2023年武田塾参考書ルート数学版
今回のテーマは武田塾参考書ルート数学編を大公開していきます!
「数学が嫌いだ」「数学が苦手だ」と思う人でも安心してください。正しい勉強法で取り組めば成績は上がります。
入門レベル
それでは早速、数学の入門レベルから紹介していきます。
まず中学レベルの復習としてやってほしいのは「やさしい中学数学」という参考書です。
高校受験の数学で70点取れなかった人や、評定で4より下だった人は必ず復習してほしいです。4でも復習した方が良い分野はあると思います。この参考書は中学3年間の内容が一冊にまとまっているので早めに中学数学の復習から始めようという事です。
次に「やさしい高校数学」という参考書があります。
この参考書はメチャクチャわかりやすいです。作った人に花束渡したいくらいです。
数学が嫌いな人は「参考書で数学出来るのか?」と思うかもしれないけどこの参考書があれば変わります。知らない人に「やさしい高校数学」配ってあげたいと思えるほどオススメの参考書でメチャクチャわかりやすいです。1問1問解いていく過程がかなり詳しく解説されています。数学が苦手な人は必ずこの参考書を読みながら勉強してほしいです。
「やさしい高校数学」で基本的な数学の考え方を学ぶことが入門レベルの第一目標です。
入門レベルは飛ばしたい人が多いと思いますが、数学に苦手意識がある人は入門ルートも検討するのがオススメです。復習からしっかり始めてほしいなと思います。
日大レベル
日大レベルで使う問題集は2冊あります。これは文系・理系共通です。
1冊目が「入門基礎問題精講」で2冊目が「基礎問題精講」です。
文系の人はⅠ・A・Ⅱ・Bの4冊、理系の人は数Ⅲまで6冊を日大レベル突破に向け仕上げるというのが日大レベルになります。
「入門基礎問題精講」を「入門?簡単なんじゃないの?」と話をする人が多いですがこれが大事なんです。数学だけでなく勉強全般において基礎とは易しいものではなく、基礎こそ難しいのです。
「入門基礎問題精講」がこだわっているポイントは各分野の考え方がかなり詳しく記載されている点で、「やさしい高校数学」と被る点ではありますが考え方を身に付けていない状態で「基礎問題精講」に入るのは危険です。なので「入門基礎問題精講」で各分野の考え方を身につけて欲しいです。
それでいよいよ「基礎問題精講」に入っていきます。
「基礎問題精講」は数学の問題集の中で比較的量が少ないほうです。武田塾はあえて薄い参考書を厳選して使います。これが成績を伸ばす一つのカギです。
理由は復習に時間を当ててあげることで一つ一つを完璧に自分のモノにすることが出来るからです。これが「基礎問題精講」を選んだ理由です。なので「基礎問題精講」は量が少なく復習しやすいので完璧に仕上げるようにしてください。
そこで一番してはいけないのは答えを覚える勉強法です。定期テスト得意だけど模試が全然ダメな人いませんでしたか?定期テストは問題集のまま問題が出たりするので「この問題はこの解き方で答えはこうである」と覚えてしまう人がいます。覚えてしまうと応用が出来ません。応用をきかせるにはどうしたらいいかというと問題文には必ずヒントがあるのでヒントを基に解き方を思いつくようにすることです。
「基礎問題精講」をするときには「この解き方はどんな時に使うんだ?」という疑問と解法をセットで理解して解くことを意識してください。「基礎問題精講」を意識して身に付けているかはアウトプットで浮き彫りになるので気をつけて下さい。一つの基準として数学を説明できるようになってほしいと思います。なんとなく解いているのが危険なので考え方も含めて説明できる状態を目指してください。
問題の数が少ないので計算量が不足してしまうので計算練習用として「合格る計算」などで自分の苦手な範囲を1日30分目安に手を動かせばいいと思います。
高1や高2の人は定期テストや模試があるので分野毎に進める方がオススメです。
日大レベルでは日東駒専の過去問を武田塾では段階突破テストとして受けてもらうのですが、独学の人も日東駒専の過去問を解いて欲しいです。過去問を解けることを確認してから次のレベルに進んでほしいです。
ここからは文系と理系で分かれていきます。
MARCHレベル 文系
文系のMARCHレベルについて話しを進めていきます。
使う参考書は2冊です。「文系の数学重要事項完全習得編」、「文系の数学実戦力向上編」の2冊を使っていきます。
「文系の数学重要事項完全習得編」から「文系の数学実戦力向上編」の順番で進めてこの2つを習得すればMARCHレベルはクリアです。
この2冊は例題をメインに解いて欲しいです。入試問題になると複雑な問題も出てくるので考えて紐解いていくことに時間をかけてほしいです。この2冊では考える力を養ってほしくてその場で解き方を試行錯誤することが大事です。そうでないと数学力はつきません。
早慶レベル 文系
ここから文系の早慶レベルに入っていきます。文系数学の早慶レベルで使う参考書は2冊です。「ゴールデンルート応用編」、「文系数学の良問プラチカ」です。
「文系数学の良問プラチカ」は有名な参考書です。文系数学でトップクラスに難しい参考書なので東大や京大や旧帝や早慶を受ける人は仕上げてほしいです。しかしいきなりプラチカはしんどいと思うので「ゴールデンルート応用編」を入れました。40題くらいのコンパクトな参考書で、プロセスがわかりやすく解説されています。
今までは「文系の数学実戦力向上編」からいきなり「プラチカ」までいっていたのでつまずいてしまったり諦めそうになってた人が多かったのですが、「ゴールデンルート応用編」をやることでスムーズになります。もし試験まで時間がなかったら過去問分析で頻出の分野を絞ってその範囲を解けばいいと思います。
理系数学
ここからは理系数学について話していきます。基本的に文系のルートに数Ⅲが加わる感じです。
理系数学のルートとして数Ⅲに時間をかけたほうが合格しやすいので数Ⅲに比重を置いた参考書の配置になっています。「文系の数学重要事項完全習得編」の次に「数Ⅲ重要事項完全習得編」があるのでこれに時間を割いてほしいです。
ここからレベルが上がります。「理系数学入試の核心標準編」が出てきます。
これは数Ⅰから数Ⅲまでの全分野を150題にまとめている本です。上位国公立やMARCHの理系のレベルまで対応しています。なぜ無数にある参考書の中でも「理系数学入試の核心標準編」が選ばれたのかというと量と解説が素晴らしいからです。コンパクト且つ解説も分かりやすく仕上げの一冊になることが出来るからです。もし参考書を追加する場合は頻出の分野を絞ったり目標を持って追加すると良いでしょう。
次に難関国公立ルートを説明していきます。これに関しては「世界一わかりやすい」シリーズを軸に使ってほしいです。
難問へのアプローチも詳しく載っているのでやってほしいです。後は各自志望校の赤本演習をすることが大切です。
次は東大・早慶ルートについてです。「上級問題精講」という参考書が入ってきます。
理系で数学が好きな人に合うのは「やさしい理系数学」「ハイレベル完全攻略」です。
なぜ「上級問題精講」を入れているのかというと解説の手厚さ的に独学で躓きにくいからです。全部やろうとすると量が多いので優先順位の高いものからやることをオススメします。
ここでも考える時間が大事です。思考力を養って下さい。