こんにちは、武田塾中山校の坂田です。
武田塾で働き始めて3年くらい経ちました。
武田塾の認知もされてきたのか、武田塾でアルバイトをしていると周りに言うと、必ずこれを聞かれます。
授業しないのに、何してるの?と。
私はその時、いつも答えに困ります。
なぜならやっていることが一つじゃないからです。
例えば、対面授業を行っている塾で働いているなら
「塾で今何やってるの?」
「生徒たちに生物の発生の部分教えてるよ。」
とすぐに返答できると思います。
また、映像授業を売りにしている塾の『講師』と言ったら映像の中で喋っている人になりますし、大学生はチューターさんとか言われている人たちなので、
「塾で今何やってるの?」
「質問対応とか担当生徒が動画をどれだけ見たかをチェックしてるよ。」
って言えると思います。
まぁ、実際にそこで働いている人からするともっとやることはあると怒られそうですが、講師っていうとやっぱり質問対応したり教えたりそんなイメージが先行します。
↓こんなイメージでしょうか。
ですが、武田塾の講師は他の塾の講師とは、全く違うことをやっています。
今回は私が武田塾で何をやっているのか詳しく話していきたいと思います。
武田塾の講師の役割
講師の枠割:特訓編
武田塾では、授業はやっていません。ですが、生徒一人一人に合った特訓を提供しています。
その中でも、特訓内の個別指導で講師は大活躍しています。
個別指導とは、約1時間の中で確認テストの結果から宿題のペースを決めたり、スケジュール管理を行ったりします。
また、確認テストでは見えないような深い部分を探るために、逆質問(講師から生徒への質問)も行います。
もちろん自学自習も大事ですが、どこまで参考書をやったら完璧と言えるのかは個人差があります。
武田塾では「他人に説明をできる」という段階を完璧になったと定義しているので、最も大切な時間だと個人的には思っています。
では、それぞれ私たちがどんな感じでやっているのか詳しく話していこうと思います。
スケジュール管理
これはなんとなくわかるかと思いますが、一日に何時間勉強をしているのか、そして何の教科の参考書をどれくらい行っているのかを管理しています。
時間の使い方は、受験勉強においてとても重要です。
たとえ12時間勉強をしていたとしても、ダラダラと取り組んでいれば8時間勉強した人と差がつかないかもしれません。
せっかくやったのに、すごく勿体ないと思います。
最大時間×最大効率
勉強の理想形はこれです。
これを読んでくれている人もきっと頭ではわかっていると思いますし、目指している人も多くいると思います。
ですが、実現できる人は一握りです。
わかっているけどできない、明日の自分に託してしまう。
また、ついつい言い訳をして結局できていない人が多いのではないでしょうか。
この甘えが入ってしまうところを、第三者を入れることで是正します。
だから、私たち講師は生徒から一日の勉強できる時間を伝えてもらい、その時間で終わり切る分量を日々相談しながら決めているのです。
ペース管理
武田塾では、ルート表というものが存在しているのはご存知でしょうか。
日大、MARCH、早慶(その他大学もろもろ)に合格するためにそれぞれ最短でどの参考書をどれだけやるのか、またどんな順番でやるのかをまとめたものです。
しかしどれをやればいいのかわかっていても、目標から逆算して毎日同じペースで参考書を進めるのはかなり難しいと思います。
例えば、夏休みの宿題はいつ終わりますか?
最初に一気にやってしまう人、毎日コツコツやっていく人、最後に一気に終わらせる人。
いろんなタイプの人がいますが、その中でも最後に一気に終わらせる人は、受験勉強でも焦り出してから勉強を始める傾向があるように感じます。
というのも、自分が同じ経験を何回もしているからです。
宿題は形はどうあれ終わらせればそれで良いのかもしれないけれど、受験勉強は毎日少なくてもコツコツ勉強している人の勝ちです。
長期に渡って定着させる必要がありますからね。
では、毎日コツコツ勉強するのが苦手な人も小学校の宿題は毎日提出していませんでしたか?
私は、このブログを書きながら漢字スキルとか計算ドリルとかの範囲を連絡帳に書いていたのを思い出しました。
宿題をしている間は、勉強を嫌でもやっていましたよね。
やりたくないのに毎日勉強が出来ていたのは、なぜなんだろう?
私は、後伸ばしにする空き期間がないことが理由だと思います。
夏休みのように長期休みであればまだ時間はあると思ってしまい、ついつい後回しにしてしまいますが、一日単位で宿題を出されてしまったらやらざるを得ません。
だからこそ、武田塾の講師は最短ルートを一日ごとに宿題として個人のペースと理解度に合わせて進めていきます。
参考書の理解度の向上
武田塾の講師にとって最難関のやることがこれです。
通常は、分からない問題があったときに生徒から先生に対して質問をします。
これは、自分が分からないと思った問題だけは解決されますが、根本的な問題の解決はできていないかもしれません。
例えば、AさんがNextStageのある一問の意味が分からないとします。
Aさん「ここは、なんで which を選ぶんですか?」
B先生「先行詞があって、後ろが不完全文だからだよ。」
Aさん「なるほど、分かりました。」
大体の質問対応は、こんな感じではないでしょうか。
そうなると、Aさんは全く同じ問題は解けるようになりますが別の聞き方をされたら答えられるか微妙なところだと思います。
しかし、この質問が加わるとどう思いますか。
B先生「じゃあ関係代名詞の which はこの問題で使えるけど、 that の場合はどう?」
この問いに対して、 「非制限用法では that が使えない」のように、 that の使い方を色々答えられたなら参考書の内容をしっかり理解しているといえると思います。
ですが、質問に対して答えられなかったらそれは分からないところがあったり、アウトプットが苦手だったりと生徒の苦手な部分が明確に分かります。
また、分かっていたとしても生徒自ら自分の知っている知識を話すことによって定着率も上がります。
個別指導の時間には、問題を解くだけでは気付けないところのサポートやアウトプットの練習を行っています。
生徒のどこが定着が甘いのか、また本当に理解できているのかを確認テストの結果を見ながら質問を考えるのが結構大変だと私は思っています。
弱点が見つかった場合、勉強法の提案をし、より良い自習ができるように指導します。
個別指導の時間の一番重要なところです。
講師の役割:受付編
じゃあ、武田塾では講師の人に質問はできないの?
と今までの内容を見ていると思う方も一定数いると思います。
もちろん武田塾でも質問対応をしています。
ですが、個別指導中ではありません。
質問は受付で受けています。
武田塾中山校に入ると目の間に大きなカウンターがあります。
ここが受付です。
そして、受付には最低1人は必ず常駐している先生がいるのでいつでも質問対応可能です。
そしてタブレットの貸し出し、お悩み相談、なども行っています。
質問対応
先生によってできる科目は変わりますが、いつでも質問対応をしています。
私が生徒だったときは、もともと取っている講座の科目以外も分からなかったらどんどん聞いてました。
参考書に限らず、赤本の問題やワークの問題などどれでも質問できるので、自習しているときに分からない問題があったら聞いてほしいと思っています。
「意味が分からないけど、丸暗記しちゃえ。」は絶対ダメです。
その場合は質問をして、ちゃんと逐一理屈から理解していくと、初見問題にも強くなっていきます。
そのあと、逆質問とかもやっているので1聞いて10のことを持ち帰れる場所です。
(質問によっては、忘れている内容もあるので一緒に考えることもしばしば・・・。そこはご了承ください。)
最後に
いかがだったでしょうか。
武田塾の講師がやることって意外と多いんですよね・・・。
(しかもここに挙げたものは講師全員がやることであって、リーダーになるとさらに、「講師の管理」「生徒が模試を受験したかの管理」「生徒が未受講の科目の状況把握」「フラれた生徒のメンタルケア」「定期テストの結果把握」などなど………いっぱいあって書ききれねー!)
ゆえに、私が今まで長々と文章に書いたことを総括すると、
『楽なことなんて一つもねぇよ!!!』
ということです。
失礼、心の声が漏れました。
もちろん一番大変なのは受験生の皆さんです。
それは言わずもがなですがたまーに、武田塾で講師やっていると言うと
『授業しないなら楽そうじゃん。』
という輩がちょこちょこいるので、これでわかってくれたらいいなーって思いました。
以上です。
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