東京大学理学部4年の揚原です。
今回は僕の各教科の勉強法を紹介させていただきたいと思います。
主に二次試験向けのものとなってはいますが、共通テストについても通ずるところがあると思うので、もしよければぜひ参考にしてみてください。
1.英語
英語は単語力と構文力がものを言う教科だと思います。
単語
東大はそこまで難しい単語はでないので、単語帳はシス単のみを使っていました。
通学時間の電車の中で主に読んでいました!
構文
構文は集団塾で難しめの和訳をやっていたこともあり、特に参考書は使っていませんでした。
ネイティブじゃないかぎり、長文を読む上で構文解析のスキルは必要になると思うので、和訳として取り組むにしろ長文演習として取り組むにしろ、意識的に勉強した方がいいと思います。
二次試験では、英作文やリスニング、要約や小説なども対策しなくてはいけませんでしたが、過去問を数年やって感覚を掴んでなんとか乗り切りました。
まとめると、英語で得点を取るためには単語と構文が基礎として必要で、土台が身についていれば、その上で長文や英作文などの対策は最小限でも大丈夫だと思います。
なので、皆さんには単語と構文を意識して日々勉強して欲しいと思っています。
2.数学
僕は理系科目が苦手な理系なので、数学にはたくさん苦しめられました。
数学の勉強法
勉強法としては青チャートなどの参考書をたくさん解くしかないのかなというのが本音です。
ただ、解けなかった問題の解説を読んで勉強する際に、「どうしてこのような操作をしているのか」を意識することは非常に大切だと思います。
そこがわからなければ、似たような問題に出会った時に解ける可能性は非常に低いです。
「どのように解くか」を学ぶのはもちろんのこと、「なぜそのような解法に至るのか」の思考プロセスも意識して勉強することで効率的に成績を上げられると思います。
そのようなことは往々にして参考書に書いていないこともあるため、わからなければ先生や周りの友達に聞くよう心がけましょう。
数Ⅲの進め方
理系は数Ⅲがかなり重いため、先取りして進めることを強くおすすめします。
僕の場合は高二の三学期で数Ⅲの黄チャートを一周終わらせて基礎を作った上で、夏休みまでに青チャートをやり、それ以降は過去問演習をしていました。
それでも全く歯が立ちませんでしたが…笑。
数Aや数Bなどは青チャートなどの網羅的な参考書ではなく、単元に特化した問題集を解いていました。
特に確率漸化式は、自分で意識的にやらなければ触れる機会が少ない割に二次試験にはよく出ると思うので、確率の単元がまとまった参考書を一冊やることをおすすめします。
3.国語
現代文は昔から得意だったこともあり、特に時間を割いて勉強したわけではないので、勉強法ではなく問題を解く時に意識していたことを紹介したいと思います。
傍線部にあたったら問題
まず1つ目として、冒頭から読み進めて傍線部にあたったら問題を見るようにしていました。
英語の長文でも同じように解いていたのですが、人間の短期記憶には限界があるので、記憶が新しいうちにその問題を解いてしまった方が効率がいいと思ったからです。
もちろん傍線部の後に解答の根拠があることもあるので、ここまでで答えられないと思った時は解答の根拠にあたるまで読み進めていました。
この方法で解けばかなり時間短縮できると思うので、時間が足りない方にはぜひお勧めしたいです。
解答の根拠を明確に
2つ目は、当たり前のことなのですが、解答の根拠を明確にすることを意識していました。
選択肢の問題でも、「本文中にこう書いてあったからこれ」という風に選べるように心がけていました。
実際に常に解答の根拠を意識することで、二次試験の記述にも対応することができたと思います。
選択肢を細分化
3つ目は共テ向けになってしまうのですが、選択肢の吟味は読点などで区切って⚪︎×△をつけることを意識していました。
選択肢が長いと細部を見落としがちなので、細分化して吟味するのはおすすめです。
古文や漢文は正直捨て科目にしていたため、特に勉強はしませんでした。
限られた時間の中全教科の全範囲を勉強することは現実的ではないと思うので、何かしらを捨てることは僕は悪いことだとは思いません。
僕は選択肢の情報をもとにして本文の読めないところを想像して補って解いていたのですが、波はあるもののかなり高得点が取れていたため、古文漢文に時間を割く余裕がない人にはおすすめの解き方かもしれません笑。
4.理科
理系科目が苦手だった僕にとって、1番の鬼門は物理と化学でした。
高3の殆どの時間を理科と数学に割いて、ようやく人並みの点数まで取ることができたので、正直勉強法を語るのは烏滸がましいのですが、苦手な人なりにどうやったのかを紹介させていただければと思います。
オススメの物理の勉強法
物理は、微積を用いて理論から理解しようとしていたため、数Ⅲの基礎が完成した後から本腰を入れて勉強しました。
しかし基礎の理論を理解して問題を解けるようになるまでに多大な時間を要し、高3の秋くらいまで、問題演習して例えばコンデンサーやリアクタンスなどの基礎概念の理解が抜けているところが見つかると、また基本から戻って復習する日々でした。
正直電磁気は今でも苦手意識があるので、微積を用いて理論から理解する方法は、特に理系が苦手な人にとっては大変険しい道だと言わざるを得ないかもしれません。
ただ、近似してモデル化した理論を実際の条件に当てはめて確かめるといった考え方自体は理系の根幹にあたるものだと思うので、それを楽しめる人であれば、高校のうちから理論的に物理を理解しようとするのはおすすめです。
実際僕も点数はなかなか上がりませんでしたが、勉強していてとても楽しかったです。そうでなければ、ある程度の公式をそういうものだと覚えてしまって問題演習する方法の方が、時間もかからず点数もすぐ伸びるのでそちらをおすすめします。
オススメの化学の勉強法
化学は、有機化学に全振りして勉強していました。
有機化学は問題のパターンがある程度決まっていて、演習量をこなして知識さえ入れてしまえば得点源にできるため、化学が苦手な人は有機化学を極めることをおすすめします。
化学は特にもととなる知識が膨大な科目だと思うので、分野を絞って勉強することをおすすめします。
理科は二次試験なら物理と化学合わせて受験するところが多く、大問によって出る単元も決まっていると思うので、例えば物理の力学と熱力学、化学の有機だけちゃんと解いて、あとは解けそうな問題を埋めるだけでも5〜6割は取れると思います。
なので、苦手なりにこの単元だけはできるようにするぞという単元を絞って勉強するのがおすすめです。
キーワード:勉強法、英語、数学、理科、国語、二次試験、物理、化学
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