こんにちは。武田塾難波(なんば)校です。
今回は、日本史の勉強方法がよく分からない!日本史は苦手!
そんな皆さんに向けて、日本史の効果的な勉強方法をご紹介します。
日本史というと、細かい用語ひとつひとつをひたすら暗記する科目…
そんなイメージを持っている人も多いと思います。
確かにそれも必要なのですが、それだけだと日本史は伸びません。
ぜひこのブログで紹介する勉強方法に取り組んでみてください!
日本史の勉強方法:まず「通史」を抑えよう!
日本史を勉強するうえでまず押さえるほしいのは、「通史」です。
「古代から順番に日本史を勉強していくのは当たり前じゃん!」
そう思った人もいるかもしれません。
そうですよね。みなさんは普通、昔からスタートして現代に向かっていく勉強をすると思います。
でも、ここでいう「通史」というのは、もっとざっくりしたものです。
たとえば、「古墳時代の後には飛鳥時代が来る」とか、
「鎌倉時代が終わったら建武の新政が始まる」とか、そういったレベルのものです。
みなさんは、日本史の○○時代、全部正しい順番で言えますか?
そして、その時代時代の節目となる出来事や大切な年号
(たとえば江戸時代ならば、1600関ヶ原の戦いや1603家康の征夷大将軍就任)
を言えるでしょうか?
まずは、これぐらいのポイントで、ざっくりと日本史の通史、
すなわち「大まかな流れ」をイメージできるようになってください。
それ以外には、たとえば日本史を世紀ごとに区切って、
その世紀はどんな時代で、どんな代表的な出来事があったかをまとめてみるのもいいでしょう。
(たとえば12世紀→院政の時代から鎌倉幕府の成立、1156保元の乱、1185壇ノ浦の戦いなど)
こういったやり方で日本史を勉強することによって、
日本史の「全体像」を掴むことができます。
また、通史を意識して勉強することによって
日本史は「ただの暗記科目」でないことに気付くはずです。
多くの出来事や人物名を正しく整理し、並べ替え、関連付けること。
これができれば、日本史の力をぐっと上げることができます。
通史を勉強することのイメージ
通史の勉強がどんな風に役立つのか、どんなメリットがあるのか、
それをより具体的に分かってもらうためにいくつかの例をご紹介します。
ファイルとフォルダのイメージ
たとえば、パソコンをイメージしてください。
日本史には数多くの用語・人物名・事件名などがあります。
しかし、それらをただひたすらに暗記していると…
こうなります。(イメージ図)
せっかくたくさんの知識をインプットしても、それらをきちんと整理整頓できていないと
「あれ?あの知識はどこに置いてたっけ?」
「この用語って何時代のものだったっけ?」
となってしまいます。
こうならないためには、「鎌倉時代」「室町時代」「江戸時代」といった「フォルダ」を作り、
それぞれのフォルダに一つ一つの知識を収納していくことが大事です。
そうしておけば、頭の中の知識をすっきり整理することができますし、
一度覚えた知識を使う時もスムーズに取り出すことができます。
通史の勉強というのは、この「フォルダを作る」という作業に例えることができます。
クローゼットと洋服のイメージ
もう少し違う例えで、通史の勉強を紹介してみます。
たとえばみなさんが洋服や小物、アクセサリーなどを購入したとしましょう。
でも、せっかく買っても紙袋に入ったまま放置していては、部屋が狭くなってしまいますよね。
また、使いたいタイミングで「あの服どこに置いたっけ?」となってしまうかもしれません。
そうならないためには、洋服などを買ったらクローゼットに収納するのが大事です。
その時に、
「ここは夏服」
「ここはおしゃれ着」
「ここは小物類」
という風に、場所と用途をあらかじめ分類しておけば、いざ服を着る時に迷わずに済みますよね。
一つ一つの用語を覚えることは、服や小物を買うようなものです。
そしてそれらは、きちんと整理整頓することで迷わずに使うことができます。
日本史でまず通史を理解することは、クローゼットやタンスなどの収納スペースを用意することに似ています。
それらがないと、頭の中は散らかっていくばかりです。
通史を勉強する時のコツ
自分で年表を作ってみよう
通史を勉強する上でおすすめなのは、「年表を自分で作ってみる」ことです。
これは、詳細なものである必要はありません。
ざっくりと、各時代の流れや繋がりを抑えたものになっていれば十分です。
「年表を作る」という勉強は、インプットではなくアウトプットです。
覚えたつもりの内容でも、何も見ずにアウトプットするとなると意外と出てこない…ということも多いと思います。
しかし、それは「覚えたつもり」の知識を、しっかり「覚えた」状態にするチャンスです!
ぜひ一度、できれば何も見ないで年表作りに取り組んでみてください。
ちなみに年表を作るのは通史以外の勉強でも非常に有力です!
通史の年表が作れたら、各時代の詳細な年表を作ってみるのもいいでしょう。
超重要事項をピックアップしよう
年表を作るうえでのコツは、超重要事項に注目することです。
超重要事項というのは、中学の歴史で習ったような単語のことです。
645大化の改新、1221承久の乱、1603江戸幕府、1945太平洋戦争終結、
こういった、もはや「常識」とすら言っていい有名な出来事のことです。
これらは高校の日本史では「当たり前すぎる」ので、入試でピンポイントで問われることは少ないです。
しかし、それでも日本史の通史を理解する上で非常に重要な目印であることは変わりません。
通史の年表を作るときは、まずこういった超有名事項をピックアップするのがおすすめです。
政権や権力者に注目しよう
たとえば平安時代は794年~1192年まで続きましたが、
この間に権力者は天皇、藤原氏などの貴族、上皇(院政)、武士という風に大きく変化しました。
それら一人一人の名前をピックアップしていてはきりがないので、
「どんな立場の人が主に政治を行っていたか」に注目して時代を区分してみると良いでしょう。
平安時代なら上記の通りですし、
鎌倉・室町・江戸時代も将軍自らが政治を行っていた時代もあれば、そうでない時代もあります。
明治以降の近現代史においても、首相が薩長なのか、政党なのか、陸海軍なのか、という視点を持つことで
より俯瞰的に(=広い視野で)歴史を捉えることができます。
繰り返しになりますが、通史において個人名をピックアップしていてはきりが無いです。
なので人物名を挙げるのは最小限にとどめ、
その代わり「どんな政治が行われていたか」に注目してみましょう。
ちなみに、通史を学ぶうえで武田塾おすすめの参考書は、
「一度読んだら絶対に忘れない日本史の教科書」です!
まとめ 日本史が伸び悩んでいる受験生へ!日本史の勉強方法を伝授します。
今回は、「まず通史を押さえる」という勉強方法を紹介しました。
これができれば、あとは用語を覚えれば覚えるだけ日本史の点数は上がります。
逆に、通史を意識せず、日本史の全体像をイメージできていないと、
おそらくどこかで点数は頭打ちになってしまうでしょう。
このブログを参考にしてぜひ日本史を得点源にしてください!!
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