こんにちは武田塾中山校です
受験生は追い込みの季節になってきましたね。
今回は模試についてです。
もうそろそろ受験前最後の模試の時期になります。そんな残り少ないイベントに対して、どう向き合うのがいいのでしょうか?
今回は、武田塾中山校の講師に現役時代の模試への向き合い方を聞いてみました!
色々模試のことで悩みがある方は、参考にしてみてはいかがでしょうか?
目次
プロフィール
名前:小金澤先生
大学:明治薬科大学
現在の大学
明治薬科大学
受験科目
英語、数学ⅠA、ⅡB、化学
模試について
どの模試受けた?
・進研模試
・駿台模試
・全統模試
・代々木ゼミナール 慶大入試プレ
どこの場所で受けた?
上2つに関しては、高校で強制的に受ける模試だったため、高校で受験をしました。また、高校入試のために「受験休み」というのが2月ごろに2週間程度あったのですが、その時には、別の会場で学年全員で受験しました。
下の2つに関しては、自分で申し込みを行い受けたため、それぞれの会場、特に塾で受験しました。
大学が会場になっているものを一度は受けてみることをお勧めします。椅子の感じなど、高校や塾と全く違ったりするので見てみるという意味では大学での受験ができるのであればしておいたほうが当日焦らずに済むかなと思います。
入試本番までにどれくらい受けた?
基本的にめんどくさがりな性格のため、2年生までは学校で強制のもの以外はほとんど受けていませんでした。ただ、高校で強制的に受けるものがそこそこ多かったので、そこまでの問題はありませんでしたが、3か月に1回程度は受けれるように自分で調整できるといいのかなと思います。
高校3年生になったころから、自分の志望校のための模試やタイミングが合う模試は受けるようになっていきました。
模試を受けるまで
共通テスト対策ってやってた?
私の志望校が私立ということであまりちゃんと対策はしていませんでした、、、。私立であったとしても、「共通テスト利用」というのがあるのでしっかりと対策すればよかったなと思います。
「共通テスト利用」を簡単に説明すると、共通テストの点数を使って合否を判定されるという方式です。そのため、共通テストを1回受けるだけで複数の大学で合格がもらうことができます。複数の大学に受けに行く手間が省けるのに加えて、細かく過去問を解いて研究をする必要もないため、滑り止めの大学に使うにはもってこいの方式だと思います。
(共通テスト併用は、追加で独自試験を受ける必要があるものもあります。受験校の方式や受験科目は調べてみてください。)
実際に受けた科目は?
英語、リスニング、数学ⅠA、ⅡB、化学、国語(現代文)
国語(現代文)に関しては、「現代文だけの得点を使います」というのが私が受けた大学の要綱にあったのですが、現代文だけを受験するという方式はありません。なので、みんなが「現代文」に加えて「古典」「漢文」を受ける時間で「現代文」のみを解きました。そういったイレギュラーなケースもあると思いますので、早めに受験科目は確認しておくことをお勧めします。
共通テスト対策用の参考書とか解いてた?
3年生の11月ごろには解いていたと思います。
私は模試のようにテスト形式になっており、それが5回分セットになっているものを3種類ぐらい解いていたと思います。これも学校指定のものをメインで使っていたので、特にこだわりがあったわけではなく、とにかく方式に慣れることを目的に解きまくった印象です。
それに加えて、12月中旬ごろから「過去問」を何年分も繰り返し解くことで対策していました。
時間配分は考えてました?
時間配分は、割としっかりめに考えていました。
私は、長文を読むのが人に比べて苦手だったので、特に「英語」で考えていました。模試や過去問を解くときに、「この大問が解き終わった段階でこのぐらいの時間」というのを記録して、うまくいったかどうかを判定し、「もう少しここに時間が欲しい!」や、「もう少しここの時間は削れる」というのを毎回確認して、より良い時間配分を考えていました。
対照的なのが、「現代文」でした。全く、時間配分は考えていませんでした。時間に余裕があり、それを気にしてゆっくり解こうとすると気にしすぎなのか得点率が悪くなるタイプでした。そのため、時間が余ることを前提に、時間を気にせずに解くようにしていました。
普段と違う緊張感の中で問題を解くと、自分のペースが乱れたりしてしまいます。そうなると、最後の問題にたどり着けなかったりします。それは不完全燃焼でとても悔しいと思います。普段から時間配分は意識して最後の問題まで時間を残せるように調整ができるように準備するといいと思います。そのためには、模試などの似た問題で慣れていく必要があるのかなと思います。
記述模試対策してた?
私は、私立志望だったため、こっちをメインで対策していました。
とにかく、普段問題を解くときにも記述式で採点されるつもりで記述を書いていました。
「記述が書けません!」というのもよく聞くのですが、まず始めは解説を書き写すぐらいの感覚でいいのかなと思います。その時に、「どうしてこの流れで書くのか」「どうしてこの一文は必要なのか」を考えるようにしてみてください。そうすると、少しづつ記述の感覚がつかめてくると思います。
一朝一夕で身につくものではありませんが、毎日繰り返せば、確実に力になっていきます。
模試本番!
何分前に来てた?
学校で受けるときは、ギリギリでした、、。本当に良くなかったなと思います。
塾で受けるときには、20分前にはついていたと思います。ただ、これもギリギリではあるので、もう少し、余裕をもって到着できるといいかなと思います。
この時の基準は、「本番、何分前に着けるように家を出るか」です。始めていく試験会場、どれくらい余裕を持って出ますか?そのシュミレーションをもとに何分前につくかを決めてみてください。
ルーティンとかあった?
ルーティンは、ありませんでした、、、。
緊張するタイプの方は決めておくと少しは緊張が和らぐのかなと思います。
直前に使う参考書は?
英語は、単語帳、文法で苦手な問題を一覧にしたもの、
数学は、公式集、
化学は、有機、無機の暗記するべき知識をまとめたノートを見ていました。
とにかく、「苦手なところの復習、確認」で自分の不安を解消することを目的にしていました。
また、どんなところが知識としてあやふやかを事前に考えておき、それをメモしてまとめておくことをおすすめします。
模試を受け終わった後
帳票はどこを見てた?
一番は、大問ごとの正答率を見ていました。
私は苦手な範囲がはっきりしているタイプだったため、その範囲が得点できるようになっているかを確認していました。
判定って気にしてた?
全く気にしていなかったというとウソになりますが、ほとんど気にはしていませんでした。
判定よりもどこを対策したら偏差値が伸びるのかのほうが気にしていました。
復習のやり方
問題を解くときに、迷ったものはしるしをつけて置き、迷ったもの、不正解だったものをノートにまとめて自分なりの解説を書いていました。自分なりの解説を書くのは、自分の中で内容を整理して理解をするためにやっていました。模試では解説がもらえると思いますが、それだけだと、1か月もするとどうやって理解したかがわからなくなってしまうので、自分なりにまとめなおしていました。
復習するタイミングとしては、模試を受けた直後に軽くわからなかったものを確認し、帳票が返ってきたタイミングで改めて確認をするようにしていました。直後の確認をしない人も多いかと思いますが、記憶が新鮮なうちにどこまでならわかっていたのかの確認は少なくともしておいたほうがいいと思います。
最後に
模試は、本番の状況がいかに再現できるかが重要になってくると思います。練習でやっていないことを本番でやろうとすると必ず焦ってしまいます。練習の段階で本番がしっかりとイメージしながら受験しましょう。また、模試は受けっぱなしにせず、しっかりと復習することで知識が定着していきます。面倒に感じるかもしれませんが、復讐までしっかりとやりきるようにしてみてください。
以上です。