効率の良い暗記方法について
皆さんこんにちは、武田塾成田校で講師を務めている原田といいます。
本格的に夏に入り、受験生にとっては大事な夏休みの時期となりました。
さて、今回は効率 の良い暗記方法について紹介していきたいと思います。
1暗記のメカニズムについて
皆さんはそもそも暗記のメカニズムについて知っていますか?
新しく覚えたものなどは 脳の前頭皮質に送られます。
その時、短期間のみしか保存されません。
しかし、その時の一 部は脳の海馬と呼ばれる部分で変換され、大脳皮質などに運ばれ長期保存されます。
この長期保存のことを「長期記憶」といい、脳は必要に応じて思い出すことができます。
というこ とは、暗記したものを「長期記憶」として保存するには海馬の刺激が必要なのです。
そこで ここでは、長期記憶として覚えたいものを暗記し、受験勉強に生かすコツなどについて紹介していきたいと思います。
2暗記方法の紹介
ここでは様々な暗記方法について紹介するので、是非皆さん実践してほしいと思います。
一つ目の暗記方法は「暗記したいものを繰り返し触れる」ことです。
英単語や英熟語・古文単語などを覚える際、何度も繰り返して覚えることで最初は短期記憶としてしか保存されませんが、繰り返すうちに海馬が刺激され大脳皮質などに運ばれ「長期記憶」となります。
暗記したいものの触れる回数が多ければ多いほどより「長期記憶」として保存されやすくなります。
勉強する時は前日の復習や、3 日後・1 週間後・1 か月後などで見直すようにすると良いと思います。
また、復習の期間を段々伸ばしていくことでより「長期記憶」として暗記できていることを実感する筈です。
暗記する時は、目で見て覚えるだけでなく、声に出す、 ノートに書きだす、問題を解く、人に教えるなどの様々なアウトプット形式で行うとより効 果的です。
二つ目の暗記方法は「感情を交えて暗記する」ことです。
実は暗記をする際、ネガティブ な感情が暗記に悪影響を及ぼすというのは知っていますか?
ネガティブな感情がストレス ホルモンを分泌させ、記憶に司る海馬を委縮させてしまいのです。
しかし、ポジティブな感 情は逆に海馬を活性化させます。
人間の脳は自分が好むものを率先して覚えようとするのです。
ただ教科書を読むよりも、漫画やアニメなどで楽しく覚えようとするほうが却って効果的だったりするのです。
三つ目の暗記方法は「語呂合わせ」です。
これは定番の暗記方法のため、皆さん一度は使ったことがあるのではないでしょうか?
語呂合わせに関しては特に社会科目などの年号を覚える時に有効な手段です。
今の時代ネットなどに沢山の語呂合わせはあります。
しかし、 中にはないものもあったりする為、自作して作ってみるのもおすすめです。
作るときのコツ としては、その事柄がイメージしやすいような語呂合わせを作ると脳に刺激を与えやすく なるためおすすめです。
3苦手な人向けの暗記方法
ここでは、自分で「暗記が苦手だ」という意識のある人に見てほしい内容となっています。
実は私も、暗記が特に苦手で受験生時代にはとても苦労しました。
私の経験を踏まえたうえで、暗記が苦手な原因と理由、おすすめの暗記方法を紹介します。
私が暗記を苦手とした理 由として、面倒くさいことと、疲れるというのが理由の一つでした。
また、次々に勉強の仕 方を変えてやっていた為、成果が出にくく、どんどん自分は暗記ができないと思い込むよう になりました。
上で書いたようにネガティブな感情は海馬を委縮してしまう為、余計暗記が しづらくなってしまったのです。
さらに復習が特に大事だということは当時あまり気にし ていなかったのも理由の一つです。
皆さんもどれか一つは当てはまるのではないでしょうか?
