皆さんこんにちは!武田塾成田校講師の長井です!
遂に夏休み期間の到来ですね!!
現役生にとってはここで浪人生に追いつくチャンスであり、浪人生にとってはなるべく現役生に追いつかれずわんちゃんさらに距離を離すチャンスです。
どちらにとっても重要すぎる期間です。
もう一度気を引き締めて自分を見つめ直しながら頑張っていきましょう!!
※ちなみに成績の悪い僕は夏休みもお勉強です…一緒に勉強がんばりましょう😭
今回は前回ブログの続きの「数学の基礎固めPart2」について書いていきたいと思います!
Part1の方をまだ読まれていない方は、まずはそちらを読んでみてください!
https://www.takeda.tv/narita/blog/post-230021/
数学の基礎固め Part2
③典型問題の修得
さて、それでは本題の方に入っていきましょう。
まず、典型問題のレベルの定義ですが、「基礎問題精講」や「青チャート」に掲載されている問題レベルを指すこととします。
なので典型問題の修得と言ったら
これらのレベルの問題集を一冊まるまる、全ての問題を完璧にすることを意味すると思ってください。
ではその問題を完璧にするとは具体的にどういうことなのか というと、、
問題文以外何も見ずに自力で
解答を再現できる
ということです。
どれも大事なのでさらに詳しく見ていきましょう
1、問題文以外何も見ずに自力で
ひとことで言えば「カンニングせずに」ということです。
解答解説はもちろんのこと、「精講」などの、
ヒントとなるようなものも見ずに解けるようになることが必須となります。
もちろん最初から何も見ずに解けるわけではありませんから、
ある程度解けるようになるまではバンバンカンニングしてもらって構いません。
しかし、最終的なゴールは試験本番です。
試験本番では問題文以外のヒントなど一つもありません。
問題文だけを読んで自力で正答までもっていかなければいけません。
2、解答を再現できる
武田塾の特訓時に宿題のノートを見せてもらうと、
一定数の受験生のノートは日本語がなくただの計算用紙になってしまっています。
皆さんの問題集の解答を見てもらえばわかると思いますが(解説ではなく解答を見てみてください)、
意外と解答の中だけでも説明文言が多く入っているかと思われます。
「解答」ですから、試験本番でこの通りに答えるのが正解ということなんです。
普段から説明文言を加えながら丁寧に問題を解くことで、問題の全体像が見えることで理解度も上がりますし、記述式の対策となります。
なにより、数学という学問の基本的な考え方が身に付きます。
そういった狙いがあっての「解答の再現」なのです。
以上のふたつの条件を達成できて初めてその問題を修得したということになるのです。
これを全ての問題に対して行うのですから相当な演習量が必要となってきますし、一回一回の問題演習の質もかなり重要となってきます。
では、典型問題の演習時に大事なことをいくつかご紹介して終わりとさせていただきます。
問題演習時に意識すべき大事なこと
講義型参考書を読んでから問題演習に入る
これはめちゃめちゃ大事なことです。
問題を解くために必要な前提知識がなければ、解答解説を読んでもちんぷんかんぷんですし、その状態で「解答の再現」をしようとするとただの単純暗記となってしまい、応用性のないピンポイントすぎる暗記に時間を費やして試合終了です。
暗記の土台となるのは理解です。
問題演習に入る前に必ず「やさしい高校数学シリーズ」などの講義型の参考書を読んで理解を深めるようにしましょう。
※講義型の参考書:読んで理解することを主目的とした、内容のほとんどが説明や解説である参考書のこと。
理解できていないことは覚えるな
「解答の再現」と先述しましたが、単純暗記では全くもって意味がありません。
なぜそのアプローチをしているのか、解答の言っている意味がわからないまま解答の再現だけをしようとすると暗記量が膨大となり、効率もガクッと下がってしまいますし、その単純暗記には何の応用性もありません。
解答の意味していることが全て理解できてから覚えるようにしましょう。
わかっています、わかっていますとも。
苦手分野ではどうしてもこの通りにいかないよという方の
心の中のえなりかずきが「そんなこと言ったってしょうがないじゃないか」と言っているのもわかっています。
そんな時はどうしてもつまずいてしまうピンポイントのところだけ覚えてあげましょう。
苦手なところは自分でわかっているはずなので、事前にやることを決めておいて(レールを敷いておき)、
本番ではそのレールの上をただ進むだけとするとうまくいくことが多いです。
かくいう私も群数列の問題が苦手でして、群数列の問題だということは認識できても、どこから手をつけてどういう順番で求めていけばいいのかがどうしてもしっくりきませんでした。
その時に私が自分の中で決めたのが、
「群数列と出会ったら、各群ごとの初項を含む項・項数・群内の和を表で書くことから始める」
というものです。
殴り書きの手書きで申し訳ないのですが写真のような表です。
最初にこれを表で書いてしまえばどんな問題が来てもその表の中に答えがありましたし、足りない部分は表を使って自分でどうにかできました。
その後群数列で苦労したことは一切ありません。
このように「ここまでわかれば後は自力でその後の問題が解ける!」というラインを把握することができれば、後はそのラインまでのことを事前にマニュアル化しておけば良いのです。
例:二次関数の最大値・最小値の問題では平方完成して軸・頂点・端点(定義域両端のy座標)を求めるところから始める。等
かなり有用な方法なのですが、これを多くの分野の問題でやってしまうとどうしても暗記量が増えてしまい、混同してしまうこともありえるため、どうしてもできないという分野の問題に限定するようにしましょう。
このライン決めが自分ではいまいち上手くできないという方は講師や学校の先生に相談してみましょう。
参考書の端から端まで完璧にする
典型問題レベルの問題集では無駄な問題など一問たりともありません。
全てが絶対にどこかで有用な問題たちです。
決して「この問題くらいちょっと曖昧なままでもいいか」と妥協してはいけません。
その一問で泣くのは受験本番後のあなたです。 どの問題も淀みなくスラスラと解けるという状態を目指しましょう。
基礎問題精講を極めるだけでも十分すぎるほどの学力が身に付きます。
(隙あらば自分語りで申し訳ないのですが、私は数学に関しては基礎問題精講一冊で国立含めた複数の医学部合格まで行けています。もちろん過去問演習はしていますが。)
たくさんの問題集に手をつけることで安心感を得ようとせず、一冊一冊を大事にして質を上げて勉強していきましょう。
周回数を確保する
これは他の科目でも言えることなのですが、一周するのに時間をかけてはいけません。
暗記の定着に関しては質も大事ですがそれ以上に一定以上の周回数が必須になります。
2〜3分考えてわからなかったらすぐ解答を見ちゃいましょう。
そして、解答のどの段階で自分がつまずいたのかを把握し、まずは解答を見ながらでいいので解答の再現をし、その後何も見ずに解答の再現ができるか試す。
この流れだけで2周はできていますし、10分もかからないと思います。
これをその日のノルマ分だけ行い、最後に全体をもう一周してOKであれば終わりです。
これをすれば最低でも3周、どこかでつまずけばそれ以上の周回数を確保できます。
一問一問初見で解けることは求めていません。
最終的に淀みなく解ければ良いのです。
10分以上もウーンウーンと唸っているのは正直言って無駄なのでとっとと解答を見て先に進みましょう。
そして周回数を確保するのです!
これにて数学の基礎固めPart2も終了です。
これで基本的な勉強の仕方はわかったと思うのであとは基礎が固まるまでとにかく問題演習を重ねてください!
基礎が固まった上での「初見問題の解き方」などは後日またブログに掲載するので、
「ある程度基礎はできてきた!」という方は是非そちらも読んでみてください!
それでは良い夏休みを!!!!
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