こんにちは。
武田塾難波(なんば)校(06-6556-6807)です。
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梅雨が始まるこの時期、こんな質問がありました。
「中学校までは理系科目が得意でした。
でも、高校では数学や理科の科目がどんどん難しくなってきて、
大学受験では理系から文系に受験変更しようかと考えています。」
そこで今回は、理系から文系への変更、
いわゆる文転についてお話します。
理系から文系に受験変更するメリット
受験で必要な勉強量が減る
私立大学を受験する場合を考えてみましょう。
まず理系の場合は、多くの場合英語・数学・理科の3科目が必要となります。
また、数学はⅠAⅡBに加えてⅢまでが必要です。
一方、文系の場合、英語と国語はほぼ必須です。
そしてもう1科目を【数ⅠAⅡB/地歴/公民】から選択するパターンが多いです。
つまり、英語・国語・数学で文系学部を受験する場合は
まるまる数Ⅲの分だけ、必要な勉強量が減ることになります!
参考に、同志社大学の受験情報を一部抜粋しておきます。
法学部
法/全学部文系
個別学力試験 | 3教科(500点満点) 【国語】国語総合・現代文B・古典B(150) 【外国語】コミュ英I・コミュ英II・コミュ英III・英語表現I・英語表現II(200) 《地歴》世B・日Bから選択(150) 《公民》政経(150) 《数学》数I・数A・数II・数B(数列・ベクトル)(150) ●選択→地歴・公民・数学から1科目 |
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理工学部
理工|機械システム工/全学部理系
個別学力試験 | 3教科(550点満点) 【数学】数I・数A・数II・数B(数列・ベクトル)・数III(200) 【理科】「物基・物」(150) 【外国語】コミュ英I・コミュ英II・コミュ英III・英語表現I・英語表現II(200) |
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備考 |
英・数・理総合型 |
受験ができる学部が多い
ほとんどの大学では、理系の学部よりも文系の学部の方が多いです。
再度、同志社大学を例にしてみましょう。
同志社大学の学部一覧はこの通りです。
神学部
文学部
社会学部
法学部
経済学部
商学部
政策学部
文化情報学部
理工学部
生命医科学部
スポーツ健康科学部
心理学部
グローバル・コミュニケーション学部
グローバル地域文化学部
このうち、理工学部と生命医科学部は英・数(Ⅲを含む)・理が必要ですが、
それ以外の学部は全て、英・国・数(ⅡBまで)で受験出来るんです!
これはあくまで一例ではありますが、
文系の方が受験出来る学部が多いというイメージは
持ってもらえるかなと思います。
次に、大学に進学してからのメリットを見てみましょう。
大学生活が楽
理系と文系、どっちが大学生活が忙しいかと言われると、間違いなく理系です。
なので、文系の大学生は、大学生活で自由な時間がとても多いです。
「大学の4年間は人生の夏休み」なんて言われたりもしますからね。
もちろんこの4年間で何をするのも自由です。
とにかく楽しく遊びまくることも可能ですし、
資格を取得したり、海外に留学したり、果ては大学生で起業したり…。
こういった大学生活を過ごしたいのならば、
理系よりも文系の方が絶対に良いと思います。
大学の専攻と異なる学問でも学べる
たとえば、理系の特に医療系、
医師や歯科医師、薬剤師、看護師、理学療法士などの資格は
専門の学部を卒業しないと国家試験を受けることができません。
それに対して、弁護士になるための司法試験は、法学部を出ていなくても受験できます。
一般的な弁護士になるためのルートは
法学部→法科大学院(ロースクール)→司法試験、というものですが
これとは別に、予備試験を合格することで司法試験を受験することもできます。
また、弁護士以外のいわゆる”士業”と呼ばれる
司法書士・行政書士・税理士などの資格を取得する場合も、
大学の学部(もっと言えば、大卒かどうか)が問われることはなく、
誰でも受験することができます。
とりあえず文系に進んだ後、就職のことを考えて
「弁護士になろう」
「司法書士になろう」
と考えが変わった場合でも、
再受験をすることなく対応することが可能です。
もちろん、頑張って勉強することは必要ですけどね!
理系から文系に受験変更するデメリット
文転のデメリットには、どういうものがあるでしょうか。
無駄な勉強・授業が生まれる
高校で理系のコースを選んでいた場合、
数Ⅲや理科はまったく受験に関係ない科目となります。
それだけならまだいいのですが、
学校の定期テストが難しい高校の場合は、
受験に必要ない勉強に時間を割かざるを得ない状況になります。
高校の担任の先生や、理系科目担当の先生が文転に理解を示してくれれば良いのですが
必ずしも理解が得られるとは限らないですよね。
国語の対策が大変
一番のネックはやはり国語(現代文・古文)でしょう。
そもそも、最初理系を選んだ人の中には
国語が得意でない人も多いと思います。
また、高校の理数系コースでも
国語は共通テストレベルまでの対策で済ませて、
英数や理科に力を入れるケースが多いと思われます。
志望校の国語が共通テストと同じマーク式なら良いのですが、
記述問題が出題される大学の場合は特に注意が必要です。
独学でとにかく国語を頑張るか、
もしくは塾・予備校を活用するのがいいでしょう。
大学で遊びすぎるかも…
文系の学部は、自由に過ごせる時間が多いのが魅力です。
しかしそれは魅力でもあり、罠でもあります。
大学で遊びすぎて単位を落としたり、
卒業が怪しくなったり、留年したり…
そうなると勉強することへのモチベーションも低くなってしまい、
最悪大学中退という結果になる可能性だってあります。
遊びつつも、きちんと将来や就職のことを考えましょう!
就職に関しては・・・
理系就職の場合
大学の教授による推薦での就職というものがあります。
大企業に理系就職しようとすると、
むしろ公募枠ではなくこの推薦枠でしか応募できない企業も多くあります。
大学院まで行ってしまえば、ほとんど就活をしなくても内定を取れたりします。
学部の卒業論文と院の修士論文はとても大変ですが、
経験としては何物にも代えがたいものになるのでオススメです。
文系就職の場合、
推薦での就職は少なく、
ほとんどの人が「就活」という言葉のイメージ通りの就活をすることになります。
エントリーシートを何枚も書いたり、
1社につき3回以上の面接を何社分も受けたり、
その過程でいくつもの不採用通知を受け取ったり…というやつです。
また、文系の場合は大学院進学する割合が極端に低いです。
文系で大学院に進学する人は、大学教授や教師になる人がほとんどのようです。
現状、文系の就職活動はスタートが早く、かつ
内定をもらうまでが長いのが一般的となっています。
まとめ
ここまで、文転のメリットとデメリットを見てきました。
結論を言ってしまえば、文転した方がいいかは人それぞれだと思います。
「自分はこれがしたい」という明確な目標があるのなら、
多少のデメリットを覚悟してでも文転するのは良いことだと思います。
しかし、
「志望校もやりたいこともはっきりしていないけど受験で楽をしたいから文転をしたい」
ぐらいの理由だと、大学受験でもその後の大学生活でも結局苦労すると思います。
まずは、自分がやりたいことをよく考えて下さい。
そしてその上で、周りの大学生や大人に相談してみるのもとても良いと思います。
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