旧帝って何？入試や学部の特徴徹底解説PART2北大・東北大・名大・九州大編

あとは獣医学部。北大獣医は難しいです。動物をしっかり北大の中で管理しているということもあって、環境が整っており、よても良い学部でしょう。そして北大といえば、農学部も強い！畑とか管理しており、北海道自体が農業に結構力を入れている都道府県だったりするので農学部系・バイオ系のことも結構進んでいるという風に思っておいてください。この時代だからこそ、第一産業に注目が集まっている。北大農学部ならではの、もっと効率的に農業を上手くいかせる方法を絶対に学ぶことができるので面白いでしょう。

そして、入試の話。

総合文系・総合理系という入試制度があり、東大と近い仕組みを取っています。

総合文系・総合理系という入試で入った人は、まず教養課程では共通のことを学びます。そしてその中で、理系であれば理学部・農学部・水産学部などいろんなことをやりながら、「自分はこれが向いているかも」と３年生のタイミングのときに進路を決め、その学部に入る制度を取っています。この制度がとても面白く、とても良い！！

「どの学部に行こうかな」といった悩みを持っている人が多いでしょう。高校生は、今は明確に決められないと思います。受験勉強も一段落して、ようやく将来やりたいことをゆっくり考えて決められる。これは素晴らしい制度といえます。

また、面白いのは、総合文系の入試を使えば２次試験は数学なしで入ることができます。英語・国語・社会の受験でも良い！共通テストは数学が必要ですが、数学嫌いでも旧帝に入ることができますので面白い大学ではないでしょうか。受験科目的にも目指しやすいですね。

東北大学

　東北大学は理学部・工学部とかの理系の学部が強く、ノーベル賞が出ていたりしている、今きている大学！！

世界大学ランキングでも都市によっては、東北大が東大を超えるみたいな時期があったり、科学的な論文が多いことであったり、研究分野が世界で評価されているというところであったりも繋がっているのかと思われます。

東北大学は、宮城県・岩手県とか東北の人ももちろんたくさん受けるのですが、意外と関東からの受験者が多いです。しかも埼玉・東京・千葉の人も東北大を目指す傾向があります。なぜならば、東京は東大が一番上であり、やはり難易度としては高すぎる。次は東京工業大学で、理系の人は非常に難しい。「横浜国立大学・千葉大学・筑波大学よりは自分は実力が上だ」という人がどこを目指すかとなると、わざわざ東北まで行くこととなります。意外にも、帰省は新幹線で多分２時間かからないくらいで行けてしまう距離です。理系のことを専門的にやりたい関東の人は、東北大の理学部・工学部は目指す傾向にあるといえるでしょう。

東北大は調べ始めたばかりだと、「遠いんでやめておきます」みたいな感じになる人もいますが、「こんなすごい大学なんだよ」と話すと飛びつく人もいます。東京の人だとそうかもしれませんが、東北の人だったら、東北大は神様、レジェンド級の大学。

立地は、仙台駅から少し離れているところにあります。すごく田舎というわけではないですが、山の上にあるとイメージです。仙台もとても住みやすい。人口も100万人以上で、大きなアーケードがありますが、そこにいろいろな飲食店・カラオケなどの遊ぶ場所がある繁華街みたいな感じになっていて、住みやすい街です。家賃もそこまで高くなくて、東京の人からしても不便ではなく、楽しく暮らせる感じですね。懸念点としては、少し寒いくらいでしょう。しかし、仙台なので東京とそんなに変わらないです。

世界の大学ランキングとかでも、上位にランクインして注目を浴びています。日本を引っ張る研究機関。理系に自信のある人は挑戦してみてほしい大学です。

名古屋大学

　名古屋大学も場所が良いです。地下鉄で名古屋駅から１本ですぐ行けるところで、キャンパスも広く、良い環境です。

　勉強面。

学部で特徴的なのは理学部で、研究が盛んです。名古屋大学で一番の看板学部はどこと言われたら、理学部だと思われます。ノーベル賞も結構輩出しており、研究が盛んな大学という印象があります。

目玉としては、航空宇宙工学専攻というものがあり、宇宙系の学部・学科が強いです。名古屋大学でしか学べないこともあったりするので、宇宙系・航空系のところは名古屋大学が一番オススメ！

名古屋大学は理系が強いという印象。もちろん文系の人たちも頑張っていると思いますが、名古屋大学は東北大学と似ているかもしれませんね。

　また特筆すべきことは、地元率が高い！北海道大学は道外の人が多いです。東北大学も仙台・盛岡の人など地元の人も多いですが、関東からも結構来ます。名古屋大学は愛知・岐阜・三重の東海３県です。この辺の割合が高いように思います。７～８割くらいはある。先ほど言ったように理系が強い。理学部・工学部の中でも航空宇宙系の学部を目指す人は、ぜひ目指してもらえたらいいとのではないでしょうか。情報学部とかもあったりして、その辺りも珍しいという風に思う。

　名古屋大学の生活面。

名古屋は大都会。東北大学とはまた少し違う生活だと思います。地元の人が多いので「一人暮らしを満喫するぜ」という雰囲気ではなくて、堅実に「結構遠くから通います」みたいな人が多い。東北大・北大は大学の近くにみんな住んで「困ったらその人の家に行こう」みたいな文化があるかもしれません。京都大学と同様。その文化があるのでその辺の差はあると思われます

九州大学

　九州大学はキャンパスが少し福岡のメインの博多・天神からは離れていて、バスで１時間ぐらいかけて行く大学です。田んぼの風景が広がっているような、少し山の中にあるような大学なので、旧帝の中では田舎度が高いのではないでしょうか。言葉を濁さず言うと遊びという意味では刺激不足。逆に言うと、しっかりとした落ち着いた環境で勉強したいという人には、まさにうってつけの環境。九州大学で特徴な学部で言うと、芸術工学部とか「共に創る」と書いて共創学部とか特徴的な学部があって、九州大学と言えばその辺の学部が面白い学部と思われます。

特に芸術工学部とかを志望している人で多いのは、「将来は音楽系の仕事に就きたい！」みたいなピアノ・バンド・音響関係のことも芸術工学部で学べたりします。また、明確に目標が決まっている人が、芸術工学部に行ったりする。音楽・音響関係の仕事に就きたい人は、芸術工学部がオススメ。

もう一つの共創学部は、「入ってからいろいろなことを勉強して、やりたいことを決めさせてください」という学部になっていて、北大の総合文系や東大の進振り制度とか近い部分があるかもしれません。共創学部でいろいろなことに触れながら、選考を決めていくというところが面白いと思われる。京都大学の総合人間学部も近い学部ですが、入ってからやりたいことを決めるというところで、九大の共創学部も結構人気。九州大学は国際交流も力を入れているようなので、いい大学です。

いかがでしたか？気になる大学はあったでしょうか？

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