こんにちは。
武田塾難波(なんば)校(06-6556-6807)です。
武田塾難波(なんば)校がどんな校舎か知りたい方は、こちらのブログをどうぞ!
今回は、「宅浪」がテーマです。
宅浪のメリット・デメリットや、成功させるためのポイントを紹介するので
宅浪を考えている方は参考にして下さい!
宅浪とは?
まず宅浪とは、「塾や予備校に一切通わず、1年間浪人すること」です。
自宅浪人、を短縮して宅浪(たくろう)という訳です。
①宅浪のメリット
宅浪のメリットをいくつか挙げてみます。
・お金がかからない
これはとても大事なポイントですね。
一般的に、浪人して大手予備校に通う場合は年間100~150万円、あるいはそれ以上の費用がかかります。
しかし塾や予備校に通わなければ、そのお金は丸々節約することができます。
ちなみに!
武田塾は、生徒の状況や必要科目に応じてコースを選んでいただく形を取っています。
また、冬期講習や夏期講習で追加料金をいただくこともありません!
なので、一般的な大手予備校よりもトータルで見て安く済む場合が多いです。
・時間を自由に使える
浪人生は、1日を自由に使うことができます。
浪人になるまでは、おそらく多くの人は毎日学校に通っていたでしょう。
しかしそれも無くなり、朝から晩まで何をしても自由です。
人によっては、アルバイトをしながら宅浪をする人もいるほどです。
・参考書を使った自学自習に力を入れられる
これは、地味に大事な部分です。
大手予備校に通うと1日の大半の時間は授業を受けることになります。
その内容をしっかり予習・復習できればいいのですが、実際は難しいことも多いです。
しかし、実力を伸ばすためには授業を聞くだけでなく、自分の力でやってみることが欠かせません。
その点、宅浪ならば自分に合った参考書を使い、自学自習に多くの時間を費やすことができます。
この勉強方法を継続すれば、間違いなく実力は上がるでしょう!
ちなみに、武田塾は「参考書を使った自学自習を徹底サポートする塾」です。
参考書の選定をしたり勉強計画を立てたり、ペース管理、勉強方法の指導など、自学自習の全てをサポートして
生徒を逆転合格に導きます。
②宅浪のデメリット
良い所も沢山ある宅浪ですが、もちろんデメリットもあります。
生活リズムが乱れがち
浪人生は1日の過ごし方は全て自由です。
ということは、何時に寝て何時に起きるかも自由ということです。
多くの浪人生は生活習慣が乱れがちではありますが、
特に宅浪だと生活リズムが乱れてしまうと歯止めがききません。
特に、夏休みや春休みなどの長期休暇に入ったとたんに昼夜逆転してしまいがち、という人は要注意です!!
人の目がないので、サボると止まらない
人間は、一人だとどうしても楽をしたり、サボったりしてしまうものです。
しかしそれを見られたり、注意されることも宅浪ではありません。
スマホを触ったり、動画を見たり、一日中寝たり…そんな楽な方に流れてしまい、
結果、サボり癖がついてしまうとそれを直すことは難しいです。
話し相手や相談相手がいない
殆どの場合、宅浪だと人と話す機会がかなり少なくなります。
家族以外に誰とも喋らなかった、という日が多くなるでしょう。
また、勉強や受験のことを相談しようにも、相談できる人がいない…
そんな状態にも陥りやすいです。
メンタルをやられやすい
受験はプレッシャーとの戦いでもあります。
受験が近付けば近付くほどプレッシャーは強くなりますし、
ましてや浪人生は「今年はもう失敗できない」という、現役時代とはまた別のプレッシャーがかかります。
そんな時に、誰かに喋ったりすることで発散できればいいのですが
浪人生の場合は一人で抱え込んでしまい、メンタルをやられやすいのです。
宅浪の失敗パターン
では、宅浪のメリット・デメリットを踏まえたうえで
典型的な「宅浪の失敗パターン」を見てみましょう。
生活リズムがボロボロ
生活リズムがボロボロというのは、浪人生の典型的失敗パターンです。
徹夜して朝まで起きて夕方~夜まで寝る、という生活リズムだと勉強に集中することは難しいです。
人間の体は、太陽が昇っている時間に活動し、食事や寝る時間も規則正しいリズムを守れば健康に過ごせるようにできています。
生活リズムがボロボロだと体調も悪くなりがちですし、起きている時間も眠かったり集中力が出ないことが多いでしょう。
そういった状態で日々を過ごしてしまうと、もはや取り返しのつかないことになります。
勉強以外のことに時間を取られすぎる
宅浪は、何をしようと本人の自由です。
「少しだけ」「30分だけ」と思ったスマホやゲームに何時間も取られても、誰に何を言われるわけでもありません。
スマホを触るだけで1日が終わってしまったら、非常にもったいない話です。
また、宅浪しながらアルバイトをしている人も、注意が必要です。
アルバイト先にとっても、朝や昼など時間に融通のきく人は貴重だからです。
アルバイト先にどんどんシフトを増やされて、勉強時間が減ってしまった…なんてこともあるかもしれません。
勉強計画を上手く立てられない
宅浪だと、いつ何を勉強しようともその人の自由です。
ひどい場合は、無計画にひたすら思いついたことをやる…ということにもなってしまいかねません。
そのような勉強のやり方だと、
「気が向いた時に、気が向いた勉強をやる」というやり方になってしまいがちです。
