「武田塾ってひどくないですか!?」
そうなんです、武田塾ってひどいんですよ笑
実際にGoogle様で「武田塾 ひどい」と検索すると色々と出てきますね。
★武田塾についてネット上では評判が悪いようですが、皆さんの評価を聞きたいです
★武田塾の評判・実態を2年間講師をやっていた視点でまとめます
この辺が上位に上がってきますね。
中を読むと否定的な意見もあれば好意的な意見もあり、なかなかに考えさせられます。
今回は「怪しい?武田塾の評判を元塾生が暴露。浪人生の口コミ。」ブログを参照しながら、武田塾中山校の朝重が内部から見た武田塾のひどさを語ってみたいと思います。
怪しい?武田塾の評判を元塾生が暴露。浪人生の口コミ。
武田塾には行かなくて良い
この記事の筆者であるフロッキーさんは武田塾には「正直行かなくて良いと思います。」と言っています。
奇遇ですね、実は僕もそう思ってました!
武田塾に通う基準!?できる人は通わなくていい?|受験相談SOS vol.1717
理由は大きく2つあるとおっしゃられています。
①授業がない割に費用が高い
そうなんですよね。武田塾って授業もしてないのにお金を取るんですよね。
「予備校」を授業を提供する場と定義するなら、武田塾は予備校という言い方は変えた方がいいと思っています。
授業を受けたい方には武田塾は本当にお勧めできません!何せ授業をやっていないんですから。
そういう方は是非他の予備校に行ってください!
・・・??
でも高校で既に授業はやってましたね・・・。
授業を受けたら学力が上がる人(自学自習が授業の後にできる人や、受験勉強と定期テスト勉強を区別できている人)は新たに予備校にいく必要はそもそもありませんでした。間違ったことを言ってしまうところでした。あぶないあぶない。
映像授業の予備校に行けば月当たり10万円以上かかることもざらにあります。スタディサプリなんかは月2000円弱なので、どうしても学校の授業だと納得できない人はそっちの方がいいかもしれませんね。授業にはお金がかかるので。
フロッキーさんは以下2点を自分でできるから通う意味が無いと言っています。
宿題を出される
確認テストの実施
それもおっしゃる通りですね!それができる人は武田塾に通う必要なしです!
家事で例えるならば、料理が自分でできるならお母さんに作ってもらう必要はないですし、お風呂の掃除も自分でできる人は自分でやれるわけです。
(宿題に関して、晩ごはんに例えてみましょう。晩ごはんにもランクがあると思います。僕なんかは男飯しか作れないですし、作ると言ってもカレーとかインスタントラーメンぐらいのもんです笑 でもこれでもご飯を作っていると言えば作っていますね。でも外食に行けば自分では作れないような料理を食べられたりします。高級フレンチなんか、とても食べてみたいものではありますが、どうやっても自分で作れるとは思えません。武田塾の出す宿題はフレンチ料理に近いと思います。食べる順番も指定しますし、ひとつひとつの料理の食べ方にまで口を出しますから笑)
なんでもそうですが、自分でやれる人は自分でやればいいし、それをできないと思ったり、面倒くさいと思うなら外注すればいいと思います。
自分で満足いく晩ごはんを作れる人は、お母さんに料理を作ってもらわなくていいし、高級フレンチのお店にわざわざ行く必要もないのです。(ただし、自分の時間コストや、材料に対してのコストはかかります。)
自分がご飯を作れなかったり、もしくは自分が作れない料理を食べたいからこそ、お金を払って料理を作ってもらったりするわけですね。
②決まった解法がない教科は教えてもらえない
これは字面だけではちょっとよくわかりませんでした。僕は「特訓の中では公式などの説明しかしてもらえない」と読み取りました。(違ってたら教えてください!)
これは違うんじゃないですか。実際はもっとひどいはずです。
特訓の中でも説明してもらえないんじゃないでしょうか?(多少誇張しています。特訓内での解説の分量に関しては校舎差があると思います。)
ちなみに、武田塾的にそのようなやり方をしている理由は2点あります。
・その生徒がわからないところだけを教えても直接学力向上にはつながらないから
例えば宿題に出した分量を100とします。武田塾で行った確認テストが10だったとします。そこで生徒が2間違えたとします。この場合、生徒は2×100/10=20できていないと想像できますね。その場で生徒が間違えた2を解決したところで、残りの18は未解決のままになってしまいます。これでは学力の向上が見込めないと考えます。ですので武田塾的には、そもそも宿題を100出したら100の状態にしてきてもらうことを目指します。どうやったら100にできたのかを毎回話すのが特訓の中で行われることです。
・復習することを前提に考えれば、特訓時の解決では間に合わないから
武田塾では特訓の時に、前回出した宿題範囲が仕上がっているかを確認します。仕上がるというのは、理解したあとに反復してやっと到達できる状態です。だから理解できなかった問題は特訓まで寝かせずに、その場で解決するように指導します。そうでないと理解できていない問題(一番復習が必要な問題)が復習されないことになってしまうからです。
ただ、特訓の中で教えてくれないという指摘はごもっとも!それはやはり個別指導の塾としては全然ダメですね。
武田塾はひどい個別指導塾です。
偏差値は上がった?
