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受験生が受けるべき模試と注意点!進研・全統・東進・駿台

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皆さんこんにちは!武田塾奈良生駒校です。

今回は、よく相談される模試についてです!

この一年間どういった計画を立ててどんな模試を受けたらよいのか、そもそもそれぞれの模試の違いって何なのか、国公立組と私立組はどうすればよいのか、解説していこうと思います。

 

【志望校別】高3が受けるべき模試と注意点を徹底解説!【進研・全統・東進・駿台】

模試は色々な種類があり、難易度や出題形式も変わってきます。受験生が受けてほしい模試、高1・2が受けてほしい模試、それぞれがバラバラなんです。今回は難易度や形式、志望校によってどの模試が一番合っているかはなしていきます。

 

①高校3年生国公立志望

 共通テスト模試と受ける回数

共通テストをマストで受けるので、共通テスト系の模試は継続的に受けましょう!

国公立受験においては、本番も含めてその形式で結果が変わるところなので、戦い慣れておいたほうが良く、定期的な指標にもした方が良いです。進研の共通テスト模試を学校でやる人は、継続的に受けるものになると思うので、それはそれで良いでしょう。

むしろ、やたらと模試を受ける人がいることが心配です。

例えば、全統の共通テスト模試・進研・全統そして、東進の共通テスト本番レベル模試などたくさんありますが、むやみやたらと受けるのはおすすめしません。

共通テスト模試は多くて2社、1社でもいいでしょう。自分の実力推移を見ながらやっていってほしいですね。

1社の場合、年間3・4回くらいのイメージです。

2社の場合は、7・8くらいのイメージ。

共通テスト模試は国公立の人たちに必須だと思われるので、そちらを受けておいてほしいです。

 

時期ごとの心構え

時期ごとに注意点があります!

5月の夏前の共通テスト模試に関しては、なかなか実力は出づらいです。特に英語のリーディングや国語など共通テストならではの形式だったりするのですが、そこに適応できる応用力は現段階ではついていない人がほとんどです。ですので、時間配分は変に急ぎすぎず、ゆっくりと自分のペースでいいので、読んでみましょう。

共通テスト専用の勉強は一旦置いておいて大丈夫!!

英文解釈や英語長文の易しめなものをやっている段階の人は、焦らず丁寧に読んだください。時間は足りないけども解けたところが、大体どのくらい取れているのか確認し、取れるところは着実にとっていく復習の仕方をしていきましょう。社会・理科全般の知識系の科目に関しては、やったことがしっかり取れているのかを確認してください。

夏に近づいていくにつれて、共通テスト対策を受験生たちもしていくこととなります。共通テスト対策をしていった段階で、終盤の10月の共通テスト模試や11月の共通テスト模試に関しては、時間配分や解く順番など戦略的なところもこだわっていきましょう。

本番に、あの緊張の中で共通テストを解く経験というのはなかなかできません。

英語のリーディングであれば、大問が何題あって、それらをどういう順番で解いていくのか。制限時間内に解いていく。本番ならではの技術・テクニックを磨いていきます。

要するに、模試を受ける時期によって、その人のレベル感は違いますし、それに伴って模試に対する臨み方が違うので時期によって使い分けてスケジュールを組んでいくことが大切となってきます。

 

記述模試

他に受けていってほしい模試としては記述模試があります。

国公立2次は記述が中心的なところが多いです。一番のオススメは全統の記述模試!進研のマークと記述はバランスよく出題されています。地方国公立のレベル帯に合わせた模試は全統記述です。国公立志望であれば、夏までは全統記述は受けていきましょう。

夏以降、旧帝・一橋・東工大などの最難関を目指す場合は、大学に合わせた模試が存在するので、そちらにシフトチェンジ!河合塾であればオープン模試駿台であれば実戦模試、という風にその大学の傾向に合わせた模試を作ってくれている場合があるのでぜひ活用していきましょう。

大学専用の模試がない場合は、夏以降も全統記述模試のほうを活用してください。駿台全国模試に関しては夏前にもありますが、レベル感としては東大志望くらい高いです。駿台全国模試は偏差値50を取るのも非常に大変!参考になるケースは、少ないのが本音といえます。

⇒全統記述模試は採点基準も細かいので復習に使うのであれば有効!!

 

②高校3年生私立志望

私立の傾向に合う模試と目標点

国公立志望の模試と違い、残念ながら高3の私大志望の方にぴったり合った模試というのが、現状存在していません。

私大志望の人たちにとって、一番良い模試は何か。それは過去問です!!

