長岡高校、長岡大手高校の皆様!!こんにちは
武田塾長岡校です。
今回紹介するのは、数学基礎問題精講に関する動画です。
ぜひチェックお願いいたします!
『基礎問』終了後の伸び悩み解決策4選!
今回のテーマは「『基礎問』をやったのに成績が伸びない時の原因と解決策」です。
現在5月下旬。
『基礎問題精講』を終わらせた人がそろそろ出てくる時期です。
しかし『基礎問』終了後、思うように成績が伸びていない……という人が一定数いると思います。
「『基礎問』をやったけれど変わりがない……」
「初見問題では偏差値が出ない……」
これは大ピンチです。
これから紹介する解決策を参考に、ピンチから脱しましょう!
『基礎問』後成績が伸びない原因①そもそも完璧になっていない
『基礎問』をやっただけで、完璧になっていない状態では、なかなか結果を出すのは難しいです。
「完璧になっていない」状態とは
① | まだ解けない問題が残っている |
② | 忘れてしまっている |
③ | 説明できるほど理解できていない |
などが該当します。
解けない問題が残っている場合、放置せずに全問正解できるようになるまでやりましょう。
忘れたときは復習をしましょう。
初見での正誤をノートや参考書にメモしておくと復習しやすいです。
初見で解けなかった問題は優先的に復習してください!
『基礎問題精講Ⅰ・A』は約150題あります。
例えば初見時に40題ほど間違えた場合、その40問を重点的に復習してもらえたらOKです。
解けない問題が「今」「無い」のか、終わった段階で見直してほしいと思います。
入試でも本番で全部解ける状態でないと意味がありません。
「都度解けた」ではダメなんです!
「完璧になっていない」の一番多い事例として「説明できるほど理解していない」が挙げられます。
やっていくうちに
「この数字はここに代入すれば答えが出るんだよな……」
という操作だけを覚えてしまい、本質的な解き方を理解していないことがよくあります。
必ず、何故この解き方をするのか、問題文より与えられた情報から解き方を説明できるようになることが大事です。
とりあえず与えられた式を計算していって、なんとなく答えにたどり着いた……というやり方では、『基礎問』をやっても伸びません。
計算問題ならいいですが、各分野の後半は思考問題です。
そのため、与えられた問題文から解き方を説明できるようになってほしいです。
解き方を言葉にする練習を徹底したら、初見で使いやすくなります!
85%くらいの人たちはこの「完璧になっていない」に当てはまると思います。
「『基礎問』をやった」のレベルが武田塾の考えるレベルに到達していないんです。
一問一問説明できるまでやり込み、人に解説できるように練習しましょう。
武田塾の実際の個別指導でも
「この問題を授業してみて」
「どうやって解いたか、弟や妹に説明するつもりで言ってみて」
というふうにトレーニングをしています。
そうすることで、説明できる力がつきます。
それでも伸び悩んでいる人には、更なる解決策を提案します!
『基礎問』後成績が伸びない原因②概念の理解ができていない
例えば「場合の数・確率」の分野で、順列(P)・組合せ(C)という考え方が出てきます。
塾生を見ていても、違いを区別できていないことが多いです。
これが「概念の理解ができていない」ということです。
区別できていないと、『基礎問』を覚えるだけになり、『基礎問』の中でしか解けない状態になってしまいます。
本来「順列を使う問題」「組合せを使う問題」を見極められる自信がついてから『基礎問』に挑むようにしてほしいです。
この不足を補う参考書が3冊あります。
『入門問題精講』
『やさしい高校数学』
『初めから始める数学』
上記のような「概念」を詳しく説明してくれている参考書をやり直しましょう。
『基礎問』よりも易しい参考書です。
これらを飛ばしてしまったが故に、「概念」を理解しないまま『基礎問』をやってしまい、『基礎問』が身につかなかった可能性が高いです。
英語で例えると
「『Next Stage』をやっていたけれど、問題を覚えているだけで単元ごとに理解できていないので、『大岩』に戻る」
というような感じです。
この事案が起こりやすい筆頭が「場合の数・確率」です。
次点が「ベクトル」、その次が「三角関数」「指数対数」です。
初めて触れる「概念」が出てきた分野は、根本を理解できるようにしましょう。
逆に、『基礎問』をやった後だからこそ見えてくる世界があります。
最初はちんぷんかんぷんでも、全貌を見た後でまた最初に戻ってくると、大事な箇所が見えてきます!
