神戸大学の紹介
こんにちは!武田塾奈良生駒校の東原です!
今回は私が現在通っている神戸大学について大学全体と農学部に分けて紹介したいと思います。
ネットで調べるとすぐ出てくるような内容だけだと面白くないと思うので在学生から見た大学のリアルを中心に紹介できればと思います!(神戸大学について全く知らない人でも興味を持てる内容になっています!)
アクセス
海洋政策学部や医学部を除くとキャンパスは主に3つで、
教養科目等の講義も行われている国際人間科学部のキャンパス
最も標高の高い位置にあって図書館が非常に趣のある経済・経営学部のキャンパス
農学部や文学部、理学部、工学部のあるキャンパス
があり、どのキャンパスも最寄り駅から遠いため、神戸大生はJR六甲道駅から来る人はほとんどバスを利用します。
農学部があるキャンパスに通う人で阪急六甲駅から来る人は歩く人も多いですが、キャンパスが山の上に位置するため坂道を上る必要があり、特に夏は暑さで非常に大変です。
しかし逆にバスを利用しようとすると、六甲道から乗車した人で溢れかえっているため乗車できる人数が限られておりなかなか乗ることが出来ません。
そのため、六甲道駅からバスに乗るか、原付や自転車を利用するのが最善だと思われます。
その他、阪神新在家駅や御影駅を利用する人、下宿して徒歩等で通う人もいます。
また、六甲道駅周辺はラーメン激戦区と言われていて、ラーメンが好きな人にとってこれ以上ない恰好の場所であると思われます。
なかでも「ヒキュウ」というラーメン屋さんは神戸大生で行ったことがない人はいないと言われているぐらい人気のある場所なので神戸大生になったらぜひ一度行ってみて下さい!
ちなみに生駒駅から神戸大学の主要キャンパスまでは片道約1.5時間、私は毎日往復約4時間かけて通学しています。
難易度
神戸大学は関西では京大、阪大に次いで3番目に難しいと言われている大学で、なかでも農学部は阪大には設立されていないため京大に次ぐ伝統のある学部です。
農学部と言えば「神戸大学」か「北海道大学」と言われるぐらい有名な学部です。
特に後期入試では前期入試で京大農学部に合格できなかった人が多く受験するため難易度も高くなっています。
しかし、実際に入学してみると前期入試合格者と後期入試合格者の間にはほとんど差はなく、GPAと呼ばれる大学の成績はむしろ前期入試合格者の方が良いとさえ感じてしまうほどです。
私は後期試験で合格し入学しましたが、学内での成績は真ん中あたりだと思います。
出典:Wikipedia
年間スケジュール
神戸大学は一般的な他大学と異なりクウォーター制を採用しているため、1学期(前期や後期)の半分で完結する講義があったり、テストもそのタイミングで行われたりします。
おおよそ試験期間は二か月に一回のペースで、前期は6、8月、後期は12、2月の初めの週にあり、それが終わると夏休みは9月末、春休みは4月二週目までの長期休みに入ります。
年末年始を含む冬休みは2週間弱程度とあまり長くはないですが、夏休み、春休みが二ヶ月程度と非常に長いため自分のやりたいことを存分にできる期間になるでしょう。
ここからは農学部の学部生活について紹介します!
学部生活のリアル
●一年生
神戸大学農学部の一年間の単位取得上限(CAP制)は54単位で、他大学と比較しても多くの単位が取得出来るため一年生時には多くの人が45単位前後取得する傾向があります。
専門科目も少なく、教養科目や外国語科目中心になるため難易度も比較的易しく、あまり単位を落とす人は多くありません。
サークルや部活動に関しては入学時のタイミングで積極的に見て判断していかないと途中からは入りにくくなると思います。
●二年生
二年生前期時は受講できる講義が少なく、一年生時に頑張って単位を取得しておくと週に1回しか学校に通わなくてよいということにもなり得ます。
私は一年生時に53単位取得して二年生2Qは3コマしか授業がありませんでした(笑)
二年生前期は学部生活で最も自由な時間になるはずなので、この期間に新しい事に挑戦してみると良いですよ!
二年生後期からは学生実験が始まり、化学系や生物系を中心に3、4人の班に分かれて実験を行っていきます。
他の必修授業の難易度も上がるため普段の講義からしっかり聞くようにしましょう。
●三年生
三年生前期でも基本的には二年生後期時と忙しさの面では大きく変わらず受講コマ数も同じくらいですが、三年生後期になると研究室配属があり、コマ数は少なくなっていくものの研究室によっては忙しさがさらに増すところもあるようです。
希望の研究室は同じコースの人と話し合って決定しますが、話し合いでも決まらない場合はそれまでのGPAで決めることになるためできるだけ高いGPAを獲得できるように努力しておくと安心できます。
三年生後期終了時には卒論等を除いた全ての単位を取得しておくことが望ましく、卒論や研究に集中できる環境作りをしておくことが必要になります。
●四年生
大学院に進学することを希望する場合は四年生の夏休みに院試があるため、それまでで受講してきた講義資料を利用して勉強したり、英語(農学部の場合、TOEFL)の勉強をしたりしてあらかじめ余裕を持って勉強しておかなければなりません。
また、院進せずに就職を希望する場合は三年生の夏休み辺りから準備を進める必要があるためそれ以降の時期は特に忙しくなると予想されます。
何事もある程度の余裕を持ちながら自分のやりたいこととやらなければいけないことのバランスを考えていくことが大学生活における成功のカギとなるかもしれません。
学生実験の具体的な内容
私が所属する応用機能生物学コースの学生実験を例に挙げると、
化学系の実験においては酸性フォスファターゼを用いた酵素化学実験、土壌の無機化学分析、ELISAを用いた生化学実験、SDS-PAGEを用いた電気泳動実験、カラムクロマトによるタンパク質の分離・精製実験などがあり、
生物系の実験においては植物栽培実験、光学顕微鏡を用いた植物病原菌の観察、実体顕微鏡を用いた昆虫の外部形態の観察、植物細胞培養実験、大腸菌のプラスミドDNAを用いた遺伝子操作実験などがあります。
レポート締め切りとテスト期間が重なると非常に忙しくなるため、計画性を持ってレポート課題を進めなければテスト期間で苦しい思いをすることになります。
また、学生実験は週3日で6コマを占め、出席とレポートで評価が決まるためそれらは非常に重要になり、大きくGPAに影響してきます。
最後に
ネットの情報だけでは知ることの難しい話題を中心に紹介してきましたが、重要なのは入学してから自分が挑戦したいことを学問や遊び、社会活動など幅広い視点で考え、それを行動に移すことであり、それが大学生活を充実させることとなることを知って頂ければ幸いです。
友達は一年生の外国語授業やスポーツ授業で作っていきましょう!一生の友達になるはずです!
最後まで読んで頂きありがとうございました。