2023年武田塾参考書ルート英語編
今回は2023年版武田塾参考書ルート英語編の紹介です!
英語が一番大事な科目!
大学受験で英語が一番大事な科目です。
英語が得意になれば世界は変わるといってもいいくらい最重要科目だと思ういますが、英語が苦手な人は多いです。長文を読んでもできるイメージが湧かないというのが皆さんの状況だと思います。
ですが安心してください!誰でも英語の成績を伸ばせるように英語学習の正しい順番をまとめました。
英語には色々な勉強法があります。ただ武田塾が研究したこのやり方だったら、どんな人でも英語の成績は伸ばせます。
これから英語のルートを紹介していきますが、冊数も物凄く多いしかなり長くなると思います。同時に進めてほしい参考書などは紹介しきれないので、紙ルートは武田塾の教室でもらってください。
武田塾以外での参考書ルートがほしい人は最寄りの教室の無料受験相談に申し込もう!
英語の参考書ルートについて
まずは英語の基本の構成からです。中学レベルからちゃんとやり直したいですと悩む人は、基礎徹底ルートです。
本当に入門向けの英語嫌いの人でも大丈夫なルートがあります。ルート通りに基礎から英語の学習を進めていってください。
基礎徹底ルート①
「システム英単語 中学版改訂版」
「中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。」
まず最初に使うべき参考書は二冊です。これは中学の復習の範囲です。
『システム英単語 中学版改訂版』は単語帳ですね。
『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。』は中学3年間の内容が一冊にまとまっている。、コンパクトで勉強しやすい教材です。
できるなら大学受験の参考書からやってもいいですが、高校受験で英語が苦手だった人は中学レベルの復習から始めたほうが絶対にいいです。
基礎徹底ルート②
単語帳 「システム英単語ベーシック」
講義系教材 「大岩のいちばんはじめの英文法超基礎文法編」
問題集 「高校 英文法基礎パターンドリル」
ここでは基礎単語と基礎文法の理解をしましょう。
『システム英単語ベーシック』はシステム英単語から難しい単語が省かれた単語帳です。これで高校で習う英単語を習得しましょう。
『大岩のいちばんはじめの英文法超基礎文法編』は英文法を理解するための教材です。
東進の大岩先生の授業を本にしたような参考書となります。授業本というか講義本というか、読めば英文法を理解できる参考書になっているので、英文法の問題を解いていく前に関係詞・5文型・仮定法とは何かという英文法の各テーマを理解しましょう。
「高校 英文法基礎パターンドリル」は各テーマごとに問題があって、日本語を見て英語に組み立てる練習にとてもいい問題集です。
英語の語順が理解できるので英語がわかります。『大岩のいちばんはじめの英文法超基礎文法編』でなんとなく理解していた内容が手でわかる参考書となっています。英文法が理解できたら、ドリル形式でいっぱい解いて、手で覚えていきましょう。
基礎徹底ルート③
「高校英文法をひとつひとつわかりやすく。」
英語から日本語に訳すトレーニングです。長文を読むイメージを掴むための参考書となります。
訳すトレーニングをすることで文法の重要性を理解する。
基礎徹底ルート『日大レベル』
地方私立大学や大東亜帝国のような、偏差値50以下の大学を目指す場合はここからいきなり長文の演習に入っても大丈夫です。下で紹介する参考書のほかに追加で過去問演習をしましょう。
『英熟語ターゲット1000』、『こわくない英語長文問題』、『英語長文レベル別問題集3』、『英文読解ひとつひとつわかりやすく』を終えたら、大学受験標準ルート。所謂みんながやるルートに入っていき、基礎徹底ルートは終わり。
★【日大ルート】英単語
『システム英単語』
『英単語ターゲット1900』
『必携英単語LEAP』
三冊のうちのどれかを選択してください。
『システム英単語』の場合、1~1200をひたすら周回してください。
『英単語ターゲット1900』の場合、1~800の基本単語を繰り返し、801~1500の重要単語を覚えて、最後に1~1500を繰り返してください。
『必携英単語LEAP』の場合、1~1400が基礎レベルになるので、1~1400を徹底的に繰り返してください。
単語帳は頻出度順・レベル順に並んでいます。基礎を固めてから上のレベルに進んでください。また、基礎を繰り返すという点を押さえておいてください。英単語の基礎のレベルが終わったら、熟語に入りましょう。
