こんにちは、武田塾成田校です!
本日は成田校で日々特訓を行っている講師の紹介をしていこうと思います。
生徒のモチベーションアップを任せたら右に出る者はいない、
生物のスペシャリスト苅部先生です!(英数化の指導もできます!)
(苅部先生は大のドラえもん好きです笑)
今回は先生から自己紹介も兼ねて受験生の皆にメッセージがあります。
受験勉強でいっぱいいっぱいになっている現役生や不安の中にいる浪人生、またそんな子を持つ保護者の方にもぜひ一読していただきたい内容となっております。
苅部先生から受験生へのメッセージ
自己内省記 ~なりたい自分になれる自分になる物語~
皆さんこんにちは、武田塾成田校で講師をさせてもらっています、苅部 伶(カリベ レイ)と申します。
もうそろそろ本格的に受験が始まってくる時期ですね。そこで今回は私の受験期の頃のお話をしていきたいと思います。
この記事を読んだ生徒さんがあともう少し踏ん張ろうと、保護者の方々が今この受験直前期に生徒の皆さんが何を思っているのかを知ってもらえたら幸いです。
今私はある私立大学の医学部に通わせてもらっていますが、それまでに浪人生として二年間過ごしています。高校三年生から本格的に始まった受験、大学に行くならば誰もが突破しなければいけない試練です。まずは自分がどのような高校生活を送っていたのかを書かせてもらいます。
「医学部に行くんだ。」
実力の伴っていない者の妄言だと今振り返ると思います。
基礎基本をやり込む大切さを痛感した高校時代
高校生の頃私はたくさんの失敗を犯しています。
とにかくやる参考書全てが上滑り状態でした。
みんなが使っている基本的なものは全部無視で、自分は医学部に行くからと難しい問題集に手を付ける、汚れたノートや参考書を見て自己満足、しかし説明してみて?と言われたら一言もいえない、失敗する人の典型例でした。
最終的にはそのレベルの知識、応用力を身につけなければいけないことは確かですが、それは基礎をないがしろにしてもいいということではないのは明白です。
どんな建物でも屋上から作り上げることはできませんからね、勉強においても全く同じことが言えます。
私の現役の頃の結果はご想像の通りもちろん全敗。
結果は散々でしたが、この時点で大きな軌道修正が必要だと気づけたことは自分の中で大きかったです。
「失敗するやり方に成功した」
昔の発明家の言葉を借りるとしたらこのような言い回しになると思います。
ここで伝えたいことをもう一度、今の勉強の仕方で大丈夫か、今一度自分に問いただしてみることが重要だと思います。
内容が頭に入っておらず、ただの作業になっていないか、またレベルを下げることに恥ずかしさを持っている生徒さんもいるかもしれませんが、周りから見たら、本人ですらよく分かっていないことにただ時間を費やしている、そちらの方が滑稽に映ると思います。
身の丈に合ったことを一つずつこなしていくことの大切さを、高校生の私の失敗談から拾い上げてくれたらうれしいです。
大学受験の厳しさを目の当たりにする一浪目
浪人生としての一年目、この時期も自分の中ではもの凄く濃い時間でしたが、ここでは長くなってしまうため詳しい話は割愛させてもらいます。
簡単に振り返りますと、軌道修正をした私は、基礎からもう一度学びなおすことにしました。
予備校に通いながら、新しいことも身につけていきます。
しかし一年みっちり勉強してもまだ合格には届きませんでした。
本気で向き合って尚、何が起きるかわからない大学受験
頑張っても、やるだけのことをやっても結果がついてこず、不合格を突き付けられるのが受験です。
裏を返すと、ろくにやってもいないのに合格を勝ち取ることなどありえません。もし生半可な気持ちで毎日を過ごしているのなら、考え方を改める必要があります。(先ほどから偉そうに、申し訳ございません。)
当時の自分はやれるだけのことはやりました。
自分で自分を誇れるほどに。それでも落ちた、なるほどこれが受験か、ならばもう一度。
二浪目に突入です。
精神的に成長できた二浪目
二浪。
私が普段、講師として生徒の皆さんとお話をさせてもらっているときに、かけている言葉、考え方は主にこの時期に培われたものです。
一浪目で基本的な知識を押さえたと実感した私は、あとは演習量をこなすことが大事だと感じ、宅浪を決意します。
宅浪とは予備校に通わずに、一年間家に籠って勉強することです。
しかし、自分の場合は実家では誘惑が多すぎて、勉強に集中できないと感じたため、親戚の家に居候させてもらい、外界をシャットダウンしました。
名前を付けるとしたら、これはずばりNeo宅浪です。
不安と向き合い続けるNeo宅浪
宅浪をすると自由です。
何時に起きてもいい、寝転がってても何しててもいい。
しかし、自由なことにはいつだって責任がついて回ります。
楽をしてもいいけど、最終的には自分に返ってきます。
当たり前のことですが、この事実を受け止め、日々活動することはとてつもないエネルギーを必要とします。
もう後はないと、このエネルギーで最後まで突っ走れる人が、最終的に合格を勝ち取ると思います。
自分は周りの支えもあってこの点は大丈夫でした。
しかし問題はこれだけではありません。
自責の念と涙
勉強をし続けること、これだけでも苦しいのに、頭の中は不安や焦りでいっぱいです。
自責の念にも苛まれます。
ただ消費するだけで、何も生産しない日々、周囲の成功、もうすべてが嫌になるときもあり、勉強どころではない日もあります。
