こんにちは!
大学受験予備校、武田塾中山校です。
今回は 文系学部なのに数Ⅲが受験に必須の大学・学部を紹介します!
過去に似たような内容で武田塾チャンネルが上がってるのでそちらもよければご覧ください
本ブログは数Ⅲの使える学部なので少し違いますが紹介しておきますね(^^)
今回のブログで誤解をしないでいただきたいのは、数Ⅲの枠があるというだけで、ほとんどの学部は文系受験ももちろんできます。
ただ、文系受験生は受けられない受験形式なので、
「 理系の職に就きたいかは疑問 」
「 経済系にも興味がある 」
「 共テで失敗したけどなんとか難関大学に行きたい 」
という方にはお勧めです(>_<)
ちなみに同じ大学の理系学部とは受験科目が異なることが多いので、なにがなんでもその大学に行きたい!という方の起死回生の一手になる可能性もあります(^^)/
※2022年実施入試時点での情報です。
数Ⅲが必須の文系学部 :国公立大学編
元々国公立大学は全科目的に勉強の必要があるので、あまりありがたみはないかもしれません。
一応情報として載せておきますね。
「 受験直前に理系がいやになったけどもう引き返せない! 」
なんてときの参考にしてください(^^)
京都大学 経済学部
受験科目 : 英語 ・ 数Ⅲ ・ 国語 (二次試験)
京都大学の経済学部は理系受験ができます。
理系受験といっても、数Ⅲは必要なものの、理科科目が二次で必要ないので、意外と理系の穴場にもなっています。
ただし、受験科目が少ない分毎年倍率は5倍ぐらいになっています。
文系受験の場合は2.5倍ぐらいなので難易度としては高めです。
共テで理科を一つ大失敗した!
理科の二次ができる気がしない!
こんな京大志望の方にお勧めの受験方式です。
九州大学 経済学部 経済工学科
受験科目 : 英語 ・ 数学Ⅲ ・ 現代文 (二次試験)
九州大学の経済学部、経済工学科!
珍しく経済学部の中に理系だけの学科があるパターンです。
文系受験はできない学科です。
九大の理系学部と違うのは、二次試験で理科ではなく現代文が必要になる点です。
現代文なので対策していなくてもある程度は点が取れます。
理系志望だけど、どうしても九大の二次試験の理科が解けないときには考えてみてもいいかもしれません。
京大とは違って、こちらは経済・経営学科と倍率にさほど差がありません。
経済・経営学科の倍率が2.5倍、経営工学科が3.0倍であり、少しの差はありますが、京大と比較すると差がないといってもいいのではないでしょうか。
東京都立大学 経済経営学部
受験科目 : 数学Ⅲ (二次試験)
東京都立大学の経済経営学部です。
数理受験という受け方があります。
理系学部と違って、二次試験に理科科目がありません。
二次試験は数学Ⅲの1科目のみです。
倍率は文系受験とあまり変わらない5倍弱ぐらいです。(2020年度入試だけは7.1倍と高かったようです。)
共テでも理科が一科目なので、他の国公立理系学部を志望していたけど理科がどうにもならなかった人にもいいかもですね。
数Ⅲが必須の文系学部 :私立大学編
私立大学の場合、そもそも数学理科を勉強していない人がほとんどです。
これから紹介する学部はそういった人達が受けられない学部になるので、結構穴場ですね(^^♪
青山学院大学 社会情報学部
受験科目 : 英語 ・ 数学Ⅲ
青山学院大学の社会情報学部です。
ここは文系・理系といったこだわりなく勉強をする学部ですね。
文理混合というやつです。
なんと英語と数Ⅲだけで受験可能です。
キャンパスが相模原なんですが、青学ブランドはあります。
個別学部A方式の場合、英・現・地歴 or 公民 or 数ⅡBでの受験になり、倍率10倍ほど、偏差値は57.5ぐらいです。
倍率は高いですが、青学の中では元々穴場なんですね。
個別学部B方式では、英・数Ⅲでの受験で、倍率5倍ほど、偏差値は55ぐらいです。
こちらの方式だと倍率も下がるので狙い目と言えます。
学習院大学 文学部 心理学科・教育学科
受験科目 : 英語 ・ 数学Ⅲ ・ 物理 or 化学 or 生物
ここでの受験方式は、「プラス方式」というもので、一般受験に加え、同学部を別日程でも受験できる方式です。
募集人数は5人~20人なので難しそうですが、倍率は約5倍と高い印象は受けません。
今回紹介する心理学部・教育学部のデータを書きますね。
心理学科
募集人数 5人
受験科目 英・数Ⅲ・理科一科目
倍率 4.8倍(文系受験は4.1倍)
教育学科
募集人数 5人
受験科目 英・数Ⅲ・理科一科目
倍率 3.9倍(文系受験は5.2倍)
上智大学 経済学部 経済学科
受験科目 : TEAP ・ 数学Ⅲ
一般受験では数Ⅲ受験はできませんが、TEAP利用で数Ⅲ受験が可能です。
TEAPを受けていれば、数Ⅲのみでの受験ができます!