★【日大ルート】英熟語
『速読英熟語』
『英熟語ターゲット1000』
二冊のうちどちらかを選んでください。
『速読英熟語』は文章中に頻出の熟語が出てくる音読にも使える。
『英熟語ターゲット1000』は覚えやすいようにグルーピングされている単語帳のように熟語を覚えることができます。無難な熟語帳です。
英単語の基礎が終わってから熟語を開始してください。
★【日大ルート】英文法
『大岩のいちばんはじめの英文法超基礎文法編』
『大岩のいちばんはじめの英文法超基礎文法編』は絶対にやってほしい参考書です。基礎徹底ルートでも紹介していましたね。
文法を詳しく説明できる人は少ないです。何も見ずに説明できるまでやり込んでください。
★【日大ルート】英文法問題集
『関正生の英文法ポラリス1』
大学受験は長文が読めれば受かるため、ゴールは長文となっています。長文をゴールとするならば、英単語・英熟語・英文法が基礎になってきます。
基礎を固めるときに文法には2種類あります。長文読解に必要な最低限の文法と、文法問題のための文法です。
そのため、長文読解に必要な最低限の内容がまとまっている『ポラリス1』が最初はオススメです。
注意点としては、1問1問理由付きで答えられるように文法の勉強をすることです。
★【日大ルート】英文解釈
『大学入試肘井学の読解のための英文法が面白いほどわかる本必修編』
英文解釈は1文を正確に読む練習のことです。長文は1文1文の集合体なので、学んだ文法を読解に活かしましょう。
この参考書の中で、SVOCを振ったり訳したりする練習を参考書の指示に則って進めていってください。
使い方の見極めが長文を読む上で1つの基準になる。
訳やSVOCを覚えても長文では意味がないですが、長文で使えるようにポイントを言えるようにしましょう。発展問題の難易度が高いので、最初は飛ばしても大丈夫です。これで理論上長文は読めるはずです。
★【日大ルート】長文
『関正生のThe Rules英語長文問題集1』
『関正生のThe Rules英語長文問題集2』
『関正生の英語長文ポラリス1』
これら三冊の教材は全て日東駒専・産近甲龍レベルの大学入試では基礎レベルの長文問題集です。
知識は揃っているはずなので習得した知識を駆使すれば問題は解けるはずです。
しかし、これでつまづいてしまう人は何が足りてないか分析する必要があります。単語を覚えたつもりだったが長文で覚えていない単語が出てきたなど、文法や英文解釈ができていて訳せる自信があって挑んでみたが、解けなかったという場合はわからないところに戻る必要があります。英語長文はいわゆる練習試合みたいなものだと思って解いてください。
英語長文の勉強のポイントはできなかった部分を復習することです。
★長文の勉強でやってほしいこと
SVOC振り
『関正生のThe Rules英語長文問題集1』『関正生の英語長文ポラリス1』では、全文にSVOC・名詞・形容詞・副詞が書いてあります。
この通りに英文解釈が活かせるか試してください。長文の参考書をコピーしてSVOCとか、名詞・形容詞・副詞の塊を書き込んでいき、実際に関先生の参考書の通りになっているか比べてみて、間違えている箇所は振り返って修正してください。
★長文の勉強でやってほしいこと②
音声を聞いて音読を最低10回する
この教材では音声がダウンロードできるようになっています。音読が大事だと言われていますが本当にその通りで、英語の語順で理解するためのトレーニングが音読です。音読のポイントは音声を聞きながらすることです。ダウンロードした音源の音を聞ききながら、イメージはカエルの歌のように音読してください。
オーバーラッピング・シャドーイングが最も効果的な音読法です。
音声なしで我流で音読してしまうと、スピードが遅かったりイントネーションがおかしいなどであまりよくありません。英語の意味の区切れで息継ぎするなど、音声を真似して音読するメリットは多いです。
音声を聞いて真似して音読する、音声に続いてちょっと遅れて読んでいく、ということを勉強の中で取り入れてほしいと思います。
人の脳は話す速度でしか文字を認識しません。音読がスラスラできれば文字の認識も早くなりますよ。
英語の語順で英文を理解する訓練として、読んだ長文をひたすら10回音読する。できればSVOCや自分が間違えたポイント、わからなかった単語を振り返りながら1つの文を完成させていく。そのトレーニングをすれば長文が強くなります!