さて、記事内でフロッキーさんはこうもおっしゃってます。
僕の成績の伸びを書いておきます。 現役 日東駒専がお話にならないレベル 浪人 日東駒専は余裕をもって受かるが、マーチは合格点ぎりぎり と、かゆいところに手が届かない感じ。 偏差値でいうと45→55ぐらいでしょうか。 武田塾の効果もあるかもしれないが、ほぼ独学によるものだと思います。 確かに武田塾の参考書最強説は正しいと思いますが、参考書最強説は自宅でできるのと、武田塾に通っても月5万の価値がプラスさえることはなかったですね。
そう、成績自体は上がっていますが、あくまでそれは独学によるものとのことだったわけです。
(偏差値の伸びだけで言えば大手予備校に通うよりも上がっているかもしれません。普通にすごいことだと思います。)
つまり、ほとんどフロッキーさん自身の力で成し得たことを、武田塾は予備校として売りにし、お金を得ていたわけです。
聞けば聞くほど、武田塾ってなんてひどい塾なんだと感じてしまいますね。
ところで、月5万円ということは個別管理特訓Lを受講していたと想像できますが、実際にこのコースは自力である程度以上できる人向けのコースになっています。しかもこのコースは2科目までの受講なので、3科目目は自力で勉強されていたはずです。フロッキーさんの学力の伸びは本当に自身の努力による賜物です。
武田塾は何のためにある?
そんなにひどい塾なら、武田塾って何のためにあるんでしょう?
まったく必要ない塾なのでしょうか?
いえ、そういう訳でもないと朝重は考えています。
もちろん、フロッキーさんの言っていることは全くもって間違っていないです。
武田塾は正直、「行かなくていい」塾です。
ただし、大事な枕詞がつきます。
「フロッキーさんのように、自分で勉強できる人」なら、行かなくていい塾です。
そう、フロッキーさんにご指摘いただいている部分は、自分でできる人の視点です。
自分で全部できるなら、お金を出す必要はないですよね。
しかし、それが出来ない人にとっては、武田塾の需要はあると思っています。
それが出来ない人、というのは、「分からないことはすべて質問して解決してきた」人とも言えるかもしれません。
独学が出来る人は、自分に分からないことは自力で調べられます。
分からないことが何かに気付けるし、何をどう調べたらいいかがわかるからです。
でも、本当に勉強のやり方が分からない人は、調べ方もわからないのです。
なぜなら自分が何がわからないかがわからないからです。
例えば、本を読んでいるときに分からない単語が出てきたら、辞書を引いて調べれば読めるようになります。しかし、辞書の引き方を知らない人に辞書を渡しても、その単語の意味はいつまでも分からず、ずっと読めないままです。
例えば、料理のレシピを見たら誰でも料理は作れます。しかし、砂糖がどのような味なのかわからず、ただただ分量を指定されたという理由で砂糖を入れている人は、砂糖を別の料理へ応用などできないでしょう。
そうなったときに、辞書(もしくはそれに準ずる物)ではなく人に頼り、尋ねることを選ぶ人が、まさに武田塾の考える「出来ない人」です。
そういう人は今後一生辞書を引いて本を読むことは無く、逐一人に言葉の意味を尋ねながら文章を読むことになります。砂糖の味を知らないため、料理に甘みを加えたいときに砂糖という発想が出てこず、他人に判断を委ねることになるのです。
それだと効率が悪いし、質問のできる環境なんて大学までなんです。
社会を自力で生きていくための根本的な力を身に着けさせることが、武田塾のやっていることです。
なんで授業をしないのに高いのか?
これまで授業で学力の上がらなかった人でも「学力が上がる」からです。
(武田塾は予備校を「学力を上げる場所」と定義しています。授業を提供する場ではありません。例に漏れずフロッキーさんも学力は上がっていますね。)
なんで特訓の中で解説をしてくれないのか?
そもそも解説で学力が上がる人は、授業で学力が上がっているはずです。
つまり、そうではない人=「自分の欲する情報に適切にアクセスできない人」に、それを気付かせてあげることが目的だからです。
授業を聞いて成績を上げられる人にとって、武田塾は授業もしない上に高いし、ひどい塾です。
ある意味講師をやっている人間というのは、自分も含めてある程度の実力があるので、恐らくは多くが「授業で学力を伸ばせる人」です。
だからそういう意味でいうと、朝重も自分には武田塾は必要ないと思います笑
ただ、それが出来ない人、つまり、授業でお金に見合うだけのものを吸収できない人にとっては、少なくともべらぼうに高い、という見え方はしないのではないかと、一講師としては思います。
さいごに
という訳で、今回は武田塾が「ひどい塾」である理由を内部の人間なりに取り上げてみました。
唐突にこのような取り上げ方をしてしまい、フロッキーさんには大変申し訳ございません。
フロッキーさんのような意見もまた、武田塾を必要としない人に届くのであれば大変有意義であって、武田塾の一講師としてはとてもありがたい限りだと感じております。
そういったご意見はすべて正当なものであって、反論が出来る類のものではないですが、それを武田塾の存在意義はこういうものである、ということが今回の記事で伝わっていれば幸いです。
さて、ここまでこの記事をご覧になってくださった皆様の中に、先ほど「出来ない人」と言い放たれてしまった方はどれくらいいらっしゃるでしょうか。
そういう方に「武田塾はひどい塾」という評価だけが一人歩きし、武田塾を見放してほしくない、むしろそういう人にこそ届いてほしいと思い、この記事を書かせていただきました。
武田塾、もしかしたら自分に必要かも…?と少しでも感じられた方がいらっしゃれば、是非とも無料受験相談にお越しください!
以上です。
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