大学受験なら武田塾中山校
こんにちは!
授業をしない個別指導塾、武田塾中山校の福原です。9月は暦の上では「秋」です。(まだまだ暑いですが......。)
この「秋」という言葉ですが、その語源には諸説があります。そのひとつに「飽き」という言葉から発展した説があります。
古文を学習している方なら「飽く」という古語の動詞の意味を知っていますよね?
そうです、「満足する」や「満ち足りる」といった意味があります。農作物が「満ち足りる」季節だから「飽き」=「秋」と呼ばれるようになったということらしいです。
古典といえば「受験のためだけに~」や「役に立たないから廃止するべきだ」といった論説を聞く機会が増えました。これは突き詰めると、「勉強とは何のためにやるのか」といった話になると思います。そしてその答えは人によって異なります。例えばいわゆる「古典廃止論者」は、勉強に「実用性」を求めているのだと考えられます。
長くなってしまうので一旦ここらへんにしときますが、みなさんは何のために勉強をしていますか?
「良い大学に行くため」、「就職のため」というのも素晴らしい答えです。しかしそれ以外にも勉強の価値を見出せたら、世界がちょっと豊かになると思うのでみなさんもぜひ考えてみてください!
メンタル的にも落ちやすい季節ですが、皆さんの勉強が「満ち足りた」ものになるよう一緒に頑張っていきましょう!!
それでは今月の武田塾中山校通信もご笑覧ください!
今月の連絡事項
模試の自己採点回収について
夏休み終盤から新学期に掛けてみなさんたくさん模試を受験されたと思います。そしてこれらの模試結果をもとに受験校も本格的に考えていきます。しかし結果が出るのは大体1か月後です。そこで武田塾中山校では模試の自己採点収集フォームを設置しました!塾内の何箇所かに以下のQRが設置されています。
自己採点が終わったらこちらまで結果の入力をよろしくお願いいたします!
各種便利シートに復習プリントが追加!
復習プリントが追加されました。まずは見てみましょう。
一日の特訓が終わったあとに講師間でよく雑談をするのですが、そこでこういった話がありました。
「生徒に講義系の参考書を取り組ませると、字面だけの理解で留まったり単語しか入っておらず説明ができない、といった事象が多く見受けられる。また、暗記物は「覚える」という意識より「何回も回す」意識にさせたい。」
この雑談から着想を得て作ったのがこの復習プリントです。このプリントの狙いは、字面や単語だけの理解からの脱却、復習の回しやすさを追求するものとなっています。
以下が講師に書いてもらった使用例となります。
参考書の説明を自分の言葉でまとめ直すことによって、字面や単語だけの理解から脱却しましょう。またこのようにまとめることで復習がしやすくなります。その復習のさいは、段階に分けて取り組んでみましょう。
【復習の仕方】
①最初の数回(慣れるまで)は説明まで全部見てその範囲のインプットに徹する
②慣れてきたらキーワードだけ見て説明を連想する
③さらに慣れたらテーマだけ見てキーワードやその説明まで連想する
最終的なゴールは、③をスラスラこなすことです。ここまで取り組むことで知識を「血肉化」しましょう!
ランキング
2024年8月確認テスト得点率
2024年8月総自習時間
8月の勢いを衰えさせないように、1分でも早く塾に自習に来れるように頑張りましょう。その1分1秒が志望校の合格を左右すると考えると自分には負けられませんね!🔥皆さんが塾に来るのを待っています!
お役立ち情報
首都圏の私大入試でも「2教科試験だけの年内入試」がついに登場! 東洋大学の新入試が与えるインパクトとは?
https://diamond.jp/educate/articles/tera_method/400113/
東洋大学が2025年度から新しい入試を導入するようです。画期的なのが、年内入試で学校型選抜と銘打っているものの評定の出願基準がないことや他大学の一般入試との併願ができること、そして「英語・国語」もしくは「英語・数学」の2教科だけの入試ということです。イメージとしては神奈川大学が12月に行う給費生試験に近いかもしれません。
詳しくは個別指導塾CASTDICEの小林先生が解説しているのでご覧ください。
近年は英語で外部試験が導入されたり、多様な入試方式の影響で、大学受験がますます情報戦となっています。実力以外の点で不利にならないよう自分から積極的に情報を集めていきましょう。
共通テスト出願ガイド
https://www.keinet.ne.jp/exam/common_test-guide/application/before.html
今年度の共通テストは、2025年1月18日(土)・19日(日)に実施されます。まだまだ先に思えますが、出願期間は2024年9月末~2024年10月初旬のため、思っているよりも早く準備をする必要があります。(特に既卒生!!)
