こんにちは!武田塾奈良生駒校です!
突然ですがみなさん、現代文の勉強はしていますか?
現代文は英語や数学と違って、どうすれば点数が伸びるのかが分かりにくい科目です。
「日本人なんだから現代文はセンスで解けるでしょ?」「現代文なんて勉強してもしなくても変わらないじゃん」
と思っている人もいるかもしれませんが、現代文は正しく勉強すれば点数を伸ばすことができ、さらに得点源にもできる科目です!
逆に、正しい方法で勉強しなければ普段の問題演習や模試で点数が安定せず、不安が残ったまま入試本番に挑むことになるかもしれません。
今回は、現代文の成績が爆上がりする方法を、使用する参考書とともにお教えします!
➀語彙力を鍛える
使用する参考書:「入試 漢字マスター1800(河合出版)」
突然ですが、みなさんは「陳腐」という言葉の意味を正確に説明できますか?
答えは「ありふれて平凡なさま」です。
自分がイメージしていたのと違った!という人もいるでしょう。
言葉の意味があやふやなまま現代文の問題に挑むと解答もあやふやになってしまい、結果として現代文の点数が安定しないという事態に陥ります。
「漢字マスター1800」は漢字と意味をセットで覚えることができるので、漢字を覚えるための勉強と語彙力を高めるための勉強が同時にできる一石二鳥の教材です!
語彙は文章の読解のためだけではなく、選択肢の正誤を判別するためのキーワードでもあります。
しかし、このキーワードの意味が曖昧だと、曖昧なまま選択肢を選ばなければなりません。曖昧なままでは、現代文の成績を安定させるのは難しいでしょう。
逆にいえば、確実な語彙力を身に付ければ、現代文の成績も確かなものになるということです!
現代文が苦手な人は「漢字マスター1800」でまず語彙力を磨きましょう!
➁テーマ力を鍛える
使用する参考書:「現代文キーワード読解(Z会)」「ことばはちからダ!(河合出版)」
問題演習をしたり入試の問題を解いたりしているとき、「似たような文章を見たことがあるな…」と思った経験はないでしょうか?
実は、模試や入試の現代文の問題で登場する文章は、科学・言語・文化・宗教・近代など、ある程度テーマが決まっているのです。
「現代文キーワード読解」や「ことばはちからダ!」では、入試に頻出のテーマの基本的な知識や、テーマごとの文章構成パターンを学ぶことができます。
こういった知識を事前につけておくと、本番での読解がかなり楽になるでしょう。むしろ、それを知らないまま本番に突入するのは非常にもったいないです。
前提知識がない状態で文章の本質を探りながら読むのは非常に難しいです。
参考書を上手に活用して各テーマの背景知識をあらかじめ付けておき、現代文の試験を有利に進めましょう!
➂日本語のルールを改めて確認する
使用する参考書:「田村のやさしく語る現代文(田村秀行)」「ゼロから覚醒はじめよう現代文(柳生好之)」
英語の長文を読むとき、"but"や"however"の後には重要な内容がくることが多いから注意するよう言われたことはないでしょうか?
私たちにとって日本語は母語なので、わざわざこういったルールを意識しながら読むことはあまりないと思います。
しかし、日本語にも英語と同じように読解の際に注意しておくべきルールが存在するのです!
例えば、ひとつ上の文章の頭には「しかし」という接続語が付いていて、その後ろにはこのブログを書いている筆者が特に伝えたい内容が書かれています。
直前の文の頭に付いている「例えば」という接続詞の後ろでは、その前に語られた内容についての詳しい説明がなされています。
このように、接続詞などの役割を理解しておくと、より効率的に文章が読めるようになるのです。
そして、こういったことを学べるのが「田村のやさしく語る現代文」や「ゼロから覚醒はじめよう現代文」です。
より日本語の文章を読みやすくするために、日本語のルールを改めて確認しておきましょう!
④現代文の読解テクニックを学ぶ
使用する参考書:「船口のゼロから読み解く最強の現代文(船口明)」
現代文をどう読んで、どう解けばいいのかイマイチ分からない!
という人は多いと思います。
分からないまま文章をぼーっと読み進めるやり方では、現代文の点数はなかなか安定しないでしょう。
また、もし自分で問題演習に取り組んで自分流の解き方を見つけたとしても、それが最も正しい解き方とは限りません。
結局のところ、野球選手がまず上手な人のフォームを真似するように、現代文も得意な人の解き方を真似るのがいちばん手っ取り早いのです。
そこで、現代文のプロはどのように文を読み、問題を解いているのかを学ぶことができるのが「ゼロから読み解く最強の現代文」です。
この本では、現代文のベストセラーを多数執筆している船口先生がどのようにして現代文の問題を解いているのかが視覚的にわかるようになっています。
プロの解き方を真似して、正しい方法で現代文の勉強を進めていきましょう!
⑤演習
使用する参考書:「入試現代文へのアクセス基本編(河合塾)」「柳生好之の現代文ポラリス1(柳生好之)」
演習では、それまでに学んだ考え方を実際に使うことができるかどうかがポイントになります。
そして、もう一つ大事なことがあります。
模試や問題集で、解き終わったあと間違えた問題の解説だけを見て、正解した問題の解説は見ないという人はいませんか?
また、解説を読んでも「この文章はそういうことを言っていたのか」という内容の確認だけで終わらせていませんか?
これは今すぐに直しましょう!!
入試において、受験勉強の最中に出会った文章に再び会うことは基本的に二度とありません。
つまり、その文章に詳しくなっても全く意味がないのです!
演習の段階では、一度解答した問題であっても復習して最適な答えを出せるようにしましょう。
それまでに使った参考書をもう一度読み、○○先生ならどう考えていたか?ということを戻って確認することが大切です。
参考書に載っている具体的な解説から、別の場面でも応用できる抽象的な解き方・読み方を導き出せるかがポイントです。
最後に
本稿では、現代文の成績を上げる5段階の勉強法とオススメの参考書を紹介しました。
最初にも書いた通り、現代文は得点源にできる科目です!正しい勉強法で着実に現代文の成績を上げていきましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました!