こんにちは！
武田塾長崎校です！
今回は「理科」についてです！
令和7年度から共通テストが新課程に変わります！
今年の浪人生は新課程の共通テストについて
不安を持っている人もいると思います。
今回取り上げる「理科」も新課程に変わっています！
今年度から何が変わるのかを見ていきましょう！
今回のテーマ：浪人生は理科を新課程か旧課程の
どちらを受験すべき？
1、新課程、旧課程「理科」の代表的な違い
理科には物理、化学、生物、地学の4科目がありますが、
最も変わるのは、化学、生物です！
物理の出題範囲自体の変更はありません。
化学の変更点
化学は熱化学の範囲が変わります。
今までは熱化学方程式といってイコールがついた
化学変化と、数値を表すということをしていましたが、
そこにエンタルピーという今までは
大学の範囲だったものが
出題されます！
よって符号が今までとは逆になります！
そこが一番大きな変化です！
重要な部分が考え方から変わっているので
しっかり調べてから本番に臨みましょう！
また、用語の変化もあります！
「気体」から「固体」、「固体」から
「気体」になることを
「昇華」と表現していましたが、
新課程では、「気体」から「固体」
への変化を「凝華」と変更しています！
さらに、「アルカリ土類金属」の定義が
「2属全部」に変更になったりと、
変更点が多いです。
高校の範囲で曖昧だった部分が
大学での原則に合わせることになったため、
学び直しが必要です！
しかし、変更点は分かりやすい範囲が多いため、
浪人生でもしっかり対策すれば問題ありません！
生物の変更点
生物は化学よりも変更点が多いです。
メインの内容ががサブになったり、逆に
サブの内容がメインになったりしています。
教科書で扱う重要な箇所が変更になっているので、
入試問題も変わってくる可能性があります！
よって化学にも生物にも大きな変更点があります！
2、共通テスト大学側の対応
共通テストでは浪人生に対する「配慮」が
あります。
よって浪人生は安心して共通テストを受ける
ことができます！
では、国公立、私立の受験ではどうでしょうか？
このことに関しては大学側で変わってきます！
配慮を行うと明言している大学もあれば、
明言していない大学もあります。
大学によって対応が異なるので、
志望校についてはHPで調べておく必要が
あります！
数学に関しては配慮を明言している
大学が多いですが、理科に関しては、
明言されていない大学の方が多い印象です。
東京大学は数学に関しては「統計」を
出題すると明言しています。
しかし、理科の出題範囲は「全範囲」です。
京都大学は新旧過程での配慮を明言しています。
配慮を明言している大学としていない大学の
両方の大学を受験するときには、
「新課程」を勉強している方が、若干有利
だと考えます。
3、旧課程で受けるメリット、デメリット
旧課程で受けるメリット
・過去問と出題範囲が同じなので、
過去問演習がしやすい。
・現役の時に勉強した内容が
無駄になりにくい。
現役の時の積み重ね、貯金があるので
有利に戦うことができます！
旧課程で受けるデメリット
・志望校によっては全く配慮されないことも
あり得る。
・模試で配慮されない可能性がある。
・基本的に増刷されないので、参考書が
手に入らない可能性がある。
今持っている参考書で戦わなければならないし、
浪人生用の模試を作ってくれるところは
少ないと思います。
変更点は些細ですが、余計な配慮事項が増えて、
勉強の心構えに影響が出る場合があります！
4、新課程で受けるメリット、デメリット
新課程で受けるメリット
・基本的にすべての大学で使える。
新課程で受けるデメリット
・一部の参考書は改訂町のため、
十分に対策の時間が取れない
可能性がある。
・学び直しが必要なので勉強の負担が
増える。
このように考えると、デメリットは少ない
印象です！
現役時、旧課程の勉強ができていなかった人は、
新課程に切り替えることも一つの戦略です。
「橋爪のゼロから劇的にわかる化学の授業」
や、「宇宙一分かりやすい高校化学」
などの参考書を使いましょう！
5、結論
こだわりがない限りは新課程の方が安全！！
各大学で配慮の有無があるので、新課程を
勉強していればまず安心です！
この1年でもう一度リセットしては
いかがでしょうか？
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