そもそも現役の時に受験が上手くいかなかったという事は、何かしら自分の弱点や欠点を埋められなかったということです。
なので、「いつまでに、何ができるようになる」という計画が無いことには、浪人しても苦労が多いと思います。
また、計画を立ててもなかなかその通りに実行することも難しいと思います。
意志が強くないと、「計画通りにいかなかったけど、これぐらいでいいや」と逃げてしまうことになるでしょう。
メンタルをやられてしまう
受験勉強をしていると、どうしても
「このやり方で合っているの?」
「今この段階だけどこれで間に合うの?」
と疑問に思う瞬間があると思います。
また、浪人生はどうしても現役生よりプレッシャーを感じてしまいます。
「さすがに二浪はできない」という浪人生がおそらく大半だと思われるからです。
こういった状況において、気軽に相談できる友人や先生がいればいいのですが、
宅浪の場合、多くの人は一人で抱え込んでしまいます。
そしてその結果、常に不安を抱えながら勉強することになり、しまいにはメンタルがやられてしまい、勉強に手が付かない…ということにもなりかねません。
宅浪を成功させるために
ここまで”失敗パターン”を見てきましたが、大切なのはこれらに陥らないようにすることです。
それができれば宅浪を成功させることができ、実力を伸ばすことができるでしょう。
【超重要】生活リズムを安定させる
宅浪に限らず、浪人生に一番大事なのは生活リズムを安定させることです。
世の中の高校生は、朝起きて学校に通っています。
それと同じように、何時までには寝て何時までに起きるという生活リズムをキープしましょう。
朝早く起きることができれば1日が長くなります。
また、朝なにか活動をすることで、「今日は1日を有意義に過ごせた」という充足感も生まれます。
そして生活リズムが安定すれば、体調も精神面も安定しやすいです。
生活リズムを安定させることはメリットの塊です。
高校生や他の浪人生に負けないために、まずは生活リズムを安定させましょう!!
メリハリをつけて勉強する
いくら1日を自由に使えると言っても、起きている時間の全てを勉強に費やすことは難しいです。
なので大事なのは、メリハリをつけて勉強することです。
1分ごとにスマホを確認しながらだらだら参考書を読んでいては何も身に付きません。
「勉強する時間」と「休憩する時間」をしっかり区別しましょう。
そして、「休憩する時間」も、だらだら長くとりすぎないようにルールを決めておくといいと思います。
「ゲームは1日1時間まで」「スマホは10分以上触らない」のように制限ルールでもいいですし、
「1日の課題が終わったらあとは何をやってもいい」のように、ご褒美ルールを決めるのもおすすめです。
日単位・週単位・月単位で計画を立てる
浪人生の勉強は、無計画にやってはいけません。
現役で受験した時に浮かび上がった課題や、
志望校に合格するための課題を克服するためのものであるべきです。
そのためには、長いスパンでの勉強計画がまず必要です。
「現役の時は単語を疎かにしていたから、単語帳を1冊完璧にする」
「秋以降は過去問を解けるように8月で基礎を終わらせる」
など、大まかな月単位の目標を立てましょう。
あとはそこから逆算して、
「3ヶ月で単語1500個」→「そのためには1ヶ月で単語500個」→「そのためには1週間で、1日で…」
という風に、毎日の具体的な目標を決めていきましょう。
また、計画を立てる際は予備日を作ったり、「復習」を予定に組み込むことを強くおすすめします!
勉強時間を記録する
1日何時間勉強した、参考書をこれだけ進めた。
そういった記録を残しておくことは非常にお勧めです。
「自分の頑張り」が可視化されていると、「自分はこれだけ頑張ったんだな」と前向きな気持ちになれます。
宅浪だと基本的に誰かに褒めてもらったり、労ってもらったりということもありません。
孤独な1年間を過ごすことになります。
だからこそ、自分で自分の頑張りを認めてあげましょう。
そして、受験本番が近付いてプレッシャーが強くなってきても、
「自分は今までこれだけやってきた」という証明があれば自信を持つことができます。
そういう意味でも、勉強時間の記録は残しておきましょう。
SNS、アプリなどを活用する
TwitterやInstagramなどのSNSや、
あるいは受験生向けの、勉強記録をつけるアプリなどを活用するのもおすすめです。
どうしても宅浪は孤独なものになってしまいがちですが、
「自分はこれだけやった」ということを報告したり、
あるいは他の受験生がどれだけやっているかを見ることは、いい刺激になります。
ただし、SNS中毒になってしまったり、勉強そっちのけで気にしてしまうと本末転倒です。
あまりのめり込まないように気を付けましょう!
宅浪で行き詰った時は
宅浪で行き詰ったときにおすすめなのは、今の自分の状況を冷静に整理することです。
とはいえ、どうしても一人だと考えが凝り固まったり、
視野が狭くなってしまいがちです。
そんな時は、誰かに相談してみましょう!
少しずつでも、自分の考えを言葉にしてみることで、頭の中も整理されますし、気付くことも多いと思います。
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