物理の効率的な勉強法
皆さんは物理が得意ですか?
物理は文字が多く煩雑に見えたり、抽象的な概念を扱うこともあるため苦手意識を持つ人がいると思います。
また、物理の問題を解くスピードが遅く自分の実力が発揮出来ない悩みを持つ人もいると思います。
今回は、物理に対する苦手意識をなくしながら効率的に勉強する方法を紹介したいと思います。
スケジュールの作成
まず大切になるのは、受験までの期間を考慮して物理学の学習スケジュールを立てることです。
週ごとや月ごとに、どのトピックをどれくらいのペースで学習するか計画することが重要です。
ここで注意が必要なのは、分野ごとに掛けるべき時間が異なるということです。
最初に勉強する力学分野は、時間を掛けてもいいのでしっかり身につけられるように計画を立てましょう。
力学の知識はその後の熱力学や電磁気学そして原子分野などその後もよく使う内容なので焦らずに力学を勉強しましょう。
基礎からスタートしよう!
次に、最初から難易度を上げすぎないようにしましょう。
物理学は基本的な概念から成り立っています。
最初は基本的な問題を通して公式の理解度を高めるところから始め、徐々に難易度を上げていきましょう。
基礎部分が十分に身に付かないまま問題演習を重ねてしまうと、解いたことのある問題しか解けなくなってしまいます。
基本的な公式への理解度を高めることで初見の問題にも対処できるようになり、問題を解く時間も短縮できます。
問題集を活用しよう!
問題集を解くことで、理論を実際の問題に適用する練習ができます。
基本的な問題から応用的な問題までバリエーション豊かな問題を解くことを心がけましょう。
注意点としては、物理の解説が自分に合っているかという点です。
物理の学習が難しい理由の一つに、習った解法と問題集の解説のやり方が異なることで混乱してしまうことがあります。
もちろん、最終的にはいろいろな解法で問題を解ける状態に持っていかなければなりませんが、最初からやり方が異なる解説を理解しながら勉強するのは効率が悪いように感じます。
特に物理に苦手意識がある方は、問題集の解説が自分に合っているか調べてから買うことをお勧めします。
実験への理解度を高めよう!
物理学は実験結果を解釈することも大切です。
実験の原理や結果について理解し、実際に行ったことのない実験に関しても想像力を働かせて理解を深めましょう。
実験への理解度を高めることは難しいことだと思います。
まずは問題の解説に書いてある文章を読み込むことから始めると良いです。
解釈について、自分では難しい場合、または自分の考えが合っているか分からない場合はすぐに学校の先生や塾の先生に相談してください。
先生は、疑問に応えるのはもちろんその知識が大学受験に必要かどうかを教えてくれると思います。
大学受験で出ない範囲の概念を理解するのに時間を使ってしまうよりは他の分野の勉強を進めた方が良いのでメリハリをつけて勉強しましょう。
大学受験を超えた範囲の概念は受験が終わってからゆっくり勉強できるので、大学入学が決まった後の楽しみにとっておいてください!
過去問を分析しよう!
過去の受験問題を解いて、出題傾向や重要なトピックを把握しましょう。
過去問の解析を通じて、受験で求められる知識やスキルを確認することができます。
特に出題されやすい問題は解法を暗記してもいいと思います。
時間制限が厳しい入試では、傾向と対策を分析しているかどうかでかなり点数も変わってくるので過去問の分析はしっかり行いましょう!
計算ミスは最小限に!
理系の教科は計算ミスがつきものです。
特に物理は文字を多用するため煩雑に感じてしまい、計算ミスをしやすいというイメージを持っている人がいると思います。
しかし実際は違うと私は考えます。
皆さんは次元チェックという言葉を知っていますか?
例えば速度Vは(m/s)であり、m(メートル)とs(秒)を使います。
ここで、加速度α(m/s・s)、時間T(s)として
V=α・T
と表されるとします。
この時Vもα・Tも次元は(m/s)になります。
イコールで結ばれる式の次元は左辺と右辺で等しいので、自分が出した解答の次元が合っているかを確認することで計算ミスをかなり減らすことができます。
つまり、文字を多く使用していても、次元チェックをすることで逆に単純な計算をするよりもミスを減らすことが可能になります。
このような認識のもとで物理を勉強していけば苦手意識が薄れていくと思います。
またsinθやcosθが解答に含まれるとき、θに0度や90度などの数値を入れることで予想される結果と実際の現象が合っているのか確認できると計算ミスはかなり減ります。
これらを実践して計算ミスを最小限にしましょう!
注意点
最後に受験生が陥りがちなミスについて紹介しようと思います。
公式や問題の解法などは、覚えなくとも導出することが可能なものもあります。
そのため、導出できるのであれば公式を覚えなくても良いのではと考えてしまいがちです。
この考え方の欠点は、問題を解くのに時間がかかり過ぎてしまう点です。
物理の入試問題は時間が厳しく設定されているものも多く、過去問や模試を解く際に実力よりも点数が取れないことがあります。
入試で高得点を取るためには、導出できてもよく使う公式や解法またはよく出題される問題の解法は暗記するべきだと思います。
また、解法が合っていたからといって途中計算などを省略してしまうこともあると思います。
しかし、当たり前ですが入試本番では途中式を省略できません。
物理の学習は理論的な概念と数学的な計算の組み合わせです。理論的な理解だけでなく、式の導出や問題解決の計算もしっかり行いましょう。
物理の学習は時間をかけた継続的な努力が求められますが、着実に基本から進めることで、高得点を目指すことができます。
分からない点や疑問があれば、教師に質問したり、同じ受験生と一緒に考えることで、理解を深めることができるので積極的に周りに頼るようにしましょう。
自分に合った学習スタイルを見つけて取り組むことで効率的に勉強していきましょう!
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