皆さんこんにちは!武田塾奈良生駒校です。
受験生も、そうでない学年もみんなが一度は通る道。それは現代文のスランプです。
現代文は、何をやればいいか分かりづらい科目だからこそ、壁にぶつかりやすく
「読めないな~ 解けないな~」となったときに解決策も見えづらいですよね。
今回は、現代文スランプ克服法‼を紹介していきたいと思います。
ある程度現代文を頑張ってはきたが、なんだか急に壁にぶつかってしまった、最近伸びが感じにくいな…、
過去問をやっても点数がブレてしまう、そんな人に見てほしい内容になっています。
是非参考にしてみて下さい!!
現代文スランプ克服作戦
其の一 記述をやろう!
これは、国公立志望は言わずもがな、私立志望でマーク式しかない人も記述をやろうという話です。
私大であれば特に早稲田志望!絶対にやってください。
現代文でスランプに陥る人の特徴として、選択肢に頼り過ぎた読み方しかできない人が多いです。
文章を読んで、設問や傍線部にぶつかったとき、 そこで本来は文章の周辺や結論も読んで、自分なりの答えを出せなきゃいけないはずです。
そして、選択肢を見ると似ているものがあった、で解答できるのが理想の形です。
なのに、選択肢ばかりを見てこれっぽいなで選んでしまう人が多いです。
ざっと読んで何となく考えて、選択肢を見ながら何となく比べて、これかな?という選択肢ありきで現代文を解いてしまっていて、
読みの本質ができていない場合はスランプに陥ります。
設問を見て脳内で解答を作成して、それと同じような解答を選んでいくことが大事!
とはいえ、いきなり記述をやろう!と言われても、どのように対策をすればよいか悩みますよね。
そこでおすすめの参考書がこちら!
『船口の最強の現代文 記述トレーニング』
これは記述の書き方を詳しく教えてくれる参考書なので、私大志望の人も取り組みやすいです。
特に早稲田の人からは、「1問の配点が大きいからしっかり考えていると時間が足りない…」などと相談を受けることが多いです。
そういった人たちは、選択肢の比較・検討に時間をかけすぎです。
脳内で積極的に解答を作成して、後は似たようなものを選ぶだけ、とやっていると選択肢がピカーンと光って見える感覚になるはずです。
早いスピードで読んでいてもすぐに判断できるため、選択肢の判断に時間をかけずに済みます。
早稲田は選択肢があえて紛らわしく作られています。
本来は記述を出したいところを、受験者数が多く採点の負担が大きいため選択問題にせざるを得ない事情があるのです。
だからこそ、早稲田の現代文はマーク式の中でも、できるだけ記述の能力を試せるようになっているのです。
という事で、記述が有効なのは間違いないですね。
其の二 要約しよう!
そもそも要約とは文章の重要なポイントをまとめることですよね。
なぜこれをやるかと言うと、現代文の文章はボリュームがあるからです。
ボリュームがあることによって、細部ばかりに夢中になってしまい、結局全体の論旨を追えていないと何を言っているか分からなくなってしまいます。
現代文は作者とは別に問題を作った人がいるので、必然的に主張や大事な部分が設問に絡んできます。
よくある難解な文で、抽象的過ぎて分かりにくいというパターンもありますが
しっかりと論旨を追えていて全体の構成が分かっていれば、 これは難しい事を言っているがここで具体化されているな、というのが見えてきます。
要約する意識を持っていると構成を考えるので、抽象部分・具体部分を切り分けて判断ができます。
また、全体の言いたいことを考えながら読む癖もついてくるはず!
記述が「解くのを磨く」なら
要約は「読む力を鍛える」
要約方法ですが、文章をChatGPTにぶち込んで一発でサマリーを出してもらう… のではなく
おすすめの参考書はこちらです!
『現代文読解力の開発講座』
読み方のポイントを教えてくれる参考書であり、2周目で完璧にできれば現代文を読む力が非常に上がります。
早稲田レベルであれば、おすすめの参考書は
『現代文と格闘する』
現代文の参考書の中でもかなり難しい部類に入り、時間はかかるが現代文の実力の底上げに適していると言えるでしょう。
『現代文と格闘する』や『開発講座』をすると、前と比べて読めるようになっている自分に気づくことができます!
とはいえ、入試の直前に『現代文と格闘する』をやるのはあまり推奨していません。
少なくとも2~3ヶ月前にやるべきでしょう。
その後、過去問で試していくうちに、そういえばあの経験が活きているな!という現代文のブレイクスルーが起きる瞬間を是非味わってほしいです。
抽象化する!
解説を抽象化しましょう!
赤本を解く際、その年に出題された文章の解説が載っています。
それを見て、なるほどこの文章の理由はこれだったのか!という所で終わっている人はいませんか?
それでは、なかなか成長出来ません。
なぜなら本番は、初見の文章を解くことになるからです。
国語の一番難しいところは、他の数・社・理などと違って覚えたことが通用しないというところにあります。
なので、既出の文章についてどれだけ詳しくなっても仕方ないので、抽象化という一歩先に行けるかどうかが鍵となるでしょう。
解答・解説を読んで理解した後に、解答のプロセスをしっかりと考えられるかが大切!
解説では18行目の内容から答えは②と書いてあったなら、あぁ見落としてしまった!ではなく
対比の構造になっているのを見抜けなかった!や傍線部以降にまで目をしっかり通していなかった!
など間違えた理由・解決法を一問一問考えてください。
ここが現代文の勉強をしていて一番大変で時間もかかります。
解答解説もそこまで詳しく書いている大学が少ないという事もあります。
解説を読んでわかった気にならないようにしていきましょう!
以上の三つが、あなたがスランプを脱出するための勉強法になるはずです。
時間がない中だからこそ、がむしゃらに勉強するのではなくて、
本当に自分が成績を伸ばすために必要なこと、課題は何なのかしっかり分析したうえで走り抜けて下さい。
武田塾奈良生駒校は皆さんの事を応援しています!!
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