暗記が苦手な人は、総じて暗記に対し
・て負の感情を持っていることが多い
・暗記を軽視 してしまう
・成果が出る前に諦めてしまう
・復習をしないということです。
一つ一つの解決 策を順に解説し、最後に暗記方法を紹介します。
まず一つ目の暗記に対して負の感情を持っている人です。
これは暗記での成功体験があ まりないパターンが考えられる為、簡単な内容・事柄・量からで良いので少しずつ成功体験を積んでいきましょう。
ここでいう成功体験は簡単な小テストなどです。
回数をこなしてい く内に少しずつ負の感情は消えていくと思います。
二つ目は暗記を軽視してしまう人です。
これは教科などで特徴が出てしまいますが、暗記より理解さえできていれば良いと考えてしまう人に多いです。
勿論、理解して勉強すること は重要ですが、最後に暗記をしていなければ理解できていても実際のテストでは解けない パターンが多いです。
理解した上で最後に白紙の紙に書き出してみたり、人に分かりやすく教えたりすることで自然と暗記が身につくと思います。
三つ目に成果が出る前に諦めてしまう人です。
「どうせやってもすぐ忘れるしテストじゃ 解けない」など、何かしら自分が納得させる理由を作って途中で投げ出してしまうことです。
このような考えの人はまず、「勉強において成果はすぐには出ないこと」を十分に理解して ほしいと思います。
受験勉強は膨大な量を勉強するため、短期間での成果を出すには非常に難しいです。
「根気強くやり続けた人だけが成果を出すことができる」と考え方を変えてい きましょう。
また、何故暗記した成果がテストなどで出ないのかと分析を細かくしていない 可能性があります。
必ずテストなどがあった際は分析をすることで、原因が判明すると思います。
四つ目は復習をしない人です。
このような人は復習の大切さに気付いていない人が多く、 また、先の範囲に進みたい・焦りから次の勉強にしか意識が向いていない人に多いです。
復習=暗記に直接結びつくこと、焦る前に受験日までの時間を逆算して大まかなスケジュールを立てるのが大事です。
特に武田塾生の場合は、特訓で口頭確認をすると思いますが、そ こで答えられなかった内容などをすぐ復習するなどが効果的です。
最後に、暗記が苦手な人向けのおすすめ暗記方法を紹介します。
それは「白紙勉強法」です。
白紙の紙、ルーズリーフなどに覚えたいものを単元ごとなどに分けて片面のみにまとめ て肌身離さず持ち歩き、隙間時間で何回も覚える方法です。
注意点としては、既に覚えているものは省く・図や表などで整理する・大きく字などを書き過ぎないようにすることです。
では、どのように使用するのか紹介します。
片面のみにまとめた後は常に持ち運ぶようにしますが、隙間時間(自分で何秒・何分)などの設定した時間がある時は常に紙を見るようにすることです。
そして朝・夜に暗記できたかどうかのテストとして白紙の紙に片面に書いた 内容を全て再現するテストを行います。
この白紙勉強法のメリットは、
・隙間時間に何回も見る癖をつけることで暗記に必要な海馬の刺激を促すことができること
・思い出す回数が圧 倒的に多い為、暗記が苦手な人でも成果を感じやすいこと
・場所、時間を問わずに勉強しや すいこと・教科ごとの応用が効きやすいことです。
暗記が苦手な人は自分なりの暗記方法が なく苦労している人が多いと思いますが、この白紙勉強方法は始めるまでのハードルが低く、苦手意識を減らすことが可能となっています。
暗記に悩んでいる人は是非実践してみて ほしいと思います。
4まとめ
ここまでの暗記についての内容はいかがだったでしょうか?暗記は受験勉強をする上で は必要なものですが、正しいやり方で実践しないと中々覚えることはできません。
上で紹介した内容を試せば、少しずつ着実に覚えていける筈です。
受験生の皆さんは残りの勉強時間 を有意義なものして本番まで頑張っていきましょう!
どうしても第一志望に合格したい!そんなあなたに無料で相談に乗ります!!
武田塾の勉強法で、E判定から国立大学に逆転合格した校舎長安田が、第一志望合格のためにどのように勉強していけばいいかの相談に乗ります!
そして、自分で経験したからこそ自信を持って勧められる、「最速の勉強法」の全貌を無料で教えています。
武田塾成田校では完全予約制で無料受験相談を随時行っております!
下のバナーからぜひ受験相談にお申し込みください。
武田塾成田校
【武田塾成田校 成田の個別指導塾・予備校】
住所:〒286-0035
千葉県成田市囲護台1-4-4 フィールドホーム第3ビル2F
アクセス:JR成田線 成田駅西口 徒歩1分 京成線 京成成田駅 徒歩3分
TEL:0476-37-3103
FAX:0476-37-3177