきます。
基礎的な参考書の数学Ⅰ・Aの範囲が終わって、Ⅱ・Bに入るタイミングでこの参考書も同時並行で進めていきます。
一日1テーマずつ進めて、無理のない範囲で学んでいきましょう。
さいごに
いかがでしたか?
近畿大学の数学は単に解法パターンを覚えれば対応できるというものではなく、
いかに単元の理解ができているのかという部分が問われます。
基礎から抜け漏れなく一つひとつ知識を積み上げていき、応用・発展の演習もしっかり時間をかけて行う必要があります。
「数学重要問題集」が終わったら過去問演習を行って問題ありませんが、いきなり60分で解くのは難しいです。
まずは自分がすべての問題を解くのにどのくらいの時間を要するのか把握し、
タイマーを使って時間配分を意識する習慣をつけていきましょう。
初めは時間よりも解法が思い浮かぶかどうかが肝心ですので、
慣れてきたら制限時間を設けるという手順で進んでいけばOKです。
【近畿大学の対策について】
こちらの記事もおすすめです!(^^)!
数学の勉強法に関してもっと詳しく知りたいという方や、近畿大学の入試に関して知りたいという方、
そのほか受験に関するお悩みをお持ちの方は、無料受験相談(カウンセリング)も行っていますので
興味のある方は下の赤いボタンをクリックしてみてください😆
現在はコロナウイルスの感染拡大防止のため、オンライン通話にて無料受験相談を承っております!
まずはお気軽にご相談ください✨
武田塾が気になった方は、ぜひ下の無料受験相談をチェック!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
寝屋川近辺で塾や予備校を探している受験生の皆さん!
武田塾寝屋川校では無料受験相談を行っています。
無料受験相談では、
受験勉強の進め方・志望校の選び方・参考書の選び方や使い方など
受験勉強に関するお悩みご相談を受け付けておりますので、お気軽にお問合せください!
京阪寝屋川市駅より徒歩2分!
寝屋川市、枚方市、守口市、門真市、四条畷市、大東市、交野市、旭区、鶴見区、城東区
などが通塾圏内です!
武田塾寝屋川校
〒572-0042 大阪府寝屋川市東大利町14-6
丸喜ビルヂング3階
TEL 072-813-8899
お問い合わせはこちらから!
武田塾寝屋川校では無料受験相談を行っています。
「勉強のやり方がわからない……」
「どの参考書を使えばいいのかわからない……」
「授業を受けても意味ない気がする……」
受験に関するあらゆる悩みに、無料で個別アドバイスをさせていただきます!
〒572-0042
大阪府寝屋川市東大利町14‐6
丸喜ビル 3F
〒611-0021
京都府宇治市宇治若森31-5
宇治タイセイビル 1階
〒573-1106
大阪府枚方市町楠葉1丁目5-1
婦喜屋ビル 3階
〒573-0032
大阪府枚方市岡東町14-44
雲川ビル 4階
〒570-0026
大阪府守口市松月町2-19
松月ビル 3階