SVOC振りや音読をしない人が後々つまづくケースが非常に多いです。
★日大ルートの注意点
長文を読めるようになってある程度余裕が出てきたら、覚えなければ文法を『Next Stage』や『Vintage』で(メインは『Vintage』がいい)で学んでください。文保の問題をひたすら解いて、覚える必要がある文法を整理して覚えて潰していきましょう。
MARCHレベル
★【MARCHレベル】英単語
『システム英単語』
『ターゲット1900』
『英単語LEAP』
それぞれの最後の難単語の学習をしてください。
『システム英単語』を基準に話をすると、1・2章は共通テスト・日大レベル、3章はMARCHレベル、4章は早慶レベル、5章は多義語と言われています。
MARCHレベルに入ったら4章の早慶レベルもやってください。MARCH志望の人でも4章までやっておけば余裕が出ます。
★【MARCHレベル】文法「Vintage」
『Vintage』
文法は『Vintage』学習してください。仕上げに時間がかかるので徹底的におこないましょう。
★【MARCHレベル】長文
『関正生のThe Rules英語長文問題集3』
『英語長文ポラリス2』
MARCHレベルの長文は難易度を上げた2冊に取り組んでください。
『関正生のThe Rules英語長文問題集3』『英語長文ポラリス2」は、MARCH・関関同立など有名私大の問題が収録されています。この2冊でMARCHレベルは完成します。
勉強の仕方は同じでSVOC振りと、音声を聞きながらの音読10回です。
単語・文法・熟語の必要なことをやっていて、長文もしっかり演習していれば困ることはないでしょう。
必要な知識が揃っていって読めないのは、基礎に問題があるということなので、振り返りをしてください。
早慶レベル
★【早慶レベル】英単語
「速読英単語上級編」
今まで固めていた基礎をそれぞれランクアップさせましょう。『システム英単語』でも戦えなくはありませんが、早慶志望の人は上のレベルの単語帳を学習しているので2冊目をやっておいたほうがいいです。
「速読英単語上級編」は文章の中で難単語を覚える単語帳です。難関私大に出てくる単語を収録しています。
この単語帳を通して文章の中で道の単語を推測する訓練をしてほしいと思っています。
文章と単語帳が表裏になっているので、一度推測をしてから単語を覚えていってください。
『上級編』をオススメする理由は、過去問でもなかなか出てこない難単語に文章の中で触れる経験ができるからです。
★【早慶レベル】英文解釈
「ポレポレ英文読解プロセス50」
「ポレポレ英文読解プロセス50」には難しい文章が50題載っています。中にはライオンマークが付けられた特に難しい問題もあります。
この参考書の中では頭の動かし方を中心に解説しています。また、英文を理解するための過程を記載しています。
難しい文章を読み解くよりも正しいプロセスを学ぶことに意味があります。
ただ訳やSVOCを覚えるのではなく過程を大事にしてほしいです。
★【早慶レベル】長文
『関正生のThe Rules英語長文問題集4』
『英語長文ポラリス3』
『The Rules』シリーズは1~4で4が最高レベルです。また『ポラリス』シリーズは1~3で3が最高レベルです。日大レベルから順番にこなしてもらってきましたが、ここではそれぞれの最高レベルに取り組みましょう。
こちらも参考書の進め方と同じ、SVOC振りと音読10回です。
また、早慶志望の人には、早稲田・慶應の学部毎に英語の問題の解き方のプロセスを記載している、『合格講座シリーズ』という下の二冊の関先生が著作の参考書もおすすめです。
『改訂版世界一わかりやすい早稲田の英語合格講座』
『改訂版世界一わかりやすい慶應の英語合格講座』
地方国公立レベル
日大レベルまで全員共通で、そこから地方国公立とMARCHでルートが分かれています
。地方国公立は記述がメインのため、地方国公立レベルで使う教材はMARCHレベルと同じの『Rules3』『ポラリス2』に加えて下で紹介する国公立専用の参考書を導入してください。
『国公立標準問題集Can Pass英語』
『英語長文Plus記述式トレーニング問題集』
これらは記述の問題集です。
国公立で頻出の和訳・説明記述問題が記載されており、二冊とも共通して採点基準が詳しいことが特徴です。
採点基準が詳しいため自分の答案の点数がわかり、自己採点によって採点者の目線も手に入ります。
東大・難関国公立レベル
『改訂版鉄緑会東大英単語熟語鉄壁』
東大志望の人は二冊目の単語帳で『鉄壁』を使っている人が多いです。1つの単語の情報量が多いので、他の単語帳で得た知識をさらに深めることができます。
東大以外の大学は『シス単』『ターゲット』だけでも対応可能ですが、単語力は不安な場合は『鉄壁』を追加してカバー範囲を増やすこともおすすめです。
東大・難関国公立に関しては、単語のレベルは早慶のほうが高い難単語がよく出ています。
対して国公立で求められるのは基礎単語を運用する力です。他の単語帳で押さえた単語を『鉄壁』でさらに深めていきましょう。
純粋に単語力が足りなかったり、難単語が出題される大学の場合は、『速単上級編』でも問題ありません。
英文解釈に関しては早慶レベルと同じ『ポレポレ50』、長文に関しては『The Rules4』や『ポラリス3』で大丈夫です。最後は実際の過去問演習に入っていきましょう。
以上が中学レベルから始めて、大学受験の単語や文法をやって、最後に東大・早慶レベルに辿り着くまでの道のりとなります。
英語ルートは長く見ても中学レベルからで2年、日大レベルからでも10ヶ月で難関大に合格できるようになっています。
今回のまとめ
志望校のレベルに合わせて単語・熟語・長文の順に勉強しましょう。このやり方で伸びない場合は基礎固めが甘いので復習してください!武田塾のルートを信じて実力を積み上げ合格を目指しましょう!