リスニング能力は確実に上げられる？
皆さんこんにちは、武田塾成田校講師の渡邉駿太です。
今回で三回目のブログ更新になります。
前回までは、普段の勉強をどのように変えていくとより学力が向上するのかについて自分なりの経験を踏まえて皆さんに情報を共有してきました。
まだ見ていない方はぜひそちらもチェックしてみてください。
さて今回の内容は、題名にもある通りどのようにすれば英語のリスニングの点数が上がるのかについて、私が実際に効果を実感した勉強方法をお伝えしようと思います。
リスニングの勉強法について
リスニングというと、「なかなか点数が上がらない」、「文法などと違ってどのように勉強したらよいか全くわからない」といった受験生がとても多い印象を受けます。
実際私が受験生だった頃もリスニングで悩んでいた友人は山ほどいました。
なかには、「結局リスニングの能力は小さいころから英語に触れているかどうかである程度決まる、自分は全く触れていなかったからどう頑張ってもネイティブのように聞き取るなんて無理だ」などとあきらめている人もいました。
しかし、私は全くそんなことはないと思っています。
勉強方法さえ理解していればたとえ多くの人が悩んでいたとしても学力の向上は絶対にできるのです。
リスニング能力を向上させる方法はいくつかありますが、その方法を共有する前にまず理解していただきたいことがあります。
それは、リスニングは「継続する」ことが一番大事だということです。
どのような勉強方法を取ろうとも、勉強を始めて数週間は自分のリスニング能力が向上していることを実感することは難しいです。
それはリスニングが他の科目に比べて伸び方がやや異なることが理由です。
リスニング能力が大幅に伸びた人の多くが言っていることですが、リスニングの伸び方は「二次関数」的な伸び方をします。
どういうことか詳しく説明していきましょう。
数学などリスニング以外の基本的な科目の伸び方は、勉強をやればやった分だけ自分の成長が実感できるいわば「一次関数」的な伸び方をします。
このパターンは時間をかけた分だけテストの点数も高くなっていくため（もちろん自分に合った適切な勉強方法をしていればの話ですが）、比較的勉強のモチベーションを維持することは簡単です。
一方でリスニングの伸び方は先ほど話した通り「二次関数」的です。
つまり、勉強を始めた最初のほうはなかなか伸びが実感できず、それでもめげずに勉強を続けていくとある時急に英語が苦もなく聞き取れるようになってくるということです。
なかなかリスニングが苦手な方には信じがたい話かもしれませんが、言語というものはある一定の量を聞くことで飛躍的に向上するものなのです。
イメージとしてはコップに水を注ぎ続け、水があふれた時点で英語が聞き取れるようになるといった感じでしょうか。
そしてこの一定の勉強量に関しては毎日やらないと貯まった分が減っていってしまいます。
アメリカに一か月語学留学をするとその時はある程度聞き取れるようになるが日本に帰ってきて数週間すると元のリスニング能力に戻ってしまう現象はこのために起こるのです。
従ってこれからご紹介する勉強方法を実践していただく際にも、毎日行うことが非常に重要なポイントとなってきます。
英語を日本語と同じくらいすらすら聞き取れるようになりたい方、ぜひ毎日欠かさず実践してください！
ということで私が紹介するおすすめ勉強方法は、「何度も同じ映画をみる」ことです。理由がいくつかあるので説明していきます。
理由①字幕がある：映画といってもここでは特に洋画を指しますが、たいていの洋画には英語字幕がついています。
リスニングの勉強をするときに重要なのが、まず英語を聞きながら実際何と言っているのか把握することです。映画であれば自動的に正確な字幕が出てくるため、勉強をスムーズに始めることができます。
何度か映画をみて何を言っているのか完全に把握した段階で、次は字幕を消して何を言っているのか聞き取ってみることでさらに効果的にリスニング能力の向上が図れます。
理由②繰り返し見ることが苦ではない：リスニングの勉強をする際に、よく音声付きの参考書が使われています。しかし参考書の文章はあまり何度も聞いて面白いものではありませんね（これは私だけが感じていることではないはずです笑）。
リスニングの勉強をするにあたって大事なことの一つに「何度も同じ文章を聞く」ことがあります。
何を言っているのか理解した文章を何度も聞くことによって実際の単語の発音方法や言葉の速さに慣れていくことがリスニングを伸ばす近道です。
そうした文章が一定量より多くなれば飛躍的にリスニング能力が向上するのですが、そもそも何度も聞くことが苦痛になってしまうとリスニングの勉強自体が嫌になってしまいます。
少しでも自分が興味のある、面白いと思えるものを使うことで何度も聞くことへのハードルを下げて勉強しやすくすることができます。
理由③実際に使われている会話表現を学ぶことができる：試験で出題されるリスニング試験はたいていが会話形式になっている問題を含んでいます。
そんな時に映画で勉強をしていると、リーディングの問題ではあまりなじみのない会話表現にもしっかりと対応できるのです。
またせっかく英語を勉強しているのですから、試験のためだけでなく実際に海外に行った時にも十分使える能力を身に着けたほうがお得だと思います！
まとめ
こうした様々な理由を踏まえて、私も実際に映画を用いてリスニングの勉強を行っていました。
何十回もみて、完全に何を言っているのか理解した映画を３つ４つ作ると英語が日本語と同じように聞こえてくる瞬間がやってきます。
今回は「映画」といいましたが、字幕がついていればドラマやYouTubeの動画などでも構いません。自分の興味の持てるものを使用してください。
リスニング能力をしっかりと上げたいと考えている方、ぜひこの方法を試してみてください！！
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