当たり前の話ですが、志望大学の過去問が絶対に一番傾向も近いですマークが中心なので自己採点もできます。過去問の分析をしっかりしていれば自分の課題も見つけることが可能です。

それを前提に、受けるべき模試を公開会場があるもので挙げていくと、まずは基礎力の確認で共通テスト模試が良いでしょう。共通テスト模試は形式がかなり独特ですが、現状やっている模試の中で一番難易度としては低いです。しかし、8~9割はをとることは厳しいでしょう。

私大志望の子は共通テストの対策を専門的にしていないので、8~9割の壁を突破しようと思うと、共通テスト専用の対策がいることとなります。しかし、共通テスト専用の対策をしていなくても4割にはなりません。基礎力をチェックする目的で共通テストを受けてると良いでしょう。

共通テスト形式の模試を受ける際、目標点としては、私大トップの早慶志望のようなラインだと8割(マーク模試)は超えておきましょう。共通テストの対策をしている国公立志望の人と、そんなに共通テスト対策をやらなくてもそもそもの過去問から、レベルが高いことをしているから戦えるというのが早慶です。一番難しいのは、MARCH・関関同立。最低ラインは6割ほどといえます。

⇒MARCH志望なら全てに解答できていなくても最低でも6割程度は取れるのが理想です。

 

模試を受けるときの心構え

 模試を受ける時に私大志望の人たちは、問題の量は多いけれど変に急ぎ過ぎないでおく意識で受けましょう!

実力があるのに点が取れない人は、英語や現代文の長文を急いで飛ばして読んでいる人です。

⇒私大志望の受験生は急いで解いていくのではなく自分のペースで普段の力を発揮し正答率を上げていってください。

しっかり読んで「点を落としています」という人だった場合は、実力不足の可能性が高いです。何が問題なのかを検証する必要があります。文章の難易度はそこまで高くないので、今、基礎単語や文法をやっている人、長文を読み始めた人はそのレベルを意識しましょう。

記述模試に関しては、私大の理系志望に関してはあまり関係ありません。出題のされかたがマークだろうが、記述だろうが、結局最後まで答えを出す作業はしなければなりませんので、模試の形態はそこまで重視しなくても良いです。MARCHの理系志望や理科大を目指している人は、活用してみてください。

記述模試は、文系にとっては難しいでしょう。早慶の中でも記述を出す学部もあったりするので、そのような記述が出題されるところは、全統記述を受けてみてください。

マーク模試と比べ、記述模試は自分の課題点が分かりやすい面があります。

記述模試の偏差値の方をより実力が出ているものとして重視してください。

例えば、志望校によっては和訳の問題は出ない生徒にとって、記述模和訳は必要のないものに感じるかもしれません。しかし、そこで解けなければ自分は和訳ができないといった弱点を発見することができます。和訳ができなければ、私大でよく出る難易度の高い長文を理解することは難しくなってきます。高度な自分の弱点を見つけるという意味では、力試しとして記述模試も使えるかもしれないですね。

また、志望校模試は大学を選べばあります!

例えば早慶オープンや関関同立模試・早慶プレなどやっているので、受ける人は受けてください。早慶オープンの注意点としては、早稲田・慶應と一言で言っても、いろいろな学部によっての傾向の違いがあります。それがごちゃ混ぜになっているので、早慶オープンだからと言ってぴったりというわけではありません。問題傾向は近いですが、どちらかと言うと母集団です。早慶を実際に受けに来る人たちが、早慶オープンを受けに来るので、その中でどれくらいの立ち位置にいるのかというのが、分かるのが魅力になります。

⇒問題傾向は少し違うが早慶志望の受験生の中で現時点での立ち位置が把握できる試験がある。

 関関同立志望の人は関西の予備校で関関同立模試が行われているところがあるので、活用する人は活用しましょう!

模試のメリットとしてほかにもあるのが、本番の緊張感!受験生の人たちが1つの会場に集まって、結果を出さないといけないという本番の緊張感を手に入れるのは良いところですね。私大の人が受ける模試で、形式はその私大の傾向では全然ないにしろほとんどの受験生が受けている模試は共通テスト模試ですので、自分の立ち位置を把握しましょう。

結論、私大志望の人たちが実力把握や自分が今後やるべきことを知りたいという意味であれば、模試よりも過去問が一番!!!

志望校の過去問を解いて今何割取れているか、あと何点伸ばさないといけないのか、その点を伸ばすためにどんなことが必要なのかというのをやっていったほうが模試よりも精度は高いです。過去問をやったあとのほうが明確になりやすい!!

 

みなさん、自分に合った模試を受けてくださいね。応援しています!

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