出願に必要な↓の「受験案内」に関して、既卒生分は校舎で取り寄せてあります。まだもらっていないひとはお声がけください。
現役生は学校で案内があるので大丈夫だと思いますが、既卒生は自分で出願しなくてはいけません。リンク先のガイドをよく確認して、ミスのないように出願しましょう。
そろそろ本格的に、出願戦略を考える!
https://benesse.jp/zemi/zemihogo/kou/20240830-1.html
9月に入り、真夏のピークも去りました。ここから先は一瞬です。そこで考えておきたいのが、受験の志望校選び。まだ早いように思えますが、早めにゴールやスケジュールを設定しておくことで効率的に戦略を立てることができます。特に見通しが甘くなりがりな併願校もしっかりと情報を把握しておきましょう。
また、以下の動画は出願戦略を立てる上でとても参考になります。確認しておきましょう。
今月のピックアップ生徒
今月は講師の大塚が書きました!
夏休みの勉強の成果が確実に出てきたAさん
Aさんは昨年の11月に入会してくれた高校三年生の生徒です。私がAさんの特訓を持ち始めたのは今年の3月からで、化学を担当させてもらっています。Aさんは化学に苦手意識を持っていて、化学基礎まではある程度の知識が入っているものの、化学はほとんど知識が入っていませんでした。まず、基礎の基礎を徹底的にやろうということになって、「高校これで分かる基礎問題集」という参考書に取り組んでもらっていました。この参考書は化学を勉強するにあたって必要最低限の知識が載っています。ここに載っている知識がないと、大学受験の化学には立ち向かえません。この参考書は半年近く取り組んでもらって、何周もしてもらいました。高分子の範囲はなかなか理解するのが難しく、1週間に3周してきてもらったこともありました。その結果、次の少し難しい参考書はスラスラ解けるようになり、日大の段階突破テストに合格することができました!またAさんは夏休み期間は朝7時から近くの飲食店で3時間ほど自習し、10時に来校して、夜遅くまで自習して帰っていました。私は夏休み期間に何度か朝出勤する日があったのですが、開校と同時に来て、自習しているAさんを見てすごく頑張っているんだなと感じていました。このままのペースで頑張っていってほしいですね。ここから受験までのラストスパート、Aさんが志望校に合格できるようにサポートしていきます!
毎回宿題のクオリティーが高いBさん
Bさんは今年の5月に入会してくれた高校3年生の生徒です。私と通っていた高校が一緒なので、特訓では高校の話で盛り上がっています(笑)夏休み期間には12時間程度勉強してくれていて、毎回完成度高く宿題に取り組んできてくれています。確認テストでは毎回100点近い点数をとってきてくれていますし、逆質問にも問題なく答えられています。特訓では宿題で疑問に思ったことを質問してくれるのですが、毎回こちらがドキッとするような質問をしてくれます。「確かに今まであまり考えていなかったけど、聞かれると難しいな」と感じる質問が多くこちらも勉強になっています(笑)こういうことを調べてこう書いてあったんですけど合っていますか?という感じで質問してくれるので一生懸命自分で解決しようとしてくれたのが見て取れるので頑張っているんだなと感じています。英語に関しては、英検を受験してくれていて今回の英検では前回の英検から100以上もスコアをあげることができました!課題に対して毎回フィードバックを行うことが大切なんだなと感じました。入塾から3か月ほどですがすごくいいペースで進められており、そろそろMARCHルートを終えられそうです。Bさんが志望校に合格できるように校舎全体でバックアップしていきます!
コラム
校舎長福原が普段生徒と会話をするなかで感じたこと、考えたことを書いていくコーナーです。
知識の定着にはマジカルバナナ!?
マージカルバーナナッ!🍌
バナナと言ったらきーいろ!
きいろと言ったらレモン🍋
そうです。このマジカルバナナです。このマジカルバナナがどうして知識の定着に繋がるのか、説明していきます。
「勉強時間は取れているのに成績が伸びない」、この悩みは多くの受験生が抱えていると思います。私自身も長年の指導の中でたくさんこういった生徒を見てきました。ではこういった伸び悩みはどうして起こるのでしょうか?
私は伸び悩む原因の一つに、「知識が断片的になっている」からだと考えています。
「知識が断片的」とはどういうことでしょうか。具体例を挙げてみます。
(日本史の問題)
大化の改新ってなんですか?