年々TEAP利用が一般的になってき、倍率も上がってきています。
倍率推移も合わせて紹介しておきます。
倍率 | 2021年 | 2020年 |
一般 |
4.8 |
5.1 |
TEAP利用 (数ⅡB・国語受験) |
3.0 | 4.1 |
TEAP利用 (数Ⅲ受験) |
5.7 | 6.2 |
倍率は高めですが、受験科目が数Ⅲのみというのは魅力ですね。
実は上智のこの学科は、一般受験の科目が英・数ⅡB・現となっていて、こちらも穴場だったりします。
上智の受験は漢文が必要と思われがちなので意外と盲点なんですねー。
専修大学 ネットワーク情報学部
受験科目 : 英語 ・ 数学Ⅲ
専修大学と言えば文系の大学のイメージですが、唯一の理系学部ですね。
文系学部の紹介に載せるべきかは悩みましたが、一応情報として載せました。
英・数Ⅲのみでの受験方式です。
日本大学 芸術学部 デザイン学科
受験科目 : 英語 ・ 数学Ⅲ
私立大学には全学部入試を実施している大学があります。
全学部入試とは、一つの試験を受けることで多数の学部に出願ができる入試方式です。
日本大学の中でのみ通用するセンター入試みたいなものと考えればいいと思います。
一般的にどの大学でも全学部入試の募集人数は少なめに設定してあります。
だから学校の先生や塾の先生の中にはあまり勧めたがらない人がいます。
ただ、実際倍率を見てみるとそこまで一般入試と変わらない場合が多いです。
日本大学の芸術学部は例外的にN方式の倍率が異様に高くなっていますが、例えば法学部などは一般よりも倍率が低かったりします。
なので、受験の際はしっかり選択肢の中に入れるべきです。
あと、全学部入試はマーク式の大学がほとんどです。
マークの方が判定がいい人にはお勧めですよ。
このN方式において、なぜかデザイン学科と美術学科が数Ⅲを使って受験できます。
受験科目は国語・英語・地歴・公民・数学ⅡB・数学Ⅲ・物理・化学・生物から2科目受験となっています。
※理科の中から2科目は不可。
2022年は、倍率がそれぞれ、デザイン学科で16倍、美術学科で3倍でした。デザイン学科での倍率の高さがすごいですね。
どういう人が受験しているのかちょっと想像できません(*_*)
同志社大学 心理学部 ・ スポーツ健康科学部 ・ 文化情報学部
受験科目 : 英語 ・ 数学Ⅲ ・ 物理 or 化学 or 生物
同志社大学では心理学部・スポーツ健康科学部・文化情報学部が理系受験をできます。
受験科目は英・数Ⅲ・理科一科目です。
これらの学部は京田辺キャンパスにあるんですが、「京田辺は理系」といった棲み分けがあるんだと思います。
文化情報学部は、データサイエンスを扱う今最もニーズのある学部と言ってもいいでしょう。
立命館大学 総合心理学部 ・ 映像学部
受験科目 : 英語 ・ 数学Ⅲ ・ 物理 or 化学 or 生物
立命館大学では総合心理学部・映像学部で理系受験ができます。
受験科目は英・数Ⅲ・理科一科目です。
いまや動画を素人が撮って公開する時代です。
映像学部とか入ってみたかったなー。
以上です。
いかがでしたか?
第一志望にするには危険な気はしますが、意外と選択肢に入れてもいいような学部が多いですね。
この情報が皆様のお役に立てば幸いです(^-^)
調べ残しはないと思うんですが(国立後期は除いてます)、もしあったら教えてください!
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