かく言う私も、赤裸々に書かせてもらいますが、涙を流さなかった日はありません。
朝起きて、どこからくるとも分からない涙で顔をぐしゃぐしゃにしてから私の一日は始まります。
夜布団に入ってからも、えも言えぬ不安が頭の中をぐるぐると。
余計なことを考えない
生徒さんからも同様の話を聞かせてもらったことがあります。
あれもしなきゃこれもしなきゃと、休むために布団に入ったのに焦りが募る一方です。
こんな時どうすればいいですかと。
正しい答えなんてありはしませんが、きっと最善策は考えないこと。
そんなことできたらとっくにやってるわ!と言われてしまいますね。
詳しくは、余計なことを考えないことです。
できてないことを寝る前に考えたって仕方のないことですから、そのことはそっと気にしておくだけ。
毎日の成長と向き合う
その代わりに考えることは、その日、一日を終えて自分が何をできるようになったかです。
昨日の自分に何を自慢できるようになったか、そっちを考える方がよほど有意義ですし、大切なことです。
先に述べさせてもらったように、やれることをコツコツとやっていくしかありません。
毎日内省を繰り返し、一日生きて、しっかりと一日成長する。
そうして、いつか後ろを振り向いたときに、自分がとんでもなく高いところに立ち、強くなっていることに気づくはずです。
受験生の皆に伝えたいこと
最後に受験生としての生活を通して、全体的に自分が思っていたこと、振り返って思うことを書いていきたいと思います。
味方がいること、感謝を忘れないこと
頑張れないときはあります。
もうやめてしまおうと思う時もあります。
今日は休んじゃお!簡単です。
今この時期は自分の将来をいくらでも変えられるチャンスです。
100%自分のための時間です。
そんな最高の機会を与えてくれているのは?
多少の個人差はあれど、周囲の支えなしでは到底勉強だけに専念することなどできません。
今怠けてしまっている自分のためにも、頑張ってくれている、支えてくれてる、最後まで期待してくれている人がいる。
そのことを忘れないうちは、大丈夫、いい風は吹くはずです。
私には心強い味方がたくさんいました。
当時の環境には感謝してもしきれません。
自分が可哀想だと思うな!
時に、こんなに勉強をしていて自分は可哀想だと勘違いしている人がいます。
自分もそうでした。
振り返ってみれば馬鹿野郎です。
横柄になるのは間違っています、これは絶対に。
かといって卑屈になる必要もありません。
社会にとって自分は何なんだろう、とんでもなくスケールの大きなことを考えることもあるかもしれません。
そんなことはどうだっていい、努力しているあなたは美しいです。
周りのみんなもそう思ってくれているはずですから、今自分がやっていることには自信を持ってください。
一人で乗り越えられないときは、周りの人に気持ちを馳せることです。
個人戦ではなく団体戦。
保護者の方々へ
保護者の皆様、あともう少し見守っていてあげてください。
心配になる気持ちはもちろん分かります。
しかし程よい距離で接してあげてください。
私もすべてが終わってから、とても大変だったと散々言われました。
兄と殴り合いになるほど荒れていた時期もありましたから。
求めているのは温かい関係
当時の私を含め、受験生が求めているのは正論ではありません。
温かい言葉、関係です。(模試の結果がよくなかったらしい。大丈夫なのか?)聞きたい気持ち、とても分かります。
でも自分のことを一番わかっているのは自分自身なんです。
そっと温かい飲み物に、甘いもの。
自分の場合はこれくらいでちょうどよかったですし、居心地がよかったです。
さび付いてしまうより、ぼろぼろに擦り切れた方がましじゃないか!
休息なんてあの世に行けばいくらでもできる。
私が大好きな言葉です。
人生は長いです。
気持ちが昂るときもあれば凹むときもあります。
生徒の皆さんはとてつもない感情の起伏のジグザグを日々過ごしていることと思います。
しかし最終的にそれぞれの最大点、最小点を結んだときに右肩上がりになるように、後悔を残さないように。
自分の後ろには一本しか道は引けないですから。
最後、保護者の皆様は「おめでとう」と、受験生の皆さんは「ありがとう」と言えるときまで、なりたい自分になれる自分になるまで、あと少し乗り越えてください。
I’m sure you can make it!
締めの一言
最後まで読んでくださってありがとうございました。
拙く、時折偉そうな物言いになってしまって申し訳ございませんでした。
自分はこんなことを思っていたのかと、文字に起こして初めて感じたことがたくさんありました。
受験生、保護者の方々に全力のエールと、今回この機会を与えてくださった武田塾の皆様、そして今一度私の両親に口では言い表せないほどの感謝をここに表して、私のお話を終わりにしたいと思います。
武田塾成田校より
苅部先生からの熱いメッセージ、読んで頂けたでしょうか?
現役時代、一浪時代の話より基礎力をつけることの重要性、自分のレベルに合った参考書を進めることの重要さがわかります。
武田塾なら、それぞれのレベルに合った参考書を1冊ずつ完璧にするので勉強が上滑りになることがありません。
今の自分のレベルが分からない、どの参考書からやればいいか教えてほしいという方はぜひ無料受験相談にお越しください。
苅部先生と同じように全力な校舎長が相談に乗ります!
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