断片的な解答:蘇我入鹿...中大兄皇子...?
⇒単語やキーワードのみしか入っておらず、説明できない。
つながりを持った解答:厩戸王(聖徳太子)が亡くなり、豪族である蘇我氏の権力がますます増大する。それに危機感を持った中臣鎌足や中大兄皇子らが、蘇我入鹿・蝦夷を暗殺する事件が起こる。これを645年の乙巳の変という。ここから始まった改革を大化の改新といい、豪族中心から天皇中心の政治に移り変わった。
ここまで言えたらベストです。ここまで答えられなくても、「いつ」「誰が」「どうして」「その結果どうなったのか」を把握できていたら「つながりを持った知識」と言えるでしょう。
マジカルバナナでいうとこんな感じです。
大化の改新⇒乙巳の変⇒蘇我氏⇒蘇我入鹿⇒中大兄皇子⇒中臣鎌足⇒藤原氏...(ちょっと無理矢理かな?笑)
ですが、このように「一つの単語」を深掘りしたり、そこから派生して他の知識と結びつけたりすることが非常に重要となります。勉強にもこのようなマジカルバナナ的思考をぜひ取り入れていきましょう!!
勉強の身になるやり方は人それぞれ
ありがたいことに現在中山校には50名近くの生徒がいます。つまり五十人五十色の思考や認識があるということです。そのため、あるやり方がハマる人もいれば、ハマらない人もいます。もちろん勉強にはある程度の鉄則がありますが、(暗記法シートなんかはそうですよね)そこからズレる人もいるわけです。そしてそういった人たちには、自分の特性に合った勉強をしなければ成績が伸びません。
最近話した生徒で印象深かったのは、単純暗記は得意ではないもののストーリー暗記なら得意だという生徒です。ここではその生徒をAくんとします。Aくんは英単語帳としてターゲットを使っていたのですが、なかなか暗記ができませんでした。しかし暗記そのものができない、というわけでは無いのです。唐突ですが、みなさんはこの漫画をご存知でしょうか?
そうです、キングダムです。Aくんも私も好きな漫画です。しかしいくら好きと言っても、私は細かい内容(人物、戦いの詳細、戦略、流れ、そのあとどうなるのかなど)までは覚えていませんでした。なぜならキングダムは現在72巻(今月19日に73巻が発売予定)も出ているんです!!さすがに覚えていられません!!!ですが、なんとAくんはこの莫大な情報量を細かい内容まで説明して見せたのです。これは立派な才能です。私はここからヒントを得て、Aくんはストーリー(流れ)があれば英単語でも暗記ができるのではないかと考えました。そこでシステム英単語のミニマルフレーズ(例文)を中心とした暗記に変えてみたところ、即効で暗記ができるようになりました。このように人には向き不向きがあります。自分の特性に合った勉強をすることが成績UPの秘訣なので、今のやり方でうまく行っていない人は一度福原まで相談しに来てください!一緒に打開策を見つけましょう!
もうひとつ勉強法という点でお話させていただきます。
「表面上では同じ行為」に見えるやり方も、実は異なっていたりします。「単語帳を回す」という行為を例に挙げてみます。私は英単語を覚える際には何回も何回もすり減るほど回して記憶をしていました。しかし、ただ単純に英単語とその和訳を照らし合わせていたわけではありません。(多くの人はこれ止まりだと思います。)
私が単語を回すときの脳内を説明するとこのようになります。
consider (考えているイメージで)「~を考慮する」
improve (上に向かうイメージで)「向上する」
gorverment (テレビでよく見るあのお偉いさんたちのイメージで)「政府」
私はこのように英単語を見たときに、そのイメージを思い浮かべながら回していました。単語にイメージを与えてあげると、字面ではなく分かりやすく頭に入るので定着がしやすかったです。と、まあここで私が言いたいのは、一見同じ「単語帳を回す」という行為でも、人によってはぜんぜん違う勉強になっているということです。自分の勉強を振り返るときに、どのように、何を意識して、どのくらいのペースで、などといったことを言語化してみましょう。そうすると躓いている原因が分かるかもしれません。そしてそこから改善できれば、表面上は今までと全く同じように見える勉強でも、より密度の濃いものとなるはずです!
今月は以上です!
それではまた来月!!
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高校生、浪人生だけでなく、社会人受験生も通ってくれている静かな校舎です。