『基礎問』をやった後で見る『入門問題精講』や『やさしい高校数学』は違った景色になります。
『基礎問』後成績を伸ばす方法①自分の弱点分野を見つけよう
弱点を自覚できていれば楽ですが、自覚できていないケースが多いです。
そこで使ってほしい参考書が『絶対に落とせない必須101題』。
\マストだぞ!☆/
日東駒専レベルの入試問題集です。
MARCHレベルの小問集合なども収録されています。
これを2週間程度、雑でもいいので解けるだけ解いてほしいです。
そして、分野ごとに正答率を出してください。
そうすると、弱点分野が自ずと見つかります。
「数学が苦手」
と考えるのは、範囲が広すぎます。
弱点を明確にし、
「確率が苦手」「指数対数が苦手」
とわかれば、あとはこの弱点分野をできるようにするだけです。
そこまで大変に感じなくなってきましたよね?
『必須101題』をやって見えた課題を、次の1~2週間でつぶしてリベンジして、数学の基礎力をつけていきましょう!
『基礎問』後成績を伸ばす方法②アウトプットの強化をしよう
インプットからでは吸収しきれない場合があるため、経験でカバーする必要があります。
『基礎問』を読み込んで説明できるようにする-インプット型のほうが時間は短くて済むのですが、たくさん問題を解いた経験から使えるようにしていく-アウトプット型も必要です。
一番コンパクトなアウトプットが『絶対に落とせない必須101題』です。
それだけでは網羅度が低いので
『基礎問』の演習問題
『青チャート』
『黄チャート』
『解法のエウレカ 数学Ⅰ・A』
このあたりがオススメです。
そもそも『基礎問』は例題だけでOKなのですが、演習問題までやることによって、応用方法を学びやすいです。
『101題』で見つけた弱点分野は『基礎問』の演習問題まで完璧に仕上げてください。
『基礎問』は絞ってあるぶん問題に限りがあるので、『黄チャート』の同分野でアウトプットするのもオススメです。
『解法のエウレカ』は問題文を分析する参考書です。
『エウレカ』には「PIECE」というパートがあります。
「PIECE」は『基礎問』と同レベル帯で、公式などの知識を学ぶフェーズです。
その先の「実践問題」が『エウレカ』の本丸です!
レベルは『文系の数学 重要事項完全習得編』~『文系の数学 実戦力向上編』に相当します。
『基礎問』よりも難しい参考書ですが、解説がめちゃくちゃ詳しく、思いつき方が掲載されています。
*竹内英人、小倉悠司『入試問題を解くための発想力を伸ばす 解法のエウレカ 数学Ⅰ・A』(Gakken、2023年)66頁
「この問題はこういう理由でこういう解き方なんだよ」と丁寧に解説してくれている一冊です。
レイアウトもとっても見やすいです。
武田塾には「生配信コース」というオンラインで勉強計画のサポートをするコースがあります。
生配信コースでは勉強計画のみのサポートとなるため、『基礎問』だけでは伸びない生徒が一定数います。
そのような生徒に『エウレカ』をやってもらったところ、I・Aがぐっと伸びました!
『エウレカ』は考え方を重視させる参考書なので、『基礎問』では意識していなかったことを意識しまくるようになりました。
成功率8~9割!
『エウレカ』をやって伸びなかった人はいません。
数学の勉強法から変えていくイメージです。
「結局、数学も暗記じゃん……」
という印象から
「その暗記をどう使うかが数学!」
というふうなことが、意識しやすくなります。
『基礎問』では問題を読んで、解いて、わからなければ覚える、と単純な勉強になっていたのが、『エウレカ』を使うことによって、より実践的なレベルに引き上げてくれます!
大問の⑶に出てくるような複雑な問題も、絶対に取っ掛かりがあります!
作問者が、数学がわかっている人には伝わるメッセージを必ず出しています。
それに気づけるようになれば、数学の成績は一気に伸びます。
問題文をちゃんと読むことが数学ができる人の必須条件です。
それを鍛えてくれるのが『エウレカ』です!
高1・2生は『エウレカ』をやってほしいです。
高3生が『エウレカ』をやる余裕があるかというと、時間的に厳しい部分があります。
高1・2生は『基礎問』をやり、手ごたえがないと思ったら『エウレカ』をやってもらえれば盤石です。
『必須101題』もやれば十分です!
闇雲に勉強する必要はありません。
自分に効果的な参考書を把握しましょう。
『基礎問』終了後の伸び悩み解決策まとめ
①そもそも完璧になっていない
②概念の理解ができていない
③自分の弱点分野を見つけよう
④アウトプットの強化をしよう
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