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参考書を最大限生かすためには 苅部先生編

参考書を最大限に活かすためには

 

 こんにちは!武田塾成田校で講師をしている苅部 伶と申します。今回は参考書の使い方について、どのよう使っていけば参考書の力を最大限生かすことができるかについて私なりの考えをお伝えしていきたいと思います。全部とはいかないまでも、部分部分でこれは使えるなと思うところがありましたら是非参考にしてみてください!

 

参考書との付き合い方

 

 武田塾では授業は行いません。その代わり生徒の皆さんは自習を行っていくわけですが、先生として参考書があります。参考書に書いてあることを自分で読み解いていく必要があるということです。この参考書、読み進めるのなんだか難しいんだよな、、、ある参考書にそんなことを思っている方もいらっしゃるかもしれません。学校の先生でも初対面の時は何だこの人と思った方も、深くかかわってみれば意外といい人じゃん、なんなら好きなんだけど!と思ったことってないですかね?

参考書も一緒です。嫌いというにはその参考書に関してまだ何も知れていないだけかもしれません。

 

参考書を使っていくにあたって私がよく生徒の皆さんに言っていることは、どんどん汚していこう!キレイなままにしてるんじゃあないよ!ということです。

汚すというのはつまり書き込んでいくということです。新品の参考書に自分なりの言葉で覚えやすいように書き込みを入れていってオリジナルの参考書を作ってもらいたいのです。

 

英語数学に関して具体的に例を挙げてみましょう。

 

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オリジナルの参考書を作る(英語)

 

 英語では、単語帳!自分はゴロが好きなので単語を覚えるための自分の単語帳にはゴロがそこかしこに書かれていました。自分で考えたゴロって忘れにくいものですから、そしてゴロって奇跡的に思いつくものがほとんどなので、しっかりと書き込んで記録しておかなければもったいないです!

 その他にも、似ている単語同士でいつも間違えてしまうようなものもあると思います。そんな時はその単語の下に注意書きとしてもう一方の単語も書き込みます。単語の番号だけ書いて、~番も一緒に見て!と書いていてもいいですよね。

つまり、片方見る機会があったら、必ず似ている方もチェックするようにする工夫を書き込むのです。

 

これは今回のブログの内容とは関係ない話ですが、もし二つ似ているものがあったら、自分は片方に100%の記憶力を使うようにしています。

片方完璧に覚えて、もう一つの方は「あ、これは本気出してない方の奴だ」という感じで覚えるようにしています。似ている2つのものに対して自分の態度で差別化をはかると真っ向から勝負するより覚えがいいと思いますよ。

 

文法や長文の参考書では、まず大前提として問題文には書き込まないことです。

書いてしまったらその問題は二度と使えなくなってしまいますから、汚すのは解説のページです。

オススメの方法として文法は解説までしっかりと頭に入れることができ、もう間違えないというところまで来たら、その問題を真っ黒に塗りつぶします。やはり目に入ってしまうと解いてしまいたくなるものですから、目に入らないようにしてしまいます。

そうしていくことによって、まだ曖昧な問題だけを何周も回すことができます。そうして全部が黒く塗り終わったらその問題集は完璧になったということです。長文では解釈の際文章に色々と書き込むことが必要になってきますからコピーをとった方がいいと思います。

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オリジナルの参考書を作る(数学)

 

数学!数学の解説こそどんどん汚していってほしいものです!

解説ではいきなり計算を飛ばしている部分や、難しい式変形を何の説明もなしに行っている部分が多々あります。そういった部分に何が起きているのかをしっかりと書き込んで、自分にとって過不足のないフルの解説を作るようにして下さい!

またこの話は「数学勉強のハテナ」でも書いたことですが、各問題について自分なりの簡単な解き方の道筋、ポイントを書き込むようにもしてみてください。

自分の言葉で書くことが重要です。普段自分が使っている口語体で書いたりすると、親近感がわき覚えやすいですよ!

 

また、何も正しいことばかり書くことが正解なわけではないと思います。

いつも自分が詰まってしまうところや、間違って計算してしまっているところなどに、その一連の間違いを書いてみたり、一言反省文を書いたりしていました。

時間を空けて再度解いたときに、昔の自分がどんなミスをしていたのか振り返る機会を作るようにします。

この問題には適さなかったけど、発想はよかったなんてことよくあります。間違っていても得られるものが何かあるときはとにかく書き込んでいきましょう。

数学ではその問題、自分の解答をしっかり分析していき、その跡をしっかりと残していくということです!

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最後に

 

最後に私自身の話もさせていただきます。

私は二年間浪人をし、最後の年は自宅でひたすら参考書を解き続けるという受験生活を送っていましたが、この時期が一番学力が伸びたと実感しています。

それまでは難しい問題ばかり解いていて自分の知識が追い付いていない、全く身についていないような勉強法を行っていました。このままではいけないと参考書を使い一から学びなおすことにしたのです。

背伸びをせずに最初からです。少しおかしいと思われてしまうかもしれませんが、参考書に色々と書き込んでいるうちに、ゴチャゴチャになっていくのを見て気持ちがいいなと思うようになっていきました。小さい子でいうところの塗り絵と似たような感覚と言うんですかね?しっかりと知識もついてきます。

参考書をフルに生かす方法を自分なりのやり方で身につけいきました。今でも同じように参考書を汚しながら勉強を続けています。(参考程度に写真をあげさせてもらいます。)

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 病気がみえるvol.7 脳・神経

 

最初に申し上げましたように、武田塾では参考書を先生として使っていきます。一歩一歩レベルアップしていけるよう最適のルートで参考書を使っていき確実に力はついていきます。さらにこのブログに書いたようにもっと参考書の力を引き出すには?そのようなノウハウを含め講師一同、生徒さんの特訓に当たります。

夏も近づいてまいりましたが、まだまだ逆転合格を掴みとるには時間が残されています。参考書選びで悩んでいる方や、自分の使い方に少しでも不安、疑問がある方は一度お話だけでも聞きに来ていただければと思います。講師一同心よりお